
いよいよ明後日の4月14日土曜日、新東名高速道路(以前は第2東名と言われてました)が開通します!
区間は御殿場JCT(静岡県御殿場市)から浜松いなさJCT、またそこから旧東名への連絡通路も開通し、三ケ日JCT(静岡県浜松市)までの
総距離162kmが開通します。
素人の個人的な興味としては、以下3点。
あくまでこれまでニュースとかで読んだトーシロの認識なので、誤りとかある可能性があります。参考程度にお願いします^^;;
1. 高速道路の建築技術
最新工法を使っていて興味深いこと!土木学会からこの数年間で数々の賞を受賞し、素人の私が見ても見たことの無い構造をしている橋とかあります。
2. ITSスポット(DSRC)
これは、超ざっくり言うと色々なサービスを1つのナビ集約させようとするものですが、個人的に一番のポイントだと思っているのが安全運転支援機能が付加されることです。
例えば、道路上に設置されたカメラからの走行車両画像を解析し、事象を検知して、ITSスポットと呼ばれるこれまた道路上に設置された機器に配信し、そこから走行車両の受信ユニットに配信する仕組みがあることです。ちと説明ヘタで分かり辛く、かつ詳細は不明なのですが、具体的には
a) 車がヘンな向きを向いていることから事故を検知→「この先事故注意」を即座にナビに表示
b) 車が密集していることを検知→突然の前車のハザードよりも前に「この先渋滞注意」を即座にナビに表示。余裕を持って減速。
c) 車じゃない形を検知→「この先落下物注意」をナビに表示
等の実装が考えられます。上記勝手な想像ですが、a)は、以下の通り公式ページでも明言されていました。
対応ナビが必要なので、個人が導入するのは丁度ナビの入れ替え時期になった方からになると思いますが、既にアルパ、カロ、パナ、三菱からは昨年対応ナビが発売されています。ナビ入れ替え時は私も検討しますが、実際に買うかどうか!?は不明です。
機能としては魅力的ですが、この機能を車載するためには、基本的にはETC機能付のITスポット(DSRC)対応車載機を積むことになるのですが、こう言う機能を望む多くの方はETCが既に設置されていると思われるため、そこが最大の問題になると思われます。個人的には配線を内装に埋め込むの頑張ったのになぁ・・・とか細かい話もありますが、既に設置していて何も問題なく動作しているETCを、このためにわざわざ交換、再投資するのか?と言うのは大いに疑問です。その辺よい方式を実現しないと、普及には恐らく時間がかかってしまうことでしょう。
3. 最高速度検討
これは個人的にはとても気になっていた問題なのですが、結局
新東名の最高速度は100km/hでスタートします。設計基準は120km/hまでの基準しかないため、120km/hがOKな設計、
但し140km/h走行も可能なように作られています。最高速度の決定にあたっては、利便性の観点から 140km/h等、100km/h超の設定を検討されて来ましたが、警察の意見として、検証が不十分であり、直ちに引き上げる必要なしとして100km/hになったと言う経緯があります。
検討体としては、静岡県にて「
ふじのくに交通ネットワークビジョン検討委員会」があり、最高速の引き上げが要望されています。ちなみにこの検討委の検討内容は国外まで含めた広範の検討を行っていますが、静岡と言う地理から東京・大阪間の基幹交通ネットワークの多くを検討しており、新東名以外にもリニア新幹線とか、かなりアツい検討体になります。
140km/hが絶対値として即座に危険だとは思いませんが、個人的には低速走行車等との速度差が大変大きくなり、かつ2車線区間があるため確かに危険、だと思います。3車線化されると、前が完全にふさがれるリスクは飛躍的に減ると思われます。
なので、拡幅等の整備を進めながら、十分な検証を行って警察の合意を得て、いずれは140km/h化されれば、、、と思います。このご時世に、100km/h設計よりも建設費のかかる120(140)km/h設計をしておいて無駄との意見もありますが、私はむしろ将来の社会発展を見据えた大局的で立派な判断だと思います。
以上が興味ですが、
何はともあれ1度走ってみたいですね^^
東京から愛知までの距離も短縮化され、もしこの後最高速も上がるようであれば、渋滞緩和や登り勾配が概ね2%程度であること等と相まって本当に気持ちよく走れそうです^^
コーナーのRがゆるく、恐らく東北道のような感じなのでは・・・と勝手に想像していますが、そうだとすると走る前の睡眠時間の確保は必須の道路となります!皆様、お気をつけて!
Posted at 2012/04/12 11:08:26 | |
トラックバック(0) |
車一般 | 日記