超素人ですが、以下のように感じます。今ふと思ったことなので、
そんなのは5年前に議論しつくされてるよ
みたいな感じだったらごめんなさい。素人の戯言だと思って大目に見てください。笑
1. スタートがポンッ!と出るわけではなく、3速~5速あたりの速度域で伸びている感がある。
2. レース中は、直線前のコーナー立ち上がりで並んだ他車に対してスタート時のような絶対的な優位性は感じられない。
3. 2.や、体重が大きくは変わらないライダーもいることから、体重が軽いことを利用しているのかも知れないが、軽いことだけで速いわけではない。
と言うことで、トラクションコントロールの介入とレギュレーションをよく把握しないまま恐れずに言うと、
スタートの加速時のみ、
他車より高いギアで走ってませんか?
ハイパワーの後輪駆動って、4輪ですらスタート時のトラクションは超重要なのに、
F1より速い加速をするMotoGPマシン
で、しかも後輪は1つしかなく、4輪のように平なプロファイルじゃなく尖っているし、機械的なトラクションコントロールが介入するとしても、完全に機械任せにすると恐らく遅いので、少なくともスタート時はある程度の人間系のコントロールの幅を残していて、かつそれはセンスが必要なものだと想像します。
しかし頂点のライダー達の中で、ペドロサだけ人間トラクションコントロールのセンスがずば抜けてるの?と考えると、そうではなく、同じ速度ならトルクが小さくやさしい高いギアに他車より早めにシフトアップし、超スペシャルな半クラを使って
「他の人より簡単に」
コントロールしてるのではないでしょうか。。。言わば、
人間加速側スリッパークラッチ?
もちろん、小排気量車でよくあるシフトアップテクニックでもあるので、「そんなことは誰でも考えるし、皆色々試してるよ!」と思われるかも知れませんが、その考えをベースに、大排気量&軽体重の人向けに「超スペシャルなクラッチの握り方(下のインタビュー参照)」で、経験のある人の常識的には明らかに遅くなる位早いシフトアップを、クラッチ利用とオートシフター利用とを合わせてとてもうまくアレンジしているような。。。
だとすると、上の1.~3.のように感じられる点については、
1. 1~2速あたりはまだそんなに差が付かない
2. レース中までそんなにクラッチ使ってると焼けちゃうし、基本的にはオートシフターで変速時間を最小化するのみなのか、レース中の加速競争では他車と大きな差はない。(但しここ一発では何かやってるのかも?)
3. 体重が重い場合は、早めにシフトアップするとトルクが喰われ失速する感があるので、軽いからこそ出来る
と言うことで状況的に合致しているような。自分がプロだったら過去のビデオ見まくって確認したいのですが、素人なので仮説で妄想して喜ぶのみにしておきます。笑
ペドロサ自身は、ロケットスタートについて聞かれてものらりくらりとほとんど何も答えませんが、一応、過去のコメントでちょっと気になった記事、ブログ等を。。。
●Honda MotoGP Premium Stage 青山2010 イベントでのインタビュー
宮城「スタートダッシュの秘訣は?」
ペドロサ「昔はスタートは苦手だったけど昨年から良くなった。
何で速いかはわからない。」
観客「スタートダッシュのポイントは?」
ペドロサ「
握り方を工夫した。練習を重ねたこと。」
●2012MotoGP エストリルレース後コメント
3位:ペドロサ
「
スタートでクラッチを使いすぎて焼けてしまい、最初の2、3ラップは調子が上がらずケイシーから離されてしまった。そしてケイシーは最後までとても強かったよ。この問題が解決するとすべてが順調になり、ファステストラップを記録することができたんだけど、こういうことは僕にとってはあまりないことなんだ。」
バイクに使われている技術、MotoGPのレギュレーションに詳しくないので、認識誤りあったらごめんなさい!
Posted at 2012/07/25 09:23:46 | |
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