
トロロッソの2015年シートについての雑感です。全て推量、思い込みなどによる根拠のない妄想ですので、悪しからずご了承ください。逆に、それってこうなんじゃないのー?見たいなお話があれば、是非教えてくださいね^_^
で、2015年のトロロッソのシート。結局ベルニュが契約終了してサインツJr.がデビューを果たすことになりましたー。
何となく、トロロッソ首脳・・・と言うかレッドブル首脳?の気持ちが理解できる気がしました。
まず、ベルニュ契約終了については、2015年はベルニュ残留の方がコンストラクターズは上位で分配金も多くなる可能性が高い予測はしつつも、ベルニュに「ポスト・ベッテル」となるまでの資質がないことを認識した、ってことでは。F1ドライバーで例えば20人中6位とか7位の才能があるドライバーだとしても、「それ以上の才能がない」ことが明確であれば、トロロッソのチームの位置づけ・目的として必要ない、と言うことじゃないかと。
次に、ベルニュ契約終了の前に、クビアト昇格決定時点で、サインツJr.でなくフェルスタッペンのシート確定。これも、同様に考えると辻褄が合います。レッドブル育成担当としてはフェルスタッペンの非凡な才能は認識しつつも、まだまだ若く、彼については、「ポスト・ベッテル」の資質があるかどうかは、「分からない」。「分からない」・・・言い方を換えれば「可能性がある」から、契約した。・・・のではないかなぁ。。。
そして、サインツJr.
サインツJr.のトロロッソのシートの可能性と言うと、話は2013年シーズンにさかのぼりますよねー。
これは、リカルドが抜けることになり空いたシートで、レッドブルジュニアで一番近いところにいるはずだったダコスタが、2013年はフォーミュラールノー3.5でふるわず、マグヌッセンに全く及ばなかったこと。レッドブルとしては、マクラーレンのジュニアドライバーに負けているドライバーに、チャンスを与えるべきかどうか・・・と毎晩徹夜で議論した(かもしれない)ものの、結局はダコスタの才能には見切りをつけた形となりました。
当時次にF1シートに近かったのがGP3シリーズのジュニアドライバーでサインツJr.とクビアト。
しかしここではクビアトがリードし、最終戦でシリーズチャンピオンゲット。
またもやサインツJrは選考から漏れちゃいましたT_T
そして今年。サインツJr.は、満を持してフォーミュラールノー3.5のチャンピオンゲット。
古くはクビサから始まり、ベッテルや最近ではリカルドなどを輩出したシリーズのチャンピオン。
ベルニュと比較してみて、やはりサインツJr.の方が可能性を感じた、のでは?
でも、これまでクビアトやフェルスタッペンとの比較で選ばなかったのに、今回はなぜ?と言うことについては、全然外してるかも知れないけど、「血統」もその理由のひとつにあるかも知れない、とか思いました。
まず、スポーツ選手はオリンピック他を見れば分かるとおり、やはり親の血を引くケースはあると思います。
で、サインツパパの血統、、、って言うと。
1. 大器晩成型
パパの世界レベルのレース(WRC)デビューは、25歳。そして、メキメキと頭角を現し、28歳でチャンピオンゲット。なので、サインツJr.もまだまだ伸びシロがあるかも知れない。
2. 前に進める感覚
サインツパパは、セリカの車載ビデオとかYouTubeの無かった時代にVHSのビデオを買って死ぬほど見た(笑)けど、グラベルでもターマックでもとにかくクルマを前に進める感覚が凄いドライバー。それって、ターボエンジンになったF1も同じ感覚が必要なんじゃないかなー、と。空力も他フォーミュラーと比べて最高峰ではないし、ある意味今のF1ってラリーに他のフォーミュラーより近いところにあるのかも知れない。
これらを考えると、ある程度先の見えてしまったベルニュで、目先のコンストラクターズの分配金を稼ぐよりも、ドライバーの可能性に賭けたんじゃないかな・・・と。
ついでに言えば、ビジネス的にも、実はその方がよいんじゃないかと思ってます。まぁ、お金の話なのでその辺りは置いときますが、要は来年トロロッソが何位、とかじゃなくてあの頃のようにいいクルマが用意出来て、後はよいドライバーがいればまたあの頃に戻れる、ってことです。笑
以上、雑感でした。
Posted at 2014/12/01 14:29:57 | |
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F1・フォーミュラー | 日記