今回ブログ超長いっす。。。まとめる能力ゼロでごめんなさい。
前回のブログで、ドバイを出発したのが16:30だったのですが、同日21時前にはドイツのミュンヘンに到着。
かなり久々のヨーロッパです!
しかし到着するなり、いきなりハマりました。。。
準備ブログには書きましたが、機中泊2泊、宿は9泊の予定のうち、この到着日と帰国前日、前々日のミュンヘンの宿を3泊予約してから出発しており、その間約6泊は、行きたいところや天気により、どこに行くかやどこに泊まるかは当日決める、と言うことで行き当たりばったりと言っているのですが、、、
ソコをドイツの入国審査官、突っ込む突っ込むww
審査官「・・・なるほど、ビジネスではなく旅行ですね。目的は何ですか?」
いつ「観光です。」
審「何故アラブ首長国連邦に行ったのですか?」
い「ブルジュ・カリファーを見るためです。」
審「帰国便のチケットを見せてください。」
い「まだチェックインしてませんがe-ticketならあります。どうぞ。」
審「宿泊の予約確認書はありますか?」
い(3日分の予約書を提示、印刷しておいて良かった~)
審「その他の6日間は?」
い「まだ予約していません。」
審「予約していない?何故です?どこに行く予定ですか?」
い「バイクを借りての観光のため、天候等によりまだ行先を決めてないからです。スイス、イタリア、フランス、モナコとかに行きたいとは思っています。」
審「では国際運転免許証を見せてください」
い「はいこれです、どうぞ。(入国審査で見せたの初めてだ!)」
審「バイクを借りたと言いましたよね?インボイスを見せてください」
い「明日の朝、このショップで借りる予定です(インボイスを提示、印刷しておいて良かった~)」
審「・・・ふむ・・・分かりました。Have a nice trip!!」
主旨はだいたい上記ですが、細かいことを色々聞く聞く。間違って入出国審査が世界一厳しいと言われるイスラエルに来ちゃったかと思いました。
どう見ても真面目で典型的なニッポンのサラリーマン、シャイで大人しいこの私が、密かに裏では地下組織の活動をしており、アラブ首長国連邦で同士達とコンタクトした後、ドイツでの空白の6日間をテロ組織の秘密のアジトをベースに極秘作戦実行!を妄想する審査官、小説家に向いてる気がしましたwww
5分位?経ってようやく解放。以前は別の国の入国で「日本語でGood morningは何て言いますか?」みたいな訳の分からない質問をされたこともありますが、日本人だっつーの!!
かなり大きな荷物(スーツケース)とか持ってるので、取りあえず電車は諦めてバス乗り場を探します。色々聞いてルフトハンザ航空の空港バス乗り場に到着。更にバスを待ってる人に色々聞いて、自分の宿に近いミュンヘン中央駅に行くバスが来るバス停を確認。
もう夜なので、これで行先間違ったらアウトなため、運転手にも念のため再確認し、乗車。席は結構ゆったりしていて快適でした。
バスはメルセデス製で何となくオフセットとかドライバーの方を向いてるところがスープラ的な「コックピット」って感じで超カッコ良かったです。
40分位?の乗車で、ようやくミュンヘン中央駅に到着。
早速新幹線のICEなど、じっくり見たいものは山ほどありました。。。
が、もう遅いのでホドホドにし、駅からほど近い、予約していた宿を探して見つけてチェックイン。
この日の宿は、深夜のチェックインで寝るだけで朝出てしまうため、3000円で予約出来たドミトリールーム、いわゆる相部屋(5人部屋)にしたのですが・・・。
これは正直、失敗でした。
いや、部屋自体は何も問題なく、また利用するか?と言われたら利用するかも知れないのですが、、、、
と言うのは、到着して、重い荷物を持って部屋に入りました。時間的には22時過ぎ位だったと思うのですが、イメージ的には酒盛りとか始まってるところに「ハロー!!ニホンカラキマシタ!」だったのですが、既に部屋は真っ暗。3人位の人が就寝中・・・は、早くね?マジか・・・。
超静かな中、スマホのライトでスーツケースの開錠をして、歯ブラシセットとかシャワー、着替え、とか必要なものをガサゴソ探し・・・ほら、私のお友達なら知っていると思いますが、他人への迷惑を嫌い、とても周りに気を使うタイプなので、正直これは辛かったです。
それでも何とか最低限の荷物の出し入れで着替え等完了し、夕食に繰り出します。ミュンヘン中央駅は、イメージ的には東京駅みたいな、繁華街ではなく既に閉店している店も多かったのですが、中でも雰囲気の良かったレストラン
に入って、ドイツに来たからにはやっぱコレでしょ!ってことで、「オススメのビールとソーセージください('∀')」と注文。
完全にお任せですが、テーブルに届いたソーセージは、ホント旨かったっす。これはソーセージもビールも止まらないわ。笑
日本ではそんなに好きではなかったザワークラフトも、超うまかった。また食べたいなぁ(*´▽`*)
【2日目:ドイツ・ミュンヘン泊】(初日は機中泊)
◇ ◇ ◇
そして3日目!
この日は時差の関係で4時とか超早く目覚めてしまい、ホテルや駅近辺の散歩に。夜明けが近く、赤く染まり始めている街もキレイでした
が、何と言っても昨晩ちゃんと見られなかった駅の探訪。素泊まりなのでまずは駅のスタンドでモーニングコーヒーをゲット。
そのコーヒーをすすりながら、早朝発着の電車を見学。
実に素晴らしい~~~(*´▽`*)
色々な電車が発着して、行きかう人々。見てるだけで時間がどんどん過ぎて行きます。ちなみに日本の駅の時刻表だと、基本はどこ行きの電車が何時に出発する、ですが、ミュンヘン中央駅の時刻表は到着についても親切なのがあって、
どこを何時に出て、途中経由駅を何時に出発した列車が何時に到着するのかが分かると言う、遠方からの親戚や友の到着のお迎えなどでは重宝するかも知れない、日本にも見習ってほしい時刻表が貼りだされていました。
そしてホテルが素泊まりなので、朝食は定番の朝マックで。笑
日本のソーセージマフィンに、レタスとトマトが付いたバージョンのをいただきました。ヨーロッパのサンドイッチは野菜とハム・チーズ系が基本なので、当然なメニューなのかも知れません。日本でも以前、マックはトマトトッピングが選べたと思うのですが、今でも追加料金で入れてくれるんでしたっけ?
やっぱ野菜とセットで食べると健康的な感じがするので、是非日本でも追加して欲しいメニューです!
食事しながら、本日の目的地を決定!スイスの小さな湖の町、サン・モリッツと言うところにしました。この後イタリアのミラノやモナコ方面に南下したく、凍結が心配されますがスイスを越えておくと翌日以降が楽かな?と。
と言うことでホテルに戻ってルートを検索、ホテルを選んで予約し、朝の9時頃チェックアウト!
ちなみにその時間でも、昨日の到着時に寝ていた人達はまだ寝ていました。。。彼らが寝ている間、私は夕食喰って寝て起きて朝の散策をして朝食取ってるんですが・・・自分が知っているだけでも11時間位寝ています。一度も顔を見なかったルームメイトの皆様、ぐっばーい!
そしてバイクをレンタルするミュンヘン郊外のショップに電車とバスで移動です。
すっかり明るくなったミュンヘン中央駅から、
電車を乗り換えて郊外の駅に到着。郊外の駅だと無人のようです。
ちなみにドイツやフランスの鉄道は切符は買って、乗車前に刻印機に通すんですが改札とかなく紳士協定的にノーチェックです。但し私服巡回員がいて提示を求められたときに切符を持っていないと多額の罰金を払わされるそうです。
この移動中に見かけた珍しい車、スペインのセアト。
ヒッチメンバー含め、ヨーロッパならではですね。郊外の駅からはバスに乗り、ようやく着きました、
KawaMotor !!
このショップはドイツのショップながらカワサキを中心に取り扱っているショップ。
ノーマル車両はもちろん、外装系のカスタムがされたカワサキ車両
を多く取扱い、その他では日本では取扱いショップの少ないMV-Agusta
や、ハスクバーナを取り扱っていました。
バイクは世界中の拠点(契約ショップ)から借りることの出来る、
Admo-Tours と言うアメリカの会社から借りました。この会社は、世界中のレンタルバイク屋とショップと契約していて、今回はフランクフルトのレンタルバイク屋にあったこのバイク、BMW R1200GS
を、ミュンヘンまで陸送して、ミュンヘンのこのショップでご対面~~~~♪、借りることになりました。1週間頼むぜ、相棒!!
ちなみに7日間で10万円位します。レンタカーは排気量が小さければ安いのですが、バイクは高いですね~。
このバイクを選んだ理由は、
・走破性
オンロードは意外とよく走り、コーナーリング性能も高い。
もしオフロードを走ることになってしまってもある程度行ける。
・空冷ボクサーエンジン
趣のある出力特性、音、振動。
・信頼性
BMWの長寿シリーズで、信頼性抜群。
・積載能力
上の写真の通り、飛行機で預かってもらえる最大サイズのスーツケースの中身がスッポリ入っちゃいました。
と言うあたりになります。この後実際に乗ってみると、色々ネガもありました。
・車重
重い!
・足つき
ドイツ本国仕様のシート、サスペンションは超高い!シート高さ900mm近くあるんじゃないかな?って感じで身長175cmの私も土踏まずあたりは接地せず停車時の傾斜等の状況によりちょっと不安。
・パワー/トルク
大排気量のツインのくせに、意外と低速トルク無し。うっかり2速で1速同様に発進しようとしてエンストしたり。リッターならスルスルっと出られるだろー!
ただ、上記のネガは走りだしてしまえば一切感じることはなく、結果的によい車種選択だったと思いました。
と言うことで早速バイク屋からほど近い高速ICから高速に。
都市部では速度制限がありますが、グレーの円にナナメ線の速度制限の解除標識がありそこからは速度無制限となります。
あくまで速度制限が無い、と言うだけでイエロー解除でグリーンフラッグが振られてるわけではないので勘違いしないようww>自分
また、ドイツ以外の国では最高速が120~130km/h制限がありました。アメリカのマイル表示よりスピードの感覚が分かりやすくて良いですね。
ヨーロッパの高速、イタリアのアウトストラーダしか走ったことが無かったのでよく知らなかったのですが、国によって料金体系が違います。
ドイツは無料、と言うかガソリンとか他の税金で運営が賄われています。
フランスとイタリアは走った区間分のみ支払い。但し日本に比べるととても安いです。
オーストリアは走る期間だけチケットを購入。今回確か10日間のパスで1000円とか、とても安い。
スイスは1年間走り放題のパスしかないが、5000円とリーズナブル。
日本ってなんでこんなに高速料金が高いんでしょうね?おかしいよなぁ。。。首都高とか600円の時代に将来無料と言っていたのが今や最大1300円とかおかしい。。。
で、今回はオーストリアとスイスはチケットを買う必要があるのでどこで買うの?と聞いたところ、ドイツ国内でも高速のSAで売ってるとのこと。
なので、ガソリン入れたついでに、
店内でスイスとオーストリアの高速チケットがほしい旨伝え、買うことが出来ました。
向かって左がスイス、右がオーストリア。スイスは2016年一杯走り放題となるチケットです(もったいねぇ~)。
日中移動する場合に中心となるサンドイッチと水なランチ。どこ行ってもパンの生地がしっかりしていて意外と重いのが多いです。
あと、トイレ。こう言うSA的なところのトイレはほぼ有料。
入場ゲートがあり、60円~120円程度のお金を払ってトイレに入ります。
また、高速を走っていて日本と違うのが「パーキング」の概念。日本はトイレ休憩であったり、ジュース買ったり、場合によってはSAを避けて簡単な軽食を取るなどの目的で入ることが多いと思いますが、ヨーロッパでは本当に体の小休止。
なので、トイレはおろか、自販機の1つすら無くホントに車だけ停められるのが基本です。これに、トイレだけあるパターンと、日本で言うSAのフルセット版のおよそ3パターンが存在。ガソリンスタンド付きのは、長くても50km以内にはほぼあり、気にしていればガス欠の心配はありません。
とかって言うのを体験しつつ学びつつドイツを走っていると、いよいよオーストリアに入国!オーストリアの地名とかが標識に出て来るようになりました。
そしてまたしばらく走るとそろそろスイスの山々が前方に見えて来ました!こんな写真では分からないと思いますが、富士みたいにピンでデカかったり、南アルプスの北岳のようにひとつ飛び出ているのではなく、連峰全部がやたらデカい!!
ホントに空に届いている山が連なっている感じがします。
ほどなく、ついにスイス国境の税関。
特に検査をされるわけでもなく、基本スルーです。EUではないので物の移動には関税がかかるため、トラックとかは検査されるのかも。
山々はどんどん迫って来るし、チューリッヒまで100km!の辺りまで来ましたが、先を急ぎます。
途中寄ったSAで物価の高さに愕然。周りのヨーロッパ諸国の倍くらいの物価じゃないでしょうか。
写真のプリングルスで、550円くらい。高~~。
Chur(クール)と言う町のあたりで高速を降り、国道での峠越えです。町はのどかで、ほんとキレイ!
このスイスの3100m級と3300m級の山の間の尾根を抜ける峠道の走行はこんな感じです。
VIDEO
開始地点のBivio村から、峠のほぼ頂上までの動画で、なおさんから借りたマウント+SJ4000で撮りました。なおさん、ありがとう!動画自体もブログ同様ダラダラ垂れ流しになります(;^ω^)
ご容赦くださいm(__)m
すれ違うバイクをよく見ると、半数以上の人はいわゆる「ピースサイン」をしてくれているのが分かります。日本では懐かしい文化ですが、ヨーロッパではライダーは皆友達!?
この後はサンモリッツ方面に下りました。しばし下ると見えて来た湖!
からほど近い、本日の宿泊地・サン・モリッツに到着!
チェックインするや否や、
部屋に荷物を放り投げて、速攻町のレストランでルービー!
あーんど、肉!肉!
この日は、ドイツでの電車も、バスも、切符の買い方、乗り方、レンタルバイクもウインカーの出し方すらよく分からない初BMW(S1000RRの短距離試乗経験のみあり)、高速の乗り方、ガソリンの入れ方、ナビアプリの使い方、全てが初めてで、走行も約400km・・・振り返ってみても今回の旅行で一番長い1日だったように思います。
21を過ぎてもなおうすら明るいスイス・・・また翌日に続きます。。。長くてごめんなさい。。。
【3日目:スイス・サン・モリッツ泊】