2009年08月01日
オイル再び!
先ほどのオイル交換にていろいろなご意見を頂き、自分なりに調べてみました。
(ヒマですよね…ほんと)
※以下は半数以上は引用で、個人的な意見も多いのであくまでも参考、というか戯言程度と思って下さいね (゚ー^ )
さて、なんでまたオイルの話かというと…
akitoさんが言ってたオイルメーカーさんの話で、「鉱物油と合成油どっちもかわらない」という事が気になりまして。。。
結論からいうとどうやらそのとおりのようです。
鉱物油はエンジンオイル等の潤滑油としては最初にできた、ってのは結構有名な話ですよね。
ただ、原産(採掘)地によって性能は様々なようでアメリカ・ペンシルバニア州のものが最高なようで、中東産のものより潤滑性に差が出るそうです。
性能面でも仰るとおり、分子表面積が小さく、シール類へ優しいのが特徴だそうです。
ただ、合成成分からしても耐熱温度が150度くらいまでとなり、エンジン類の高性能化に伴いさらなる進化を求められた。
それが合成油と発展していきます。
合成油は〝境界潤滑域〟と呼ばれるコールドスタート時や高負荷時の油膜切れをなくし、潤滑性を高める為にできたものです。
その為、耐熱温度も鉱物油に比べ200度以上でも品質の劣化は少ないものとなったそうです。
で!そもそも何を「合成」していうるのか?
ご存知の方は少ないのではないでしょうか。てか自分は知りませんでした(笑)
詳しく言うと鉱物油はパラフィン系鉱物オイルだそうで、合成油は動植物由来のエステル系オイルを主流としています。難しいですねぇ。
このエステル系は低粘度でも潤滑性を持ち、オイルの粘性抵抗を減らし、省エネ効果を狙える一級品ですが、エステル単体ではシール類を膨張させる攻撃性が有るのがネックで単体で使用される事は皆無だそうです。
多くの合成油は動植物の脂肪酸とアルコールを化合して生成されます。
他にもポリアルファオレフィン(PAO)の合成油もあり、これは石油からナフサを分留し、エチレンとし化学的に分解・合成し直し、成分や分子量を一定にしたもので非常にコストが高いそうです。
性質としてはエチレン系とは正反対にシールを膨張収縮させる傾向があります。
これはおもしろい!
どうやら「合成油にしたらオイルにじみが出た」というものは、これらの正反対の性質の2種をブレンドし利用してシールへの攻撃性を相殺した物も作られており、高級エンジンオイルと思って化学合成油に替えた結果こうなったそうです。
あながち根も葉もない噂というわけではなく、実際の話のようですね。
つまりちゃんとオイルの中身を知っていない結果がこういった事に繋がるわけです。
…とここまでいろいろ性質的なものを書きましたが、こんなにエンジンオイルが奥深いとは知りもしませんでした。
どうやら「高いものがいい」、「お店の人がこれがいいって勧めたから」というわけにはいかないようです。
実際、自分も今までは「合成油100%はターボ車には最適!」と思ってました。
ただ、前回のブログにコメント頂いた方達も仰ってましたが、〝用途に合わせたものを選ぶ〟が一番なんですよね!
あと、最後に肝心なことをひとつ知りましたのでここに書きとめておきます。
合成油は酸素分子を持つ構造上、水分解が起こります。よって距離や交換してからの期間はあてにならず、akitoさんが言うようにオイルレベルゲージを抜いて状態をみてやるのが最適だと感じます。
特に街乗り中心だからディーラーに任せとけばいいや、という自分は今後注意していこうと思いました!
なんだか、自分の為に調べたのでメモとして書くつもりでしたが、少しでも見てくれた人がちょっとでも興味もってみらえたらいいですね (´ー`)
愛車を維持するのは自分から調べるのもひとつの手です。
そして実践するだけです。簡単ですね!
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Posted at
2009/08/01 21:00:21
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