KYO-EI / 協永産業 ラグナット トヨタ純正アルミホイール専用マグタイプ ブラック 20個セット (T201B-20P)  

トヨタ純正アルミホイール (平座) 専用のホイールナットです。

トヨタ純正アルミホイールは、ナットとホイールの触れる面が平べったい平座になっています。一方で他社や社外品のホイールは球面座やテーパー座などいくつか種類があり、ホイールの座面にあわせてナット側も合わせる必要があります。

(仕様: 図8も参照)
・サイズ: M12 × ピッチ 1.5
・六角二面幅: 21
・全長: 37mm
・シャンク径 Φ: 18.5mm
・シャンク長さ: 12.5
・ワッシャー外径: Φ30mm

色はシルバー (クローム) (T201-20P) とブラック (T201B-20P) があるのですが、今回はブラックをチョイス。

単品購入も可能ですが、My オーリスの純正ホイールは5穴なので4輪分の20個セット品を購入しました。 (ヤリス、ヴィッツ、シエンタなど4穴車用に16個セット品もあります。([シルバー (クローム)] T201-16P / [ブラック] T201B-16P)

仕様のほとんどがトヨタ純正のホイールナット (ラグナット) (品番：90942-01033 / [ブラック] 90942-01115) と同じなのですが、いくつか異なる部分で特に気になったのがネジ山が多く (長く) 切られていること。

純正だと約 22ｍｍ のところまでしかネジ山がきってなく、その奥はただの空洞になっているだけなのですが、こちらは奥の 30mm までネジ山が切られています。

このことがどんなアドバンテージを生むかといいますと…

最近他車に設定されているトヨタ純正のホイールスペーサーを購入し流用取付しました。

ホイールとハブの間に挟んでとりつけることで、ホイールをホイールスペーサーの厚み分外に出します。

このとき厚みが増えた分、ホイールを装着するときに使用するハブボルトのネジのかかりがホイールスペーサーを装着する前よりも少なくなります。

そうなるとタイヤ (ホイール) が日常の衝撃などうけてネジが緩み外れてしまうととても危険なのでネジ山のかかりが増えるよう一般的にはロングハブボルトに変える場合が多いです。

ただし逆にロングハブボルトに変えるとホイールスペーサーを取り外した際、通常のハブボルトより長くなるため通常のホイールナットではホイールを締めつけることができなくなる！…と最初は思っていました。

しかし、調べてみるとノーマル状態でもホイールナットの全長を使い切れていないことがわかりました。ちなみにその部分にはネジ山が切られていません。

つまりネジ山のない部分がハブナットの奥にありその空いているスペースが長くなり増えたロングハブボルトのネジ山を許容することになるのです。(図9,10)

ということは、ノーマル状態のハブボルトでも、ホイールスペーサーを取り外した状態のロングハブボルトでもホイールをノーマル状態と同じように取り付けることが可能であることがわかったわけですが、どうせならこの許容する逃げのスペースにもネジ山があった方が、よりネジの締結力が発生して安全性が上がるはずだと考えてスペーサーあり / なしの両方に対応しつつより安全なタイヤ (ホイール) 装着ができるよう購入しました。

このホイールナットとネジ山の関係は、トヨタ純正ホイールスペーサー / トヨタ純正ハブボルトのパーツレビューでも詳しく取り上げてますので、気になる方はそちらもご覧ください。

ちなみに締め付けトルクは 103 N・m (1050 kgf・cm) です。

価格は消費税込 (10%) の価格です。

【関連ブログ】
・(雑談) クルマのコトとか、季節柄のコトとか。 - 2024年03月23日
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/blog/47609026/

(オ-1,196)

関連URL: http://www.kyoei-ind.co.jp/sangyo/product/MagType_T201.html