ショップ作業によるリジカラ取り付けの模様 その5 - ステアリングセンター出し・アライメント調整
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ショップ作業によるリジカラ取り付けの模様 その4 - リア作業編2 (with 86 ボルト取付) (
https://minkara.carview.co.jp/userid/381088/car/2292029/5927531/note.aspx ) からのつづきです。
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リジカラによって、ボディーとサスペンションのサブフレームががっちりと一体になりました。
しかしこれまでのサスペンションの調整 (アライメント) はリジカラを組み込む前の、ある意味骨格がずれた状態に合わせて調整されています。
そんな状態からフレーム側が動いたら仮にリジカラを組み込む前の状態でアライメントが正しく調整されていたとしてもずれるのは当然。
それに納車後、(自分が知っている範囲で) 一度もアライメントの調整を行っていないため、そういう意味でもちょうどよかったのではないかと思います。
(私としてはタイヤの減り方が変な減り方をしていなかったのでちゃんと調整ができていると思っていたのですけども…。)
そういえば、リジカラをお願いしたとき店長さんが『タイヤのすり減り方具合ではリジカラの取付をおことわりしている』といった話もあり、そんなに変じゃないのでリジカラの取付は大丈夫ですよと言われたのを思い出しました。
理想はタイヤも新品にするのがベストなんでしょうけれども。
いい車に仕上がったようなので、次回タイヤ交換したときにアライメントを再度調整する方向で検討しておきたいと思います。
アライメント調整の理想はできるだけ荷物を下ろしてから。電子技術マニュアルの整備書には、リアに積んでいる工具類、スペアタイヤ、パンク修理キットは下ろす…と書かれています。
整備書には書かれていませんでしたが、私は燃料も減らして… 10L 程度で望みました。(運良く前日に給油ランプが点灯したため、いったん減らすだけ減らして (走行可能距離 16km ぐらいまで減らして) 10L 足しました。)
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まず最初に、センターのずれを確認するために1度試走に行かれました。 (センターが出ているか見てこられますか?といわれましたがお願いしました。)
試走のあとオーリスは写真のようにリフトへ。
センター出し・調整の道具を付けて、おそらくアライメントの調整と同時に行われたのだろうと思います。
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ということで、話を本題に戻して。
調整前の最初の測定値がこれです。
まあ、あれだけ左側がずれていたら、仮にもともとあっていたとしてもずれますよね。
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ということで、もれなくアライメント基準値の情報も持ち込みました。
基準の範囲で直進性重視とお伝えしましたが、なんかの理由で (よく聞いていなかった) 基準値がおすすめということでしたので全ておすすめでお願いしますとお任せすることにしました。
(表はオーリスの電子技術マニュアルに載っている定期点検基準値データです。)
ということで…
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じゃ~ん!!
いきなり調整終了のデータです。
きれいな緑色になりました。
リジカラ効果もあり、かなりまっすぐ舵角調整なしで走れるはずですよとのことでした。
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あとこのようなデータもいただいてきました。
サービスマンさんの話だと、赤で囲んだ数値がリジカラ効果だそうで、リジカラを取り付けていない一般的な車だととてもこんな数値は出ないです…ということでした。
ホイルベースは車の前輪と後輪の各軸の距離をいうのですが、これだと右全後輪の距離と、左全後輪の距離がビシっと合っているって事でしょうか?
セットバックとは自動車を真上からみて前輪車軸と後輪車軸の平行度ということみたいですね。
完全に平行の状態 [角度 0° 00′] が理想で、 一般的に後輪を基準として前輪のどちらか他方に対して前に出ていたり、後ろに引っ込んでいたりすれば数値が出るようです。
この数値だと前後輪はほぼ平行とみてもいいのかな?
そのほかの作業として、ヘッドライト関係の光軸調整をされました。
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あと、電子技術マニュアルを見ると、
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注 意 :
VSC 装着車はシステムを正常機能させるため、アライメント調整およびサスペンション、足廻り部品の脱着・交換作業を行った場合、必ず初期化作業としてヨーレートセンサー & G センサー の0点取得を行う。
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とありますので、本当はここまでお願いしたかったのですが、資料を持って行ってなかったため実施することができませんでした。
ちなみにこれは端末を車に接続して行うのが一番間違いの無い方法ですが、電子技術マニュアルによると ODB-II の端子を短絡…つまり指定された端子と端子をつなぐことでできるようです。
間違った接続を行えばコンピューターが即お亡くなりになる可能性もあることから、できれば、これは避けたかったけど…。
心配な方は点検の日などにディーラーにそのことをお伝えしてやってもらうのが安心かと思います。
でも自分でやりたいといわれる方のために…次の整備手帳で紹介だけしておきますが、くれぐれも自己責任でお願いします。
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