トヨタ ダウンサイジングターボエンジン 8NR-FTS にブースト計を取り付ける 2

トヨタ ダウンサイジングターボエンジン 8NR-FTS にブースト計を取り付ける 1 - 概要/作業 からのつづきです。

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最後まで締め上げると、だいたいこのくらいまで先が出てきます。

シールテープ、ブラックシーラー、金属かすなどが出てきましたので、綿棒で拭いて、OA、カメラ売り場にあるようなエアダスターで吹き飛ばしました。

(1カ所からではなく、3カ所の各穴から吹きました。)

ちなみに純正圧力センサーと干渉するかもと思いましたが全然問題ありませんでした。

次は BLITZ Boost Adapter に純正圧力センサーを取り…

おっと、その前に！

事前にいくつかの準備作業を。

純正の圧力センサーにはボルト穴が2つありますが、標準状態の取り付けでも片方 (1本) でしかボルト止めされていません。(ちなみに今回取り付け対象ではないインテークマニホールド側の純正圧力センサーを取り付ける部分も元からボルト穴が1つしかありません。)

今回の取付では BLITZ Boost Adapter とそのアダプターに取り付けなおす純正圧力センサーの都合 (そのままつけるといろんなところが干渉する) で、BLITZ Boost Adapter を本来の正しい向きではなく180度回して取り付けるのですが、そうなるとエンジン (プラスチック製のインテークマニホールド) 側にネジ穴がありません。

そこで、いったん純正圧力センサーを元通りに取り付けて反対側 (右側) に写真のように直径 6mm の鉄鋼用ドリル※で穴を開けました。

純正の圧力センサーの穴にドリルを通すことでアダプターのネジ穴がビシッとあう…と思っていたのですが実際は穴が若干ずれてあきました。純正圧力センサーの穴が少しだけ大きいようです。

リーマーとヤスリで用心しながら穴を大きくしました。

インテークマニホールドがプラスチック製でよかった。(プラスチック製なのは軽量化…つまりは燃費向上のためのようです。それに最近のプラスチックは強度、寿命がすごく上がりましたもんね。)

※鉄鋼用ドリルはパーツレビュー未掲載。

次は BLITZ Boost Adapter の固定に使う金具の加工です。

当初は M6 のボルトを使う予定でした。

そのため両脇の穴が φ5mm だと通らない。(^_^;)

そのためサイズが同じ (6mm) 鉄鋼用ドリルで穴を拡大しています。

しかし結局通したボルトは M5 を使用しましたので、この作業は不要だったかも。

また、金具の縁をグラインダーで削っています。(赤線側)

削らなくてもよかったんですけどね。

削ったらそこは地がでるのでこのままだとさびてしまいます。

そこで、いったん中性洗剤で洗ってさびる前にすぐ乾かし油分を除去。

そのあと染めQ のミッチャクロンをして地に塗って乾いたら、同じく染めQのブラックで塗ってます。(染めQを選んだのは特に理由があるわけでは無く、コレが手元にあったから使用しました。)

ちなみにもう一つの金具は予備です。

準備作業がおわったところで今度は、取りはずしておいた純正圧力センサーを BLITZ Boost Adapter に取り付けます。

ボルトは BLITZ Boost Adapter に付属のボルトを使用します。

締め付けトルクは 9.2 N・m (94 kgf・cm) です。

次は BLITZ Boost Adapter に付属のナイロンチューブをホースジョイントに差し込みます。

ナイロンチューブは差し込むだけでロックされます。

はずすことは無いと思いますが、作業の都合ではずされる場合はホースジョイント側の黒い部分を押し込んでいる間にナイロンチューブを引けば取り外すことができます。

作業中はテープを貼ってほこりが入らないように注意し、エンジン側に戻す前に剥がすことにして、差し込む前にもエアダスターを吹き付けてゴミが入らないよう念押しをしました。

BLITZ Boost Adapter を取り付ける前に周辺をきれいにしてとりあえず仮装着します。

ナイロンチューブもとりあえずは仮の状態です。

次はキャニスターパージ用 VSV (バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1) を元に戻すのですが、その前にホースをできるだけ上側におしこんでおきます。

もしくは下側を 3mm 程度切り落としてもいいかもしれませんが、そうなると仮にノーマル戻しの時にこの部品を購入する必要がでますので、この時はこのようにしました。

このパイプ…そんなに高いモノでもないのですが… (^_^;)

23826-47090 フューエルベーパフィード ホース NO.1 \520円 (税別)

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(2020/10/05 21:54追記)
後日、あえて予備を購入したうえで、既存パイプ下流側の細い方を約 13mm 程度切断して取り付け直しました。

(3 につづく)