トヨタ ダウンサイジングターボエンジン 8NR-FTS にブースト計を取り付ける 3
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
  中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
トヨタ ダウンサイジングターボエンジン 8NR-FTS にブースト計を取り付ける 2 からのつづきです。
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持ち上げたり、切断する理由としては…
次の工程でネジ穴にアルミスペーサーを取り付けて金具ごとキャニスターパージ用 VSV (バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1) の部分を持ち上げるのですが、写真のようにパイプに余計な負荷やテンションがかかったりしてラインがきれいにならないからです。
そもそも穴がふさがったら機能的にも問題ですので…。穴が通っているということをイメージしながら取り付けます。
2
次に使うのはこれ!
・アルミスペーサー 内径 6.2mm × 外径18mm × 長さ 20mm
・フランジボルト二面幅10・M6・長さ 40mm
・ホースバンド (ホースクランプ)
※写真では1種類 (外径11~16mm 2個入り) だけですが、実際は2種類 (+外径12~20mm 2個入り) を使いました。
実際は外径12~20mmを2つ買えばよかったのかも。ただ分けた方が数十円やすいので…。
※ホースバンドはパーツレビュー未掲載。
3
ますは純正の圧力センサーが付いた BLITZ Boost Adapter を写真の向きに取り付け。
加工した金具、BLITZ Boost Adapter、穴を開けたインテークマニホールド を スプリングワッシャー※・ワッシャー※を通した M5 のボルト※とナット※で挟んで固定します。(この時は仮で加工した金具がフリーになるようにしています。)
あ、そうそう。
なぜ M5 のボルト類に変更したのかと言いますと、M6 では工具が入らなかったからです。(^_^;)
また、M5 ボルトは長さ 20mm でもいけますが、長い方が相手のナットを通しやすいため 25mm を使用しました。
あと締め付け時の M5 ボルトの状態は…
↓スプリングワッシャー
↓ワッシャー
↓加工した金具
↓ワッシャー※1
↓ワッシャー※1
↓穴を開けたインテークマニホールド
↓ワッシャー
・ナット
の順番で締めています。また締め付けトルクは 3 ~ 4.3 N・m ぐらいでしめつけました。
※1 アルミスペーサー側と高さを合わせるため2枚入れています。
はずしていたパイプにホースバンドを取り付け。細い方に細い方まで対応する側 (外径11~16mm) を取り付けて、太い方に太い方まで対応できる方 (外径12~20mm) を通しています。
ゴミ侵入防止のために貼っていたテープを剥がしてキャニスターパージ用 VSV (バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1) に取り外していたパイプ2本を取り付けます。
※M5 ボルト、スプリングワッシャー、ワッシャー、ナットはパーツレビュー未掲載。
4
そしてキャニスターパージ用 VSV (バキュームスイッチイングバルブASSY NO.1) の金具の下にアルミスペーサーをいれて、加工した金具 → 内径 6.5mm、外径18mm、厚さ1.6mm の特寸ワッシャー※を入れて締め付け。
ワッシャーを入れる理由としては、強度的な問題を考慮し、できるだけ広い面積で相手側と接したいからこのようにしています。
外径 18mm を選んでいる理由はインテークマニホールド側のボルト受けの穴になっている埋め込まれた金属製の部分が 18mm だったためサイズを合わせています。
締め付けトルクは 10 N・m (102 kgf・cm)
写真は、本作業前に行った事前調査時のものなのでワッシャー類が付いていません。
※特寸ワッシャーはパーツレビュー未掲載。(モノタロウで購入しました。) コレを挟んでいるので写真で言う手前の M5 側でその厚さ分隙間ができます。そのため高さを合わせるため M5 用ワッシャーを2枚重ねにして合わせています。
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写真は、本作業前に行った事前調査時のものですが、BLITZ Boost Adapter とゴムホースとの距離はこのくらいです。おおむね問題無いと考えますが、微振動でこすれて問題になる可能性もあるためアダプター側にはエプトシーラーを、ゴムホース側にはコルゲートチューブ 内径 φ15.2mm ※のもので保護しました。
将来的には別の長いホースを見つけて入れ替えたいと思っていますが…いい物が見つかるかどうか…。
ちなみに使用していない 25mm のスペーサーだとちょうどいい隙間ができましたがホースが少し引っ張られた格好になるのでやめてます。(赤矢印部分の隙間がさらに広くなる。)
M5 ボルト、ナット部分はネジの緩みを防止するためネジ止め剤を塗布した後に 6 N・m (61 kgf・cm) で締め付けておきました。
※ホームセンターで切り売りの φ15.2mm コルゲートチューブはパーツレビュー未掲載。
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あとは2本のホースの長さ、経路などを調整しつつ4つのホースバンドを締めます。
そもそもホースバンドは不要かもしれませんが…おまじないというか念押しぐらいの感覚で取り付けました。
ここまでの作業でやっと BLITZ Boost Adapter の取付が終わりました。
最初のこの部分…今回のチャレンジ部分が一番の山場でしたね。
あとはわりと慣れている作業なので、 (それでも手間と時間はかかるものの) 迷わずできました。
さて、次の作業は、BLITZ Boost Adapter をとりつけるとこれまで問題無く接続できていた配線が届かなくなります。(赤丸の部分2カ所がそうです。)
ここはそれぞれの延長ハーネスを自作することで対応しました。
(4 につづく)
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