同車種・他仕様の純正部品を用いたシートヒーター流用取り付け - その12 シート分解1
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同車種・他仕様の純正部品を用いたシートヒーター流用取り付け - その11 運転席側シートを車外へ からのつづきです。
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やっとのことシートを車外に持ち出だすことができました。
ここでいくつか注意点ですが、まずシートは重心が高く、レールの固定部も位置決めピンが付いていたり斜めだったりして平坦では無いため、軽く押しただけでも後方に倒れます。
特に助手席は運転席側よりも座面の部品点数が少ないためか重量が軽く、また内部の上側にウェイトが取り付けられている関係から重心も高いため簡単に倒れます。
このことが頭に無かったので作業中助手席側シートが倒れて車両のドアにあたりドアがへこみました。(T_T)
倒れないようにするか倒れても大丈夫な空間や向きで作業を行って下さい。
重量物なので横着せず両手で作業をする、とか空いてる手で支えるとか決めるだけでも違ってくるかもしれません。
この先の作業はシートを横に倒したり寝せたり、裏返したりした方ががやりやすい場面があるんです。
特に、レバーやプラスチック製カバー類は初回はスムーズに外れなくて苦労しました。
(メーカーの保証修理として表皮張り替えの修理をディーラーでやってもらったのですが、この時も大変苦労されたんでしょうね。見えないところが結構ボロボロになっていました。
そのため、この整備手帳の作業手順で行えば傷が入る、時間がかかるといったようなことをだいぶ避けられるような工夫やヒントを掲載したつもりです。つまり、少なくとも皆様の車両で上記のような苦労をせず傷も付けずに簡単に脱着できるヒントを掲載したつもりです。)
スムーズにはずれない!! … そんなときは目先の作業に集中すると細かいところまで気が回りません。特にシートを家に持ち込んで室内でされる方は畳の上や板の間でシートをくるくる回したりすると金属部分があたったりこすれたりしてボロボロになったり傷が入ったりします。しっかりとした養生を行ってください。
一部の作業で鋭利な部分や金属のエッジに触れる可能性があります。手をケガしないように極力作業用の手袋をつけて作業を行ってください。
あと、掃除機で途中途中掃除しながらやると楽でした。細かい糸くずやこすれたときの粉状の汚れが出るからです。
また、作業の要所、要所の写真を撮っておかれるのもおすすめかもしれません。というのも『あー、最初どうなっていたっけ?』みたいになるシーンも多いため何かの作業をする前に撮影してそこから作業をして、また次へ…の繰り返しをやることで確実な作業ができた感じがします。
作業は特に断りがないところでは運転席側・助手席側共通で説明は運転席側で進めますが、助手席側だけで行う作業がある場合は助手席側であることを明記しながら説明してゆきます。
またエアバッグがあるなど仕様の違いがある場合も明記します。
(スポーティーシートの場合)
150X (“C パッケージ”、“S パッケージ” を含む)、180G / 180S、HV などの標準シート (スポーティーシート) の場合でも作業の流れはほぼ同じですが、相違点がある場合は追加写真で説明しています。
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シートを倒してシート座面側にある黒いゴムバンドを外します。
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(運転席側のみ)
次は左側のカバー (フロントシート クッション シールド INN RH) を取り外します。
○がツメ2か所、残りはガイドです。
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(運転席側のみ)
外した後の写真。イメージトレーニングにどうぞ。
①のガイドはシート側の部品にがっつりはまってますので引っ張って取れるようなものではありません。
イメージとしてはその他のツメやガイドなどを外した後で車両前方にずらすと外れるようです。
取り外しのコツですが、最初にシートの裏側から②を探し出してください。ツメがフレームに引っかかっているはずです。
まずこれを外します。
すると隙間がある程度できますので、そこから内張りはがしを間に差し込んで上の方にずらしてゆき、⑤・⑥を外します。⑤・⑥が外れると③は割と自然に外れます。あとは、①を外すために前方にずらすだけです。
④は⑤と一体になっているようです。
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(運転席側のみ)
別アングルから。
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(運転席側のみ)
初回は、外し方のコツが分からなくて内張りはがしをこの角度からいれてみたらなんとなくうまくいきました。
2回目は写真4の手順通りに作業を行ったところ割と楽に外すことができました。
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(助手席側のみ)
助手席側右のカバー (フロントシートクッション シールド INN LH) も取り外し方は似ていますが、①のところが大きく異なります。(その13で説明します。)
○がツメ、それ以外はガイドです。
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(助手席側のみ)
取り外しのイメージトレーニングにどうぞ。
外す順番はつぎのその13で説明しますが、イメージとしては運転席側と同じように② ➡ ③ ➡ ⑤ ➡ ⑥ と外してゆきます。
そしてシートのフレームを下からのぞき込むように内側を見ると①のツメが見えているため、エーモン工業の内張はがし (ワイド) みたいな先が90度で力が入りやすい物で爪を外します。
この部品も⑦のガイドがしっかりとシート側にかかっているため、周辺のツメやガイドを外して⑦のガイドを前方に動かすイメージで外します。
(その13 につづく)
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