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ランサーの話。

タイヤの激減りが発生しています。

「あぁ～ランエボはフロントヘビーだからね、しかも車高を下げているならフロントタイヤの内側が減っているんでしょ？」

クルマに詳しい方はこう推測するでしょう。

惜しいですねー。



違います。



フロントタイヤ、左右ともバリ山です。偏摩耗もありません。

問題はリアです。

確かに、車高ダウンでちょっとネガティブキャンバーがついてしまい、偏摩耗対策としてトーインを少し強めにつけてもらっていますので、減りは早いかもしれません。

右はスリップサインには達していませんが、かなり減っています。

左は…



何だこれ？



見た瞬間に軽く引きました。



私のランサーのリアデフにはAYCというハイテク機構が備わっています。今風に言うとトルクベクタリングでしょうか。

生産から20年も経つのに壊れずに機能しています。

このハイテク機構、構造上「左」リアタイヤ手前で増速や減速を行ってトルク移動を発生させ、ヨーを発生させる(で合っていますかね)仕組みです。

右リアタイヤはオープンデフ同然。

つまり、左リアタイヤにだけ増速や減速の力が加わるのでタイヤがえらいことになってしまったのではないか？



と思ったのですが、どうなんでしょう？

ランサーの話。

なんやかんやで色々ありまして、ランサーにゼロ円チューンを施すことにしました。

その1；サイドマーカー流用
以前、解体屋さんで入手したトッポBJ純正のサイドマーカーに交換しました。ランサー純正のぺったんこなデザインとは違い、卵っぽい立体的なデザインなのでイメージが変わります。本当はクリアじゃなくてオレンジが良かったんですけど、ゼロ円ですから文句は無しで…

その2；リアワイパーゴム交換
交換するつもりでそのまま忘れ去られていたという可哀想な新品のガラコのワイパーゴムを貰ったので、ランサーのリアワイパーに流用しました。2本の金具みたいなものはそのまま継続使用です。ゴムが200ミリくらい長かったのでカットして装着。外したゴムはグズグズになって先端が擦り切れていました。交換して早速ワイパーを動かしてみましたが、完璧な拭き取りに感動しました。

その3；バッテリー交換
うちのランサーには何でか知りませんが寒冷地仕様の55B24Lというスペックのバッテリーが付いていました。しかも3回ほどフル放電したシロモノ。今回はとあるルートで新品購入半年使用の良品を入手したので、交換しました。パナソニックのカオス、60B19Rです。ターミナルの極性が逆？気にしない気にしない(・ε・)



ゼロ円チューンを済ませてから、



人生で初めての猫カフェに行ってみました。

飼うことの責任の重さ抜きに猫の可愛いところだけ体感できることに若干の後ろめたさはありましたが…

ぴょーんと私の太ももに飛び乗ったかと思うと、そのままドーナツみたいに丸まって寝ちゃう猫さん。

かわいいっすね。



そして猫さんは狭いところが大好きだってことがよーく分かりました。

犬も好きだけど猫も好きです。

数ヶ月前にあった、嘘のような、本当の話。

それを表す、1枚の写真。



結構近所で起きた事故です。

直径4メートルの岩が走行中の軽バンを直撃。

岩はそのままガードレールを吹き飛ばし、道路下の木をなぎ倒して転げ落ちて行ったそうです。

落石に至った原因は、一連の地震の影響？らしいです。

運転していた方は奇跡的に軽傷。

運転席から車体後部の直撃ポイントまでは約1メートル。

山間なのでペースが遅いと仮定し、仮に時速36㎞で走っていたとすると、通過があと0.1秒遅ければ…

恐ろしい。



続きまして。



ある意味、奇跡かな？

プラウディアが人気のセダン？

嬉しいような虚しいような。



続きまして。



1998年の世界ラリー選手権の最終戦。

ドライバーはトミ・マキネン選手。

これもある意味では奇跡の1枚。

フロントが異様に浮き上がっています。何かおかしいですね。

別アングルで見てみましょう。







まさかの3輪走行。

興味のある方はYouTubeで探してみて下さい。街でたまに見かける暴走車なんかより遥かに速いスピードで激走している様子が分かります。

主催者の不手際で、併催イベントでコーナーに撒かれたオイルのことを知らされずにスタートした、唯一のクルマ。

あるはずの無いオイルに乗ってテールスライドが発生したランサーは、これまた主催者が勝手に置いたコース脇のコンクリートブロックに激突。

世界タイトルがかかった最終戦。深刻なダメージを追ったにも拘らず、何の救済措置もなく、頼みのサービスポイントまでは絶望的な距離が残っていました。

それでも再スタートを切って、満身創痍のランサーに鞭打って、必死にゴールを目指す姿は胸が熱くなります。

その想いが届いたのか、ライバルのカルロス・サインツ選手は逆転チャンピオンを決める筈でしたが、ゴールの300メートル手前でなんとエンジンから出火し、リタイア。

奇跡。





以下、おまけ。





この前、交換してもらったランサーのレリーズの部品です。

フルードが漏れにくい構造に変更されているようです。

地道な改善。

素晴らしい。



そんな地道なイメージアップも、燃費不正とかいうつまらんことをしでかしたお陰で、全て帳消しにしてしまいましたね。

そして再測定で再び不正(想定していた値が出なかったため、何度も測定をやり直したとか)をしていたことが発覚しましたね。

流石に呆れました。

それでも三菱が好きな私。



お互い、どうしようもないですね～！

ランサー、車検切れまであと少し。

そんななか、なんやかんやで、フォルクスワーゲンのポロを試乗してみました。

ブラックで、現行の前期型。グレードは多分TSIコンフォートライン。

クルマ好きの方には、1200ccの直4ターボに7速ツインクラッチのトランスミッションで車重1100㎏、と書いたらイメージしやすいでしょうか。

1年前に乗った現行型デミオとぼんやり比較しながら走ってみました。

走り出した瞬間、最初は「ふーん」でした。

何か乗り心地が硬いなぁと瞬間的に感じました。乗り心地が柔らかいだけのクルマよりはこちらの方が好みですし、こういう硬さのほうが長距離走っても疲れにくいですもんね。

ただ、このポロの硬さはタイヤの扁平が低いとかサスペンションが硬いとかいう単純な硬さとは違うような…



「ドンッ」(段差を越えた)



おおっ!?



圧し縮めた塊のような感覚。そして遮音が凄い。20年選手のランサーが敵わないのは仕方ないとして、あれだけ感心していた現行型のデミオの更に上の次元にあるように感じました。

Bセグメントって、今はこんなに凄いことになっているの？

(それともデミオとポロに限った話？？)



ダウンサイジングエンジンらしいですが、ポロくらいの車格ならこれで良いと思います。ただ、7速DSGの恩恵も大きいと思いますので、排気量ダウンはこれが限界でしょうか。

最後はお約束のフル加速。

定速から、ぐいっとアクセルを踏み込むと～

ほんの一瞬だけ戸惑ったような素振りを見せつつシフトダウンするDSG、そして期待以上の素晴らしい加速

体感以上に車速が乗ってしまう。これ、やばいです。

すげーです。



…何だろう、走りに関しては、ポロはスルメみたいなクルマだなと思います。乗れば乗るほど感心してしまう。インテリアもエクステリアも上級クラスのクルマに見劣りしないようなレベル。

ワイパーとウインカーのスイッチが国産とは逆なのが最大の弱点かと思います。アタマでは分かっていても手がなかなか追従してくれませんでした。



まぁ、ランサーの魅力は全然変わりませんけどね。

レリーズシリンダーからフルード駄々漏れだったようです。

今週は復活したランサーで通勤しましたが、相変わらずの馬力。溢れんばかりです。

余りに速すぎるので、前走車を煽っていると勘違いされないように気を遣うのが若干ストレス…

必要最小限の馬力しか持ち合わせていないトッポでは考えられないことです。寧ろ煽られるほうですからね。

ランサー(エボ)ほど過激じゃなく、そこそこのサイズで快適に走れるセダン…







一番はコレかなー。