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2020年06月22日 イイね!

進化したのかな…アルピナの6気筒ディーゼル

進化したのかな…アルピナの6気筒ディーゼル

先日発表されたD3Sに続いてD5SのLCIでも新型ディーゼルエンジンが搭載されていますが、以前のものと比べてどれだけ変わったのでしょうか。




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いつも大変お世話になっているこの方に比較グラフを作っていただきました。6気筒ディーゼルはF30のD3Biturboのデビューから350ps/700Nmのハイパワーだったので、数値的にはあまり変わりが無い感じですね。

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一番古いエンジンはF30型D3Biturboでデビューした、N57型ベースのもので350ps/700Nmのパワーで、グラフでは赤線(F25のXD3)で示しています。低速トルクの立ち上がりが早く、1250回転でトルクのピークに近い680Nmも出ており、最大トルクも3000回転まで続いていますね。実際に乗ってみるとアルピナの中では一番トルクウェイトレシオが少ないため、少し踏んでも怒濤のダッシュです。

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その次は現行XD3に搭載されているエンジンで青線です。ベースのエンジンは新型のB57型になりましたが、RDEなどの排ガス規制に対応するため、パワーダウンを余儀なくされたようで、最大トルクは700Nmで変化ありませんがパワーは333psに若干ダウンしています。実際に乗ってみるとBMW標準者のX3-M40dに比べて気持ち良く緻密に回る良いエンジンなのですが、性能曲線を見ると低速トルクの立ち上がりが鈍くてピークに達するのは1750回転です。また高速側でも2500回転から下がり始めるので、最大トルクの維持域はN57型ベースのものに比べると750回転ほど狭く、高回転側でのトルクの落ち込みも若干大きいため、パワーカーブでは3000回転から4000回転にかけてのパワーの盛り上がりが緩やかになっていますね。その分最大パワーは4600回転まで持続していますが、丁度ここがN57型エンジンのパワーカーブがピークから落ちてくるところとクロスして、以後のカーブは同一ですね。

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それに比べるとXD4のエンジンは同じB57型ベースながら怒濤のクアッドターボ!なのでトルクも一回り太く、高回転側での落ち込みも少ないため、パワーの盛り上がりも鋭く、パワーピークはなんと4000回転から5000回転まで続いています。しかしこれは本家BMWのクアッドターボに配慮した感があり、本当なら4500回転辺りでもっとパワーが出ていそうですね。実際に乗っても5000回転までしっかりパワーがあり、トルクの太い直6ガソリンターボのようです。

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さて、今回デビューしたD3S/D5Sのエンジンはというと、355ps/730Nmになったので、排ガス規制のパワーダウン分を埋め合わせた上に若干パワーアップしています。

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性能曲線からすると先代XD3のN57型エンジンと大差無い感じで、低速トルクの立ち上がりもややゆっくりで最大トルクの維持域もやや狭いです。しかしアルピナによれば「低回転域においてリニアで優れたスロットル・レスポンスを提供するドライブ・トレインでありつつ、その一方でスポーティかつ高回転型であるという本来異なる二つの世界を両立させた、驚異のエンジン」だそうです(爆)。


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これは多分、エンジン単体に加えて48Vのマイルドハイブリッドシステムが追加されているため、低速でのレスポンスが改善され、その分高速寄りのセッティングに出来たのかもしれませんね。実際に乗ってみればエンジンとしては先代よりもパワーもレスポンスも良いのでしょう。


ただ、4駆化とマイルドハイブリッドシステム搭載、そしてLSDの追加もありF30のD3Biturboより200kg以上の重量増しになっているので、少なくとも0-100Km/h加速は同等かわずかに劣っています。それを補って余りあるフィーリングになっているか興味津々ですね。

 
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もう一度各エンジンの比較グラフを見ると、D3Sのエンジンは2750回転までは先代のエンジンよりもややパワーが上乗せされており、4200回転から5000回転までのパワーの落ち込みも少ないため、ディーゼルエンジンとしては相当スポーティーに回ると予想されます。現行XD3のエンジンも気持ち良く回っているので、それを上回る気持ち良さかもしれません。試乗が楽しみです。


しかし、ディーゼルの進化に比べるとガソリンエンジンの方ではE90型B3Bituurboが370ps/500NmだったのがF30型では410ps/600Nm、B3Sでは440ps/660Nmになり、最新型のB3では462ps/700Nmと順調にパワーアップしています。トルクではほとんど追い付いて、車重は150Kg程度軽いのでそちらに魅力を感じてしまいますね。それに比べるとディーゼルの方の進化はそれほどでも無い印象です(元から高性能だった?)。ツインターボでも370ps/750Nmくらい、クアッドターボなら400ps/820Nmくらい叩き出して欲しかったです。左ハンドル限定で良いので、クアッドターボ搭載のアルピナを増やして欲しいですね。
Posted at 2020/06/23 17:20:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | ALPINA D3 Biturbo | 日記
2020年06月22日 イイね!

持ってますね、野田樹潤ちゃん…デンマークF4でデビューウィン!

持ってますね、野田樹潤ちゃん…デンマークF4でデビューウィン!


先日も書いた野田樹潤ちゃん、週末に開催されたデンマークF4の初戦でどんな成績かと思ったら、なんとデビューウィンでした。ポールtoウィンでファステストラップも叩き出してハットトリックですね。





まったく初めての走行だったユトランドリンクサーキットでタイヤ温存のためかフリー走行はキャンセルしてぶっつけ本番の予選でしたが、トップに遅れる事0.028秒差の2位(3位とは0.3秒差)になって、トップがペナルティで降格したためポールポジションからのスタートでした。


第1レースではトップからの座を譲らず優勝し、レース中のベストラップも1分6秒633と一人だけ6秒台に入れており、週末の3レース全体を通してもベストラップです。


翌日の第2レースは第1レース結果のリバースグリッドだったため8位からの発進で3位に食い込みましたが、タイヤのレギュレーション違反で失格に(涙)。続いて行われた第3レースは12位からの発進でしたが3位に食い込んでいます。


第2レースの失格が痛いですが、リバースグリッドの後方からの発進でもしっかり3、4位に食い込んでいるのは見事ですね。


混走レースでF4車両出場は6台らしいので実質的なライバルは5人なのでしょうが(爆)、この勢いで取りこぼしをしなければシリーズチャンピオンになってもおかしくない感じですね。


実際に真価が問われるのは来年15歳になって条件無しのレースに出場してからになるのかもしれませんが、このまま順調に勝ち続けて来季フェラーリのサポートでももらえれば最高ですね。


本当にビッグになって世界中に知られるようになるのはまだ3、4年先かもしれないですが、今から楽しみですね。
Posted at 2020/06/22 12:40:17 | コメント(3) | トラックバック(0) | くるま | 日記

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「Juju選手がNHKの朝のニュースに出演しましたね。これでスーパーフォーミュラももっと認知されるといいですね。」
何シテル?   03/07 12:45
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