MR-SへのC60移植 お手軽バージョン
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
MR-Sの純正6速であるC65からC60への換装。ローギアード&純正クロスって事でエンジンを2ZZに換装した際の定番メニューです。
で、一言にC60と言っても様々な車種に搭載されてます。一番有名なのがZZT231セリカでしょうか。後はZZE系カローラランクス、フィールダー、Will VSとかにも搭載されてますね。6速が巡航用からローギアード化されたELISE用なんてのもありますが、レアすぎるので今回は無視。
この辺の車両から部品をドナーって来てMR-Sに流用する訳ですが、普通にギアだけ移植すれば済む話でもミッションケースまでバラせる暇な人もそう多くないと思います。必要工具もだいぶ多くなりますし。
そこで、出来るだけお手軽にC60に換装したい!って人にお薦めなのが、カローラ系C60です。C60は大きく分けてZZEカローラ用とZZTセリカ用の二種類があります。カローラ系のC60は人気が無いので、ZZT231用C60に比べて安価に入手出来る事が多いのです。しかも、ミッションケースの型番はMR-Sと全く同じ!なので、ケース側は無加工で使用可能です。
……まぁ、シフトセレクティブシャフトの貫通穴を塞ぐ技術がある人ならZZT用の方がほぼ無加工って事になるんですが。
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丁度手元にカローラフィールダー用のC60があるので、これをMR-S用に加工します。
加工といっても、ベルハウジングにM10×P1.25のタップを2個切るだけです。画像のドリルで穴をあけている位置ですが、MR-Sではシフトクランクのブラケットを固定する穴が2個空いています。カローラ系では無加工で塞がれているので、ここにネジ穴を開けるだけでMR-Sへの流用が可能となります。
ちなみに穴は貫通させちゃってOKです。その方が後でタップ切るのも楽になります。
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必要なネジ穴はM10×P1.25です。俗に言う細目です。このサイズのタップは数百円で買えるのですが、問題はドリルです。M10×P1.25だと、下穴は8.8mmです。こんなサイズのドリル、普通一般家庭にはありません。せいぜい8.5mmか9.0mmでしょう。9.0mmで開けるとネジ穴山がヤバイ事になる、かといって8.5mmではタップが入っていかない。
ではどうするのかと言うと、まず8.5mmで穴を開けた後、9.0mmのドリルで3mm程度入り口を深く広げてあげます。こうする事によって、タップが入るようになるので、後はタップが切ったネジに従って山を作れば良いのです。
あ、お金のある人は8.8mmのドリル買って下さい。安心確実です。
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タップをゴリゴリ切っていきます。
切削油はケチらない!これ大事です。油だらけになっても後で掃除すれば良いだけですから。
一旦食い込めば、後は回して戻して回して戻してを繰り返すだけの簡単な作業です。こんな記事読んでるような人には釈迦に説法な気もしないではないですが。
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タップを切り終わりました。
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MR-S用のシフトクランクをブラケットごと取り付けた所です。多少位置がズレていても、1mm前後なら特に問題はありません。
ここまで来たら、あとはMR-S用のシフトセレクティブシャフトASSYを上手く組み合わせてあげるだけで完成です。流用したミッションの年式が同じなら特に問題は無いのですが、2004年以前のミッションと2004年以降のミッションではシフトセレクティブシャフトの長さが違うので、ちょっとだけ加工が必要です。例として、2003年式のMR-S6速に2005年式カローラ系のミッションを流用する場合、MR-Sのシフトセレクティブシャフトの先端を数センチカットする必要があります。まぁ、カットしなくても純正部品で2.5型用のシフトセレクティブシャフトを発注すれば良いのですが、下手するとメーカー在庫切れの場合もありますので。
あー、5速の人はメーカー在庫がある事を神に祈って下さい。並べて世は事もなし、です。
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