地球ドラマチックで、バングラディシュのレンガ工場で働く子どもたちが取り上げられていた。乾いたレンガを頭に乗せて運ぶ仕事で、1日12時間で1000個運び、給料は98円。これを週6日でこなしても、家は貧困に喘いでいる。教育も受けられず、頭に乗せ続けるので、長年続けている人は額に老人のようなシワができてしまう。
この賃金格差は一体なんだろうか。購買力平価で補正した一人当たりのGDPでもバングラディシュは日本の1/10である(つまり、同じサービスを提供しても、日本では10倍の賃金が貰える。と思う。)。財やサービスの移動が完全に自由になれば、特に人の移動が自由になれば、大量の移民が日本に押し寄せることによって、この賃金格差は解消されるだろう。しかし、熱心な国内の格差是正論者もそうは主張しないのであるが、それはもしかしたら、日本のビジネス環境を悪化させ、企業のエクソダスを推進することでグローバルな格差是正を図ろうとしているのかも知れない(グローバル化は格差を縮小する。面もある。)。
主人公の少女タジンには最後に教育を受ける機会が来るが、工場からの前払い賃金の消化と学校が遠くて仕事場から通えないという理由で潰えてしまう。How many more days would Tajin have to spend at a factory before she can xx this life as hard labor. This girl is turning just 11 this year.
写真は近所の犬。昔は私が行くと寄ってきたのに、最近はめんどい感じか。
Posted at 2016/09/19 23:57:12 | |
トラックバック(0) | 日記