
<アクセスが多いので、最初に。
オイルフィルターは消耗品ではありますが重要部品です。可能な限り品質の高いものを使いましょう。 そこに使うコストなど微々たるものです。>
僕は過去トヨタ日産というメインストリーム?の車にはとんと縁がなく、
本田、三菱、マツダといったメーカーの車に乗り続けてきた。
オイル交換やオイルフィルター交換も自分でほとんどしてきたけれど、
オイルフィルターの適合については、実はあまり気にした事がなかった。
前車用にストックしておいたものが転がっててそれを付けてみたら付いた、とかいう経験が何度もあるから、「マツダ三菱本田用」みたいなのはだいたい共通で、大きさだけが違うのだと思っていました。
まあ、実際そうなんですけど。
こういう車は世界中で販売されていて、そこそこ台数を売っている。
ボロボロの状態になっても乗り続けるのが諸外国の常で(あのアメリカですらそう)、
それであっても、上記のメーカー、1車種ごとのシェアは思いのほか低い。
それでも、町の外れの小さな整備屋や砂漠の果てのガソリンスタンドでもオイルフィルターは要求されるわけで、
メーカーを超えた「共通化」をはかることで、コストダウンとともに部品入手を容易にすることでの整備性の向上も狙ってるのだと思う。
しかもこれらのオイルフィルターのサイズや仕様は何十年に渡って変わっていない。
アストロプロダクツで一つのオイルフィルターを買ってきました。450円です。これは中国製。

アストロプロダクツには日本製のOEMもあってそっちは700円くらいのようです。
マツダ三菱用のC-901です。(現在はA-335となっており、どうやら工場を変えた様子)
この適用範囲は驚くほど広い。
軽から貨物車まで、ミニカトッポからパジェロ、ランエボまで、ロードスター、デミオからボンゴまで。
http://www.astro-p.co.jp/cgi-bin/qa/qa.cgi?309
C-901の寸法的なことを拾ってみます。
中央部のネジはM20×1.5
Oリング は60mmФ
座部分で70mmФ 本体は68mmФ 高さ67mm
ではアルファ147の純正品のサイズです。

中央部のネジはM20×1.5
Oリングではなく円形のベルトのようなもの 内径60mmФ 外径75mmФ
座部分75mmФ 本体 78mmФぐらい 高さ68mm
ここから先は皆さんのご判断にお任せします。
また、これは安いものを頻繁に換えよう、という作戦です。
オイル交換を5000キロ毎、そのたびにフィルターも交換、という感じで。
僕もパンツは毎日履き替えたい、と思います(関係ないか・・・)
まあこれは中国製で、ロングライフ、というよりは短期で交換すべきかもしれません。
パッケージには6000キロで換えろ、と書いてあります。
性能的には日本製のオイルフィルターがおそらく世界一だと思っています。
日本製の車がノーメンテで走りきってしまうのは、こういったフィルター類の性能も寄与してると思うのです。
日本国内には多くのフィルターメーカーがあり、いろいろなブランドで純正品、汎用品を作っています。
どれも性能的には遜色ないと思います。
一例です。
特に2重濾過やマグネットを仕込んだもの、新素材の採用など、日本製の商品はすばらしい。
こういったものは1500円から2500円といったところでしょうか?
日本車用、と謳われているものの転用が可能であれば、こういった高性能フィルターを付ける事も出来ます。
また上記のC-901のサイズははPIAAで言うところのZ-6にあたります。
これでは容量が小さいのでは?と思われるようでしたら、三菱の一つ大きいタイプ
たとえばPIAAでしたらZ-10というタイプは座の部分で80mmФです。
これなんかGTOやレガシーの3Lクラスにも使えます。
それでもOリングの大きさは60mmФですから付くわけで。
でも容量が大きくないとアカンのか?というとそれまた?で。
ちなみにインプレッサやレガシーは2L、2.5LターボでもZ-6です。 あ、RX-7ターボもね。
http://www.piaa.co.jp/products/car/filter/oil/index.html
147の場合、オイルフィルターはオイルクーラーに取り付けられています。
手も届きやすく、整備性は悪くないと感じました。

ここの台座の形状を良く見てみると、フラットな部分にOリングが乗っかってさえいれば密閉は保たれそうですし、
寸法の多少の大小は許容しそうな感じでした。
寸法的には68mm 75mm 80mm どれでもちゃんと乗っかりそうです。
とりあえず、僕はショートリリーフ作戦で行きます。 毎回交換で。 また報告します。
(あくまで、ここに書いてる事は自分自身の実験、検証に使ってるだけです。 絶対に推奨できることではありませんので念のため)
<追記>
HKSのフィルターの記載を見てると、ここはネジサイズ違いの、2種のみで構成。
「汎用性を重視し本体サイズをφ68x65hに統一しました。装着ネジサイズM20-1.5P及び3/4-16UNFの2種構成です。
フィルター濾過性能はJIS基準25μに対し20μとし、ほとんどのエンジン要求性能に対応しています。」
とのこと。
リストはこれです。 ご参考に。
http://www.hks-power.co.jp/product_search/product/639
<追記2>
86はBZRでスバルですから。
86・BZRのフィルターについて書かれたブログを見つけました。
http://milkteakurumi.blog57.fc2.com/blog-entry-602.html
<追記3>
日産の第二純正、
ピットワークのAY100-NS004も良いと思います。日本製。
<追記4>
エイケン工業のこと
<追記5>
少なくとも2017年時点よりフィアットグループの純正品の製造国がついにあの国になりました。
それくらい、いま世界のフィルター製造工場はあの国にシフトしてしまった、という結論です。
ちなみに箱には書いてますが本体にはどこにも書いてません。