
11月11日は「ポッキーの日」「ベースの日」とかいろいろあるのですが
中国では「独身の日」とかなんとか、まあ「セールの日」らしく。
小物中心でいろいろオーダーしてみました。
アリエクスプレスで注文するのは初めてなので、リスク覚悟の上
かといって臆病にもならず、勉強だと思ってやってみました。
アクションカメラで動画を撮ることが増えるとSDカードも必要になってきます。
いまは実はドラレコ用のSANDISKのハイエンデュランスという高耐久のモノをアクションカメラに使ってて、
それはドラレコに返してあげないといけないので。
KODAKのカードって日本ではあまりなじみが無く、AMAZONでも見たことが無かったです。
128GBのC10 U3 V30規格(要するに4K録画対応)のが1467円、とAMAZONだったらU1の最安グループに入って来て
ちょいと危ない橋渡る感じになるのですけど、さあ、これが一体使えるものなのか??
3つ買ったら送料代が浮くようなサービス(罠?)もあって3つオーダーしました。
届きました。 やられました(笑)
2枚が128GBのC10 U3 V30規格 1枚が128GBのC10 U1規格です。 せこっ!

当然、写真を撮ってセラーに文句言います。全部中学英語です。
私「ほれこのとおり、ちゃうやんけ!」と。写真3枚。
売「ピッキングの時に取り間違えたんだと思う。返金の用意があります」
売「改めて、ごめんなさい」
私「違うもの送ってきたんだから払えないね。1枚分丸々返金せえ。ほれリファンド1467円じゃ」
売「いやいや、この荷物はうちから出した荷物と番号が違うよ。この画像を見るある」
売「紛争の申し立てを取り下げてください」
私「は?何ゆうてんのん?」
私「この荷物は中国から台湾の台北で中継が入ってそこで番号替わってそのラベルを上から張ってるのよ。それはあんたも知ってるでしょうよ?」
売「わかりました。ただ、この二つの商品は値段が50セント(54円)ほどしか違いません。1ドル(108円)の返金ではどうですか?」
私「いやいやいやいや。U1とU3の間にはビ~~ッグディファレントが存在すると思うで。1ドルて・・・・」
売「私達の調べではこの2つの品は遜色がないのです」(だから値も同じくらいなのよ、と言いたげ)
私「ちょっとウェイトアリトルホワイル」
おもむろに僕は2つのカードの裏面を写真を撮って拡大して見ました。
業者の言う通り、裏の印字は1字たりとも違いがありません。
出荷日も同日。 U1が数年前のものだった、ということではなさそう。(印字を信じるのも馬鹿だがw)
という事は、この表示違いの2つは同じもので、カードのプリント違い、パッケージのプリント違い、なのか・・・・?
でも、なぜ、そんなものを作る必要があるのか? 新しい規格のほうが売りやすいに決まってるし。
僕はパッケージにハサミを入れてそれぞれをスピードテストに掛けたい欲望がムラムラと出てきました。
そのためにはクレームを何らかの形で解決して「自分のもの」にする必要がまずあります。
「わかったよ。それでえーです。1ドル返金ね。」と取引を完了させました。
この時点でこのU1表示のものは1359円となります。 128GBですからね。 U1でも安いと言えば安い。
あとはこれがとんでもないコピー劣悪商品なのか?小容量をカサ上げした容量偽装品なのか?
フォーマットすらできないような「ゴミ」なのか?
期待が高まります(笑)
さきほど書いていた「この2つには大きな違いがある」というのはこういう事。
U1 は10MB/sの転送速度を最低保証
U3 V30 は30MB/sの転送速度を最低保証。
一般的には4Kの録画をスムースに行うには12.5MB/s必要
なのでU3 V30規格のSDカードを使うように、となっています。
裏を返せばFHDとか2.7Kの録画程度であればU1でも行けちゃう、ってこと。
じゃあ、今手元にあるKODAKの2種の印刷違いのカードは何なのだ?
U1は「読みは85MB/s」がウリです。
U3は「読みは100MB/s」「書きは80MB/s」がウリ。
ホンマかいな(笑)
やってみました。 いつものクリスタルマークです。
とある記事の同じ条件のベンチの横に貼ってます。
2019年の5月に1823円で買った、とあります。
U1
U3
参考SANDISK 一応U3です。
話半分、という言葉がありますが、こういう計測値は最高値でもなく最低保証値でもないわけで
あくまで目安という事。 まあ、出た数字の半分では運用可能でしょう。
であるならば、両方 U3 V30 程度の転送速度は出てますので、4K録画にも使えるのでは?
但し、パッケージに書かれているうたい文句で行くと、U1の「読みは85」これはなんとかギリ満たしていて、むしろU1の規格(読み書き最低でも10)から行くと、はるか上を行く性能です。U3もクリアできてると思われます。
しかし、どうもU3版は規格はクリア出来てても、そのうたい文句である「読みは100書きは80」には届かない、特に肝心の書きには偽りありの製品、のようにも思えます。
2つのパッケージには大きな違いがあるが、製品はその間くらいに着地してて、しかも同じもの。
このあたりがセラーが言う「私達の調べではこの2つは遜色がない」というのはこういう事なのか?と。
なんでやねん(笑)
あと、容量偽装が無いかどうか? 簡易チェックをやってみました。
4K動画の元ファイル15GBくらいのを4つほど焼いてみました。
全部最後まで再生可能、つまり60GBくらいは書き込めてる。
偽装SDは10GB以下くらいから先は書けなくなるらしいので、まあこれは大丈夫でしょう(しらんけど)
今回の実験、あくまでも僕の見立てでは決してゴミではなく、使える。
でも、耐久性はわからない。
性能的には上中下でいくと、中くらい。
1400円とか1300円のカード、3枚で4300円と思えば、上等。 と思います。
(あくまでもうちの機材、環境において、という事です。誰にでも当てはまるわけでもなくベンチの数字もあくまでも
うちのPCうちのUSB3.0リーダーでの数字という事です)