2001年式 ホンダXR650Rに、アッシュの部分合成油PSE(緑缶)20W-60を
入れてみました。
今までは某バイク量販店で(
半ば強制的に)リザーブしていたオイル(モチュール100%
化学合成油10W-40)を入れていましたが、今回は前から気になっていたアッシュを
選んでみました。
まずはオイルを温める為に近所を少し走行してからオイル交換作業に入ります。
邪魔になるアンダーカバーを外す為に5mmの六角レンチを使用してアンダーカバーの
止めネジ4本を外します。
ドレンは12mmのネジで固定されています。
XRはドライサンプ式なので、先にフレーム側のドレンからオイルを抜いて
次にエンジン下部にあるオイルパン側のドレンからオイルを抜き取ります。
ある程度抜けたら外したドレンを少しだけネジ込み、空キックを数回行って
再度ドレンを外してオイルを抜きます。
ドレンを仮止めせずにキックをすると、辺りに飛び散って床一面廃油だらけに
なってしまいますので注意!
この作業を3回程行えばドレンワッシャーを新品に交換して締め付けます。
フレーム側とエンジン側のワッシャーサイズが違いますので、前もって
バイク屋で純正品を注文して用意した方が良いでしょう。
オイルですが、1L缶からオイルジョッキに移してフレーム上部から入れます。
ドライサンプはオイル戻りがありますので、1L入れたら一度エンジンを
始動させてフレーム・エンジン内にオイルを縦貫させる必要があります。
この作業をしないと、1Lでオイルゲージ中央までオイルがあるように
誤認してしまいます。
エンジンを停止し、オイルゲージを確認しながら不足分を追加していきます。
今回は1.5L使用しました。
交換後、早速走りに行きました。
始動性は元々悪いバイクですので、10Wから20Wになっても特に違いは
分りませんでした。
走り出して直ぐに感じたことは「お、重い。。。」
ま、40番から60番になったので、予め分っていた事ですけど。
15分程走行すると良い感じになってきました。
ギアチェンジの時に、スコスコ入ります。
今まではガシャガシャ入る感じで、変速ショックもありましたが、交換後は
明らかに気持ち良くギアが入るようになりました。
前回オイル交換してから60キロしか走行していないのに、今回新たにオイル
交換しましたので、ギアの入りが良くなったのは新油効果ではないですね。
某バイク屋のリザーブオイルですと30分以上走行すると熱ダレが発生して
いました。
もともとXR650Rには20W-50が標準粘度らしいので、40番では
粘度不足です。
高回転の伸びが悪くなり、エンジン音も更に煩くなります。
しかし、アッシュPSE20W-60に交換すると、30分以上走行しても
熱ダレが発生しません。
これは粘度が上がったせいで、油膜がキチンと確保されているのだと思います。
エンジンも悪く言えば重くなったといえますが、良く言えばトルクフルになり
ノイズも減りました。
100%化学合成油(約2400円/L)から部分合成油(約2150円/L)に
交換したので、一見グレードダウンしたような感じですが、フィーリング的には
明らかにグレードアップです。
いやぁ、もっと早く入れとくべきでした。
今まで入れていた量り売りオイルはいったい何だったのでしょう?
バイクは車よりもオイルの違いが体感できますので、次は車にもアッシュを
入れてみたいと思います。
Posted at 2008/09/06 21:56:19 | |
トラックバック(0) |
XR650R | クルマ