
鉄分補給です。
東北縦貫線計画というのがあります。
これは、上野と東京の間に新線を作って、上野が終点の常磐・高崎・宇都宮の3線と、東京が終点の東海道線を相互に乗り入れさせようって言う計画です。
大きな工事はほぼ完了したようで、この度正式な名称と開業時期が発表されました。
この新線の名前は
「上野東京ライン」
との事。
開業は14年度末。2015年春って事らしい。
まぁ、新宿回りの「湘南新宿ライン」と似たような名前ではありますが・・・・汗。
で、特徴的なのは、
我らが常磐線が東京駅に乗り入れし、その先まで行くのでは?という事です。
宇都宮線や高崎線は、湘南新宿ラインで突っ切る事ができますが、常磐線は今までそれが出来ませんでした。
正直、一番の貧乏クジを引いたって感じでした。が、これで少しだけ明るい未来が見えてきました。
ですが、問題もあります。
常磐線で都内に行く方は分かると思いますが、常磐線って上野に入る幹線で一番最後に合流し、しかも位置的には一番端っこ。
で、上野から東京への新線は内側の線路のみ。
もともと内側に入る高崎・宇都宮線はそのまま繋がりますが、常磐線は簡単には行かないみたいです。
「平面交差」というのが生じます。
簡単に言えば、端っこが常磐線で東京ー上野間が内側のみ直通可能と言う事は、出たり入ったりするために、線路を跨がなければなりません。これが平面交差。
昼間の比較的ダイヤに余裕がある時間帯なら難しくないでしょうが、これが通勤時間帯だと大変でしょう。
数分間隔で行き交う殺人的ダイヤで動いている列車の合間を縫って、「はい、ごめんなさいね~ごめんなさいね~」って感じで何回かポイントを通過して隣の線路、また隣の線路と行かなくてはなりません。
さらに重要な問題として、電車・車両そのものがあります。
ヘンな話、東海道・高崎・宇都宮の各線で使っている電車は同じです。共用するのも簡単。ですが、常磐線を走る電車は他線と違い、特殊な為に使い回しができません。交直両用車という事もあり、運用も限定される可能性があります。
なので、下手すれば特急のみ東京駅まで乗り入れ。で、普通列車は行ったとしても品川止まり。となるかもしれません。
逆に、もし東海道の車両が常磐線に入ってきても、取手までの直流区間のみでしょう。
まぁ、高崎・宇都宮線は湘南新宿ラインがあるんだから、こっち(上野東京ライン)は常磐優先にしてくれよ。と言いたい所ではありますが・・・・
結局、ダイヤが正式に発表されるまでは何も分かりません。が、理想としては・・・・
水戸発横浜行きとか、高萩発小田原行き。なんて普通列車が出来たら面白いかな・・・・・と。
汗。。。。。。
Posted at 2013/12/09 21:43:45 | |
トラックバック(0) | 日記