
お盆、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
今年は読経して供養しております。
お盆は「
先祖を家にお迎えして過ごしていただく」という考えが主流ですが、実は
仏教的にはそうではないらしいのです。
仏教の世界では、
亡き人の霊は仏壇や墓所などを設けて、その前で手を合わせて拝むことで、いつでも故人が天から降りてきて我々の姿を見守ってくれるとされています。
としますと、
お盆だからと言って家に迎える行事は特段必要なく、いつでも仏壇に食べ物お供えして、手を合わせれば降りてこられるし、滞在もされるということになるので、常日頃からご先祖様一同、家に出入りされているわけなんですね。
ということから、「
お盆の家に迎える」という風習は、別に
仏教が推進して設けたものではないそうなのです。
京都では8月16日に五山送り火を灯し、その送り火にて家に戻ってきていたご先祖様一同を天界にお見送りするということになっています。
しかし、
地方によってはご先祖様をお送りする日はバラバラなのです。
同じ京都でも、京都府南丹地方では1週間遅い時期とされています。
7月に行われる地方もあります。
すなわち、
お盆としてご先祖様を迎える時期は地方によってバラバラ。
これらから、お盆の風習は、
先祖の霊を弔う習慣を定期づけてしっかり行えるようにと生み出された、
地域民衆文化なのかな?というのがお寺の見解です。
人がなくなって月日が経過すると、故人を懐かしむ機会も減ってきますが、これを毎年きっかけを作っておくことで、
いつまでも忘れず、大切に思う心を維持してゆこう、そういう意味で作られたものなのでしょう。
しかし地域によって期間が違うというのは今の時代にはいいことですね。
これが定着していてくれれば、お盆の帰省渋滞なんてないわけですから。
今日は仏教思想とお盆のかかわりについてのお話でした。
In Japan, we will greet the spirit of the deceased relatives called "O bong" at home, provide food, chant the Buddhist sects and donate it.
However, it seems that this is not an event decided by Buddhism.
In Kyoto, on August 16, we will go to "Gozan fire / Daimonji okuribi" (show the letters and pictures with fire in 5 mountains) and we will send that spirit in heaven.
But that day is different in every part of Japan.
It is not the same day.
As people pass away and time goes on, we get less memorized nostalgic.
So, it may be a regional popular culture that made an opportunity to memorize firmly while missing relatives who were deceased every year at a fixed time.
Posted at 2018/08/15 12:39:49 | |
トラックバック(0) |
地域・鉄道・都市交通 | 旅行/地域