
車の部品紹介に掲載している中華製の
MP3トランスミッター。
ネット通販で900円くらいで売ってて、すぐ
壊れると
定評の。
例によって
信頼度アップの改造です。
中華製の破格品が壊れやすいのは、大半が
電源周りの設計省略が原因になってます。(うちの所有品の場合ね)
綺麗な電源で使うには問題ないのですが、車の電気はとても汚いので影響を受けることが多くあります。
発電系、点火系の経年劣化によるノイズや逆電流の問題や、
エンジン始動時の突入・逆高電圧など。
一時期アーシングなどが流行りましたが、発電系などは基本モーターで、整流素子も消耗品なので
経年劣化などで電圧ムラがどうしても出ますから、いくらアースを強化しても解決しないことがあるわけです。
実際に古い車の、オルタやデスビの未更新車に周波数特性の敏感なLEDを接続すると光源がちらつくほどです。
解像度の高いデジタル電圧計だけでもその変動を見ることができます。
なので、そういう電源状態のところに、保護設計していない機器を接続すると大きく影響を受けるのは当然なわけです。
写真はその900円のMP3トランスミッターの分解の様子。
案の定、
ブラックボックス化したMP3デコーダーとトランスミッタチップに、
電圧変換のレギュレータICが付いてるだけの簡単な構造でした。
専用ワンチップ化してる場合はコストが安くて高機能が実現できますが、その分ひ弱なことが多くあります。
なので、ちょっとしたエンジン始動時の突入電流や逆電流で瞬時に壊れることがあるわけです。
ということで例によって、シガー部分に整流などの
保護回路をちょっと割り込ませて収容。
場合によっては
整流ダイオード1本挿入するだけでも効果があることが多く。
中華製の液晶モニタなどはダイオード1本で一度も壊れずという事例もあるくらいです。
あとは電波到達距離的に大丈夫とは思いますが、日本の電波基準は中国基準より厳しいので、念のために電波伝搬を抑える処理をしておきました。
とりあえずこれで当面はラジオとCDしかないeKワゴンのMP3対応としておきます。
新しいデッキは繰り上げ導入されてしまった新車の軽に取られたので、eKワゴンは
・古いイコライザ付きのCDレシーバーデッキを改造してMP3機能を増設する
・中華製のMP3+中国帯域FMラジオユニット+20Wステレオアンプユニットで自作する
のいずれかで対応を検討。
とは言え、あと1年で除籍予定になってるので、そこまで面倒な対応するのも何かなと。
綺麗に収まるのは前者のデッキ改造。
昔のデッキは搭載機能が稼働しているかどうかを抵抗値だけで見ていたり、電流の導通有無だけで見ている簡単な制御構造なので、その辺騙す改造を行って、使ってない音声入力にMP3入力を突っ込むという手もあるのですが、何よりも...
老眼の進行で半田付けがめんどくさくなってきた...
Posted at 2021/11/22 22:20:25 | |
トラックバック(0) |
趣味 コレクション | 趣味