今の時代にネットをいじり始めた方、特にスマホ世代には何のことかわからない方もいらっしゃるかもしれませんが、今や当たり前のインターネット。
平成に入ってから研究目的などで構内限定などでtelnetなどといったチャット機能や掲示板がワークステーション上で研究者などで使われ始め、平成一桁末期にDOS/V機 WIN95などの普及で電子メールが急速に広まったと記憶します。
当時はネット環境はISDNの64kbpsが最速。
動画なんて夢の世界で、私らは当時384kbpsで動画通信をメタリック回線で実現する方法を国際的な環境で研究していました。
それが今は4kライブ配信までできてしまうww
平成10年代になるとネット環境は急速に展開して行き、誰でもホームページや掲示板を作って公開できるようになりました。
ブラウザIEが広まり。
趣味に関するコンテンツをアップして、同じ趣味の人が閲覧して掲示板にコメントを残し、幾人か集まるとオフ会を開くなどし、まったく見ず知らずの人の交流の場ともなっていました。
私自身も、シビック関連のサイトを立ち上げ、全国規模で展開していた時期もありました。
しかしネット上での交流という、目に見えない相手との交流は様々な弊害も生まれ、次第にこういった交流社会が崩壊して行きます。
私のサイトも価値観の違う方々が仲良くしているメンバーの輪を、過度な自己主張する数人によって環境悪化され破壊される現象が出始めたために、めんどくさくなって自爆起動させて解散させたことがあります。
誰もがそういうネット上での一定の密度のある交流にめんどくささを覚え始めていたころに出始めてきたのが今のSNS文化。
軽い気持ちで軽く交流できる媒体。
時代にも合って、今のネット世界の主流となっています。
みんカラはその中でも古参な部類になるほど、今はさらに軽いSNSが色々出ています。
そのホームページ、掲示板文化を中心的に支えてきた「
ジオシティーズ」。
世界で広まり、日本ではヤフーが買取り「
ヤフージオシティーズ」として世界で最後まで残っていた日本のジオシティーズが3月31日をもって静かに消えてゆきました。
https://info-geocities.yahoo.co.jp/close/
自分のサイトもいくつかそのまま残していました。
運営側も、過去のホームページ文化をできるだけ削除せずに残したいという方針だったということで廃墟のまま放置されているページも多かったのですが、今や自身のページを作る人が少なくなった時代には貴重なネット文化遺産的なものでした。
さすがに維持に関するコストと広告収入とのバランスが保てなくなったようで、利用率もかなり下がっていたために昨年度末での廃止となったとのことです。
若い子らに「ホメパゲ(=homepage)」と呼ばれて交流アイテムとなったホームページ文化、さらに平成の終わりとともにこれも過去のものとなって去ってゆくようです。
Posted at 2019/04/02 17:45:47 | |
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