
昨夜ご相談の
残照回路ですが、
Vcc(常時12V)、ドア、GNDの3本が取れれば、写真のような
遅延回路にさらに数点部品を付ければLEDの場合は簡単に実現できます。
ルームランプの場合なら可能でしょうかね。車の配線仕様によります。
この場合は昨日言ってたように、VccとGND間に回路を介した照明を置いて、ドアON状態で充電させて、ドアOFF後の放電中にだけ継続して照明をONにする基本的な構造。
ただ、問題点がいくつか。
①ルームランプの仕様によってはドア開閉時の残照だけでなく、
ルームランプのスイッチでのON-OFFにも影響することがある。
大概は大丈夫かと思いますが。
②スイッチで物理的に遮断するわけでなく
電子的にON-OFFするために回路的にはつながった状態になる。
だから高性能なセキュリティとか
車体の電流を監視しているセキュリティの場合は
将来的に素子劣化などの影響でセキュリティが誤作動する可能性も
無いといえない。
など。
この他に、制御線を3本取るのでなく
ドアスイッチに並列に回路を設けて、
ドアスイッチがOFFになった瞬間に発生した電位差で充電し、
放電後に電気的にスイッチを切るという2本式の回路も考えられます。
擬似スイッチ的なものです。
部品点数はちょっと増えますが。
でも大抵はルームランプはVcc側、ドアスイッチはGND側なので、
後者の回路のほうが逆に確実かも。
②を完全に回避するには簡単な方法はリレーなどを使って物理的に遮断する方法。
でも部品が大きくなるんで電気的に確実にするように設計。面倒...
電球かLEDかにも寄りますし、LEDの消費電流によっても使う部品とか変わるんで、
最終的には
・どの照明の残照制御をしたいか(ルームランプなら仕様確認要)
・照明の定格はいくらか
などを確認して定数とか設定することになると思います。
とりあえず
安くて簡単に自作できて燃えない程度のものなら容易かと思います。
試作はチョイ待ってくださいね。
ネットで調べると色々な参考回路が出てますが、
中には「ええ??」てのもあるので鵜呑みは禁物。
それに一般的なものなので最終的には自分の車の仕様にあわせてやるのが確実でしょう。
ちなみにLEDが少なければ、
大容量の電解コンデンサ(パソコンの電源平滑用)を単純に
並列に繋ぐ方法もありますけど。
秒数は短くなります。
色んな方法がありますので希望によって検討ください。
ちなみに車の仕様や状態によっても変化することがありますので、
あくまでも車の安全走行や保安に支障の無い範囲で、
出火などの危険性の無い(w)部分に適用して、
お楽しみの範囲で自己責任にてよろしくです。
Posted at 2009/04/26 15:23:15 | |
トラックバック(0) |
車 一般 | クルマ