2011年09月03日
※私見ですので、気に入らない方は読まないでください。
ハチロクのコンセプトだ何だと言って力を入れているらしいトヨタFT86。
自動車メーカーは車が若者に売れなくて困ってる!ってことで
ここは一発本気でスポーツカーを!ってことでトヨタが一応頑張ってるらしいが、
世間では期待と同時に「どうせまたオッサンしか乗らんだろ」と揶揄される面も。
何せカローラ店の営業でさえ、「内装はウッドでモールは銀色か?」なんて笑い話。
FRスポーツとはいえ200万超える価格設定に2000cc。
20代にはとても手が出せない。
若い子にも買ってもらえる車を・・・
なんていう反面こんな感じ。
若者の自動車離れと言われるが、理由はさほど考えなくてもわかる。
自動車産業をはじめとして大手企業がコストだけを重視して
賃金の安い非正規労働者を増やした結果
じゃないのかね?
自動車メーカーでは企業が自社社員として雇う直接雇用でさえ期間社員が多い。
それに相変わらず多い請負会社の請負社員と派遣社員。
いずれも年収では300万以下と言ったケースが多い。
しかもいつまで居られるかわから無いような契約状態で新車買うぞ!なんて言ってられない。
トヨタの大手系列子会社では14000人ほどの社員のうち10%にもあたる1400人が期間社員。
要らなくなったら1400人も切り捨てられる。
なお、派遣や請負は入ってない数字。
ではそれらの枠は採用されやすいのかと思えばそうでもない。
数々の職安法に抵触しそうな応募制限内容が御用達の大手人材会社からまかれている。
法令で禁止されている年齢性別の制限、身長、体格、その他諸々。
公開用の求人票には書かれていないが、入手した内部資料には腹立たしい程の内容。
これが依頼もとの、この某子会社からの注文だとして文書として配布されている。
非正規労働者を率先して増やし、様々な条件で就業の機会を均等にしていない。
それで若者にも車買って欲しい
なんて勝手過ぎませんかね?
世界のトヨタとして、グループ各社、日本の各業界に手本となるべく、
まずは雇用状況、就業状況の改革をすべきでは無いんでしょうか。
遊び車はそれからだ。
正規労働者の人口は相変わらず増えません。
大手企業は「派遣はやめました。当社では派遣は受けていません。」
こう言います。
しかし、聞いた大手10社ほどでは
・派遣はやめて派遣会社に請負でやらせている
・表向きは派遣は受けていないと言っているが小さい派遣会社からナイショで受けている
のいずれかでした。
理由は
・安いから
・楽だから
確かにわずかな調査ですが、これで良いんでしょうかね?
労働者の生活が安定して賃金が増えてこそ購買意欲が高まるんじゃないかと思うんですが。
【解説】
派遣とは
労働者派遣法に基づき、派遣会社に所属する契約期間だけ雇われた非正規労働者を
派遣契約に基づき指定期間に指定役務の提供のために派遣される社員。
業務の指示は派遣先から行われる。
雇い主は派遣元で上司は派遣先といった感じのシステム。
労基法により正社員と同様に条件が満たされたら各種保険に入れるが、
契約期間と雇用期間が一致しており、契約が終われば仕事が無くなる。一般労働者派遣。
正社員として派遣会社に雇われて派遣される特定労働者派遣というものもあり、
これは派遣期間が終わっても社員として派遣元の会社に雇用され続けるが、
仕事の無い期間は賃金が法定で許されている休業補償額しか払われないことが多い。
また正社員とは名ばかりで、実際は派遣がなくなると解雇される悪徳な会社も多い。
請負とは
請負会社が依頼もとの企業から業務を任されて
責任を持って依頼もとの施設で業務を遂行するもの。
請負社員とはこの会社に所属する社員で、依頼もとの企業、現場で就業する。
一見派遣に見えるが、派遣とは異なって指揮命令権が派遣されている会社側には無い。
従って職場となる依頼元企業の社員から仕事の内容を指示されると派遣法違反になる。
悪徳派遣が問題になって大手企業は一斉に派遣を請負に切り替えた。
本来請負会社の一事業所として労基法上の整備が行われていなければいけないが
未だに杜撰なところが多く、しかも請負とは言え、事実上派遣になっている企業も多い。
なぜなら依頼する側の企業の社員の大半に派遣と請負の区別が明確に指導されておらず
知らない社員が派遣と同じ様に扱ってしまう。
完璧な請負業務を確立するのは依頼元、請負会社双方に相応の知識が無いと難しい。
Posted at 2011/09/03 23:31:07 | |
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