いちRのブログ一覧

EGシビの保管されている赤穂車両基地。
3月まで長年乗ってきた俺のEGと
その土地の所有者のEG6改B16Bの改B16A特ｗｗとの2台が
静かに再起のときを待っています。

「地主」は頻繁に行ってますが、
前回都合が合わず行けずじまいで7月末以来行けていません。

早くも3ヶ月。
バッテリー、もうダメだろな・・・

ガソリンも残りわずかで補充しないといずれエンジン掛からなくなります。

9月に行けず、今月こそはと思っていたら、
そいつは社命を受けて伊豆諸島の離島へバカンス兼？出張ｗｗ
ようやく約1ヶ月の出張から戻ってくるようなのですが。

前回は夏真っ只中でしたが、もう秋になっちゃいました。



で、今月は今月で休日は予定ギッシリ。
おまけに今、色々と金が要りようで高速代とか捻出困難。

11月くらいにならないと行けないかもと言う状況です。
解体工場にいたのでさえ2ヶ月2週間。

あれだけいつも近くに置いて、
あれだけ廃車になっても乗りたく思っていたあの車。

最近距離が遠くなって来たのかなあ～

そろそろホントの潮時なのでしょうか？

解体を阻止して救出したことでホントの愛情が終わった？？
それとも雨ざらしでない建屋の中に管理されてるってことで安心なだけ？
以前は気になって仕方なかったんだけどなあ～

月曜は初めての「車椅子介助」。
俺、大概の仕事はやってます。頼まれたらね。
先日のブログの体が不自由になっちゃった理事長さんの同行介助。


自宅最寄駅まで家の方が送って来られるので、朝にその駅で合流。
車椅子を押して会議のあるホテルまで同行介助するお仕事です。


大変長い文章ですが、自分の体験した現状を綴ります。




まずはその国鉄の駅で切符を買って改札へ。
電車に乗るときに補助板を敷いていただくために頼みます。

自動改札通れないので切符にスタンプ押してもらって、
エレベータでホームへ降ります。

そこで第1の試練。

車椅子が待ってるのに我先に乗り込むオバハン連中。
1回待ち。



エレベータを降りると第2の試練。

降りたホームはカーブの駅で、ホームに勾配があります。
エレベータを降りると勾配は線路に向かって下り坂。

介助してても制動に力が要るのに、
車椅子で片手しか動かないので単独ではとても利用できませんね。
片輪しか操作できないので車椅子が転回してしまうそうです。



ホームで第3の試練

狭いホーム。
乗車は混雑度がわからないので最後部の車掌の前にとの駅員さんの指示。
中央のエレベータから最後尾までホームを移動します。

東海道線の編成は10両編成などと長いです。
5両分は移動します。

その移動経路は狭く、点字ブロックが敷かれていて車椅子が振動します。
座りっぱなしなので振動でお尻が痛くて苦痛だそうです。
そのため通過線側のフェンスのある端を通ることにしましたが、
こちらはこちらでかなりの勾配。車椅子が傾きます。

苦労すること最後尾車両の停車位置。
余裕のあった列車の到着時間なのに、ちょうどになっています。
すぐに電車入線。

そして駅員さんが板を持ってきてくれて電車に乗り込み。



乗ったら第4の試練。

車内ではこれまた国鉄の保線の悪さで、
駅のポイントで揺れまくり、車椅子と体を支えるのが大変です。
一人では怖くて乗れないそうです。



降車駅。
ここは大都市の中央駅。
駅では駅員さんがちゃんと乗った位置で待機していてくれます。
が、降車してからあとはセルフサービス。



降りたら第5の試練。

ホームは人でごった返しています。
それを避けながら改札階へのエレベータ。

ここでも我先に乗ってゆく人ら。

2回待ちでようやく乗ります。

改札階では携帯を弄りながら歩く人とぶつかりそうになりながら交わして進みます。
出る改札が別の改札なので別のホームへエレベータで今度は降ります。

さらに人は多い。
次々と前から突っ込んでくる人ら。

車椅子乗ってる人は視線が低いので怖いと思いますね。

狭い通路でも話に夢中で移動しない人も。



なんとか改札を出ると第6の試練。

大都市の中央駅ですが、地面は勾配が多く、
ちょっと気を緩めると違う方向へ転がってしまいそうです。

目的のホテルはエントランスが急な上り坂。
とても高齢で片手では登れません。

押すだけでもかなり力が要りました。



トイレも車椅子マークの無いところは狭く不便。
マークがあっても入口が狭いなどの不便なところがとても多い。

車椅子利用でない場合に20分で到着できる場所に、なんと50分もかかりました。
事前に「1時間は見といて」と言われていたのが理解できました。



会議は2時間くらい。
その間にこちらは食事と別の用事を済ませます。

帰り道は帰り道でまた大変。

終わる頃にホテルに迎えに行き、また電車で帰ります。
時間は夕方のラッシュ前。

人の流れが昼前より速い。
切符を買って改札口で補助板の要請。
ここは改札から列車まで誘導してくれるようです。

が、ここで第7の試練。

頼んだ駅員さんが申し訳無さそうに寄って来る。

「オキャクサマ、すみません。今車椅子の方が数件重なっておりまして、
　もうしばらくお待ちいただかないといけないのですがお急ぎですか？」

別に急いでいないので待つことを伝えて待つこと5分ほど。

駅員さんが駆け足で来られる。

「お待たせして誠に申し訳ございません」

今度は駅員さんが前を誘導してくれるので、
話に夢中のオバチャンとか、携帯に夢中のバカ面は除去してくれますｗｗ

エレベータでも駅員さんが来たことで気づく人が多く、
優先で乗せてくれました。。

でエレベータの降りる階では駅員さんが先回りして待っていてくれます。
そしてエレベータ2回乗ってホームへ。

今度はエレベータ降りた位置から電車に乗ります。

電車に乗るまでずっと駅員さんが付きっ切り。
そりゃ人足りませんわ。

見えた範囲だけでも数名の車椅子利用者。
駅員さんが同行しなければいけないバリアフリーが現状なんです。



帰りの電車は始発ですいており、楽に帰ることが出来ました。
そして到着駅でも駅員さんが待機していてくれて、
エレベータに誘導してくれたことでスムーズに移動。
改札まで誘導してくれました。

その結果帰りは乗る際の改札で待った以外は
車椅子利用でないときの20分に対して30分。

行きとこんなに差が出るもんなんですね。



そんな感じで、迎えに来られていた家の方に引継ぎ、
仕事終了となりました。



今回、体験してわかったことですが、
バリアフリーとはいえ、まだまだ独りで移動するには困難な箇所が多いこと。
困難どころか危険がいっぱいです。
介添え無しでは高齢の場合とても自力で車椅子を操舵出来ません。

さらに先を急ぐあまりか、視線を下や周囲にやらずに車椅子の接近に気づかない人の多さ。
悪気は無いわけですが、車椅子側からはとても怖い流れです。

バリアフリー化は金もかかるし大きな工事も必要。
ですので限界があるわけです。
そのため駅員さんが補助しているわけですが、それも限界があります。

よく言われることですが、助けを必要としている人がいないか見て、
いたら手伝うのがやっぱ重要なんでしょうね。
もっとも補助を申し出たら怒られるってこともあるみたいです。
でもそんな場合はほっとっけばいいだけで。

あとはエレベータに乗るときや、点字ブロック付近を歩くときは、
周囲に必要としている人がいないかどうか、
少し目をやることも重要なんじゃないかと思います。



最後にその方の感想。

「いつもは家のもん(奥様)に押してもらってンねんけど、
　家の(奥様)も高齢なんで大変やねん。君らみたいに若いとさっさと行けるけどな～」

そなんですね。
高齢の方の相方も、通常は高齢なんですよね。



一人一人のちょっとした気配りでちょっとでも移動しやすい空間に。