2013年11月15日
1995年当時の話ですねw
当時、AE101のバブルスタイルから質素なAE111に変わり、
トヨタ本社もぜーンぜん力入れてない!と開発が断言するほど
出たての頃は目立たない存在でした。
テンロクスポーツが終焉を迎えるちょっと前の時代。
男は2000ccクラスのスポーツカーに移行してゆく時代。
AE111は全くのノーマルだとスッピンなスタイルでした。
それだけにカッコいいスポーツカーとは思われない登場。
しかし純正でもエアロを装着してたらそれなりに良い線形でした。
なわけで出てすぐの頃はレビンがスキだから買ったという人が多く、
その他は下位クラスのAT車という感じでした。
まだHPって概念が学術の世界に限られ、
メールもワークステーションでコマンド+テキスト打ちの時代、
DOS/V機が出だしてWIN95が出始めた時代。
newsという交流手段があったのですが、
ここの車のカテゴリで知り合った人らも同じ感じ。
意外にAE111乗りの女性が多かったのにビックリしましたが。
その夏、ウチのレビンが納車になり、
2週間後には慣らしの旅に伊豆、湘南まで行ったわけです。
夜通し各地を走り、夏の早い夜明け。
湘南海岸沿いの国道134。
東京向きを走っていました。
早朝とはいえ夏の朝。
海水浴客などで混み始めています。
ノロノロ運転が停止状態に。
折角来たのにこのノロノロじゃ台無し・・・
そんなことを思いながら対向車線を見ていると、
向かいから同じ色のAE111レビンが来ます。
運転しているのは同世代と思われる女性。
向こうもこっちを見ていたらしく、
お互い視線が合っているのはすぐに気付きました。
ニコニコしてこっちに手を振ってくる。
こちらも返すとこちらのレビンのホイールやサイドステップを指差して
やっぱそれ!みたいなジェスチャー。
相手のレビンを見るとこちらのレビンと同じ様な外装。
声聞こえないのに何やら大はしゃぎでこっちに訴えてます。
スキで買ったんでしょうね。
で、買って間もなく同じ様なコンセプトで乗ってる同車に出逢って
思わずこんな感じになったのでしょう。
渋滞ですれ違う間の短い時間でしたが面白い体験でした。
考えてみたら最近って車に興味を持つ人も減り、
こういう場面もまずあり得ないようになりましたね。
その車種が好きで買う、という買い方も減ったとDが言ってました。
だけど古い有名ドラマと同様、
今そういう価値観が無くなったからこそ、
こういう昔話が映えるのかもしれません。
このときの相手のレビンはもういないかもしれませんが、
ウチのレビンはそのときのエピソードを今も記憶に持ちながら
今日も走っています。
Posted at 2013/11/15 21:07:47 | |
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