2014年06月19日
シーズンオフを過ごすサンタのAさん。
受け持ち範囲に支援者が多いため昨年度も多数の寄付金を集め、
大勢の子供たちにクリスマスプレゼントを配った。
多忙だった冬季を終え、年度決算も終えた。
多額の寄付金を受けることができたので、
決算には時間がかかったが、なんとか終えた。
そして監査となった。
税務監査が行われると、いくつかの指摘を受けた。
受けた寄付が一部報酬とみなされるということと、
経費として計上していたトナカイのえさ代は実は自分たちの飲食費だったこと、
さらに配布エリアの打ち合わせの際に過剰な飲食経費や
視察名目で行われた海外渡航が事実上目的が私的なものであったこと、
これらが課税対象であるとみなされ、
追徴課税として6億円の追徴を言われたのだ。
見解の相違があったとしながらも追加納税するとしている。
しかし監査役が実は極めて親密な関係者であったことや
これまでにも繰り返して不明瞭な会計計上があったことが次々明らかになり
税務当局は過去にさかのぼって調査する方針を明らかにしている。
さらにこのサンタは休暇先の南国の某島で
異性と不淫らな飲食をしているシーンを
動画で自ら撮影してフェイスブックに投稿しており
これを見たネットユーザーが非難し炎上する騒ぎになっている。
インターネット掲示板大手の3ちゃんねる上では
このサンタの交流関係を住所などの情報を添えて詳しく説明しているものまで現れ
炎上は拡大している。
これを重く見た経済産業省は事実上自己管理を任せているサンタ業界に対し
何らかの規制が必要と定例会見で記者からの質問に対して回答したが
これに対し日本経済団地自治会会長は、
規制は冬の商品流通に大きく影響するものだと強く反発している。
さらに事務官がTwitterで「サンタなんて要らない。親が勝手に買えばいいんだ。
ここは日本だ」とツイートしたとして更迭された。
この騒動は当面続くとみられ、業界組合は困惑しているという。
一方で別のサンタBさん。
Bさんは自営で活動するサンタだ。
シーズンオフとなったこの時期は毎年静かに暮らしている。
しかし今年は違うようだ。
ここ数年少子化でプレゼントの配布世帯数は減少し、
プレゼントの購入数は減っているというが、
逆に費用は高騰しているのだという。
その原因の一つは物価高だそうだ。
子供のおもちゃは高度化するにつれて価格が高騰しており、
さらに追い打ちをかける消費税増税が重くのしかかる。
さらにもう一つの原因は配布した世帯からのクレームの増大だそうだ。
年々クレームは増え、配布直後は電話がパンクするほどだそうだ。
内容は「子供がつまらないといったから交換してくれ」
「もっと高価なものを持ってこい」などという勝手なものが大半なのだそうだ。
仕事柄文句を言えないため応じるしかないという。
そのため返品により無駄となったプレゼントの廃棄費用と
交換品の購入コストが増大しているのだという。
プレゼントの保管場所も借りるために莫大な経費が必要で、
廃棄費用も一般家庭から出るごみではなく、
事業所から出る産業廃棄物とみなされるため、
廃棄費用は極めて掛かるという。
さらに信じられないのが、
プレゼントを置きに来た際にドアを壊したなどと言いがかりをつけ
修繕費を請求してくる家もあるということで、
サンタの中にはトラブルを避けるために
宅配業者に配達を委託する者も多くなってきたという。
このサンタも今年度からはプレゼントの配達を宅配便業者に委託し、
苦情電話の受付を大手コールセンターに委託することを検討してる。
いずれにしても多額の費用が必要で、
寄付だけでは対応できない現状となってきているという。
このためBさんは夏の間の仕事を探しに
毎日ハローワークへ出かけ求人に応募しているが、
長い口髭をはやしているのと高齢であることを理由に採用してくれる会社はなく、
このままでは自分の生活すらできないと訴えている。
Bさんは区役所に生活保護の相談に出向いたが、
就職活動をしながらも定職がないのは認められるが、
冬季に多額の寄付を受けて多額の買い物をすることができることから
前例がなく判断できないとして現在のところ支給は認められていない。
Bさんはトナカイを飼うために山間部暮らしだが、
過疎が進み来月には唯一の交通手段だった路線バスも廃止になるという。
サンタとしては不適切だがこのままでは車を買わざるを得ない。
しかしその購入費用なんてとても出せないと嘆いている。
まあ、こんな世の中だね・・・
朝からの会議中にこんなネタを考えてた俺ww
Posted at 2014/06/19 11:35:37 | |
トラックバック(0) |
日記 思いごと | 日記