いちRのブログ一覧

長いよ。
興味あったら最後まで土蔵。
真面目に今日は行きます。






仕事をしていて、なんでこんな無駄なことに時間を費やすの？

と日々誰もが思いながらも流されて仕事をしているでしょう。

毎日1時間の無駄があるとすれば平日で5時間の無駄が生まれます。
5時間あれば国道で大阪から名古屋まで夜間なら行くことができます。

1か月なら？1年なら？

1日の起きている時間の大半を過ごす職場で、
これだけの無駄が生じているとしたら？



俺、そういうのイヤなんで。



毎年、この時期は22時、23時覚悟の食事の暇もない
大きな仕事がありました。

過去形なのは今年は


し　な　か　っ　た　。


例年通り、仕事は終えました。
仕事量も同じでした。


終わったのは18時です。



我が職場には管理する管理職がいません。
私は窓際に自分から行ってる追い出されかけてる嫌われモンです。

だけど、無駄な仕事は　い　た　し　ま　せ　ん　。


なので、今回はちょっと出しゃばらせていただきました。



一般に、必死で仕事する人でもキャパ８０％、
ダラダラする人で３０％の稼働率と言われます。

なので３０％を８０％にするだけでいいってことで、
ダラダラしてる奴を無理やり引っ張ったわけです。


毎年、半日は中だるみが多い時間帯であるのに、
全員つきっきりでその仕事をします。

超大忙しになる時間帯も全員で狭い場所で対応します。

で、メインの仕事が終わった後に、
その後処理が夕方から待ってるのです。

これが時間かかり、23時までになる。


朝からできない仕事ではないんですが、
過去の慣例とやらで夕方から毎年やることになってたんです。


その夕方から処理する仕事、これを文句言われながら随時やったんです。

暇を見つけては。

そして大忙しの時間帯もメインの業務に参加せずに
黙々と従来夕方からやってた後処理を先回しして。


文句言われました。

「早くやらなければいけないってのはわかってますが、
　どうせ今日も遅くまでやることになるんだから
　終わってからの後でいいじゃないですか！」


やり続けました。


慣例って何？


夕方、現場の対応が終わり、
対応していた皆さんが戻って来て唖然とします。


夕方からいつも処理していた仕事はすでに２／３が終わってました。


そしていつもなら６～７時間かかっていた仕事、
１／３しかないので１時間半ほどで終わっちゃいました。


みんなが「ええ？」って顔してます。



「だけど去年は多かったしかなり現場対応大変だったし
　それからすると今年は少なかったのかな？」

と分析する人。



そこで俺。

「集計すると昨年とほぼ同じ規模でした。」



さらにみなさん「なんで楽だったの？？」って首をかしげます。



文句言った人ら、何も言えない・・・


誰もが２２時超えを覚悟していた今日。
１９時には家に帰って晩飯取れることになったわけです。
１８時過ぎには帰ってゆきました。



結果はこうです。

・昼間の無駄な時間をできる仕事に回す

　夕方からできる仕事を余剰時間に先にするだけで３、４時間も短縮できた。

・大勢でやればよさそうなものでも場所が狭く逆にゴッタになって効率が悪くなる

　去年と同規模で今年は楽だったというのは、
　これまで必要以上の人員を投入していて逆にややこしくなっていたと推察。
　それを後処理に人を回したために、適切な人数で処理できた。

それでもまだ工夫する点は沢山ありましたが、
結果的にこれだけの時間を短縮できたわけで、
毎年３時間無駄にしてたとしたら
１０年で３０時間も無駄に残業していたことになります。

この無駄を１０年以上前からやっていたというから驚きです。

でも、みんな何も悪くもなく悪気もないのです。

ただ、そういう文化で遂行していたので皆さん疑問に思わなかっただけなんです。

だから毎年、嫌だなと思いながらもみんな文句言わずにやってたわけですね。

そこにイヤなもんはイヤって言う態度の外モンの俺がイヤなことしなかっただけ。



しかし外モンが見ておかしいと思っても、
それを直球で直そうとすると絶対に弾かれます。

そういうことが常識だと思っている世界に、
そうでないことを言っても煙たく思われて当然なんです。

なので今回は昨年の結果から文句を言わせない結果に導く方法で
ドサクサ紛れ方式で強行してみたわけなんです。



かなり管理職層にはインパクト、あったようです。




よく組織の業務効率化とか漢字を並べて
システムを導入したり機械を導入しがちですが、
業務の流れをよく観察して管理職がちゃんと交通整理すれば
それなりに無駄の削減ができるんじゃないの？という「実証実験」でした。

仕事には必ず無駄と過去の慣例という化けモンが存在します。

慣例という文化の中で過ごす人らの隙に入り込み、
有無を言わせない結果に導く操作手法、
これ実は短期間で一気に改善する常套手段でもあるんです。


本来は、組織の癖や余計なカルチャーを分析して、
こういうテクニックでもって組織改革するのが
本当の管理職なんじゃないかと思うのですが、
残念ながら今の時代、みんな自分のことで必死で、
そこまで手が回っていないのが現状のようです。

もしも本当の意味での管理職らがこういうことをしてくれれば、
無駄な残業や無駄なストレスは減少して、
もっともっと労働者の本来の威力が発揮できるのではないのかと
俺は思うのですがね。




まあ、窓際行ってる暇人だからこういう実験をやってみました。


俺は今は管理職でもなんでもない、
派閥争いに巻き込まれて下っ端に追いやられた
追い出され寸前のモンなんですなｗ

そんな者がちょっと実験するだけでこういうことになるんだから、
指揮命令権のある人らが細工すれば、
もっともっと無駄のない仕事ができるはずなんです。


年度で俺は追い出されるだろうから後はよろしくってことでｗｗ