2015年04月21日
もっともだと思われたらイイネよろしくです。
全国初と言って愚かにも失態を宣伝することとなった
「京都の繁華街四条通1車線縮小大工事 29億円」
ですが、これは京都の大きな繁華街、四条通を1車線に縮小してしまうという工事です。
歩道を拡張するためというのですが、
歩道は今まで普通の大き目の広さのものが両側にあり、
休日は混むものの平日は閑散としていました。
それを拡張して
車道を4車線から2車線に
してしまうというものなのです。
この通りには工事区間に3停留所が東西方向にあり、
多数の系統が乗り入れるために各停留所が数か所ずつに分かれていました。
これをなんとまあ、各停留所1か所に集約し、
各方向3停留所3か所にしてしまったのです!
バスは混雑時には5台くらい来ます。
これを3台しか停められません。
乗降には多いときで1台2分は掛かります。
後続車はこれらの扱が終わるまで待っていなければいけません。
当然大渋滞です
工事の前から反対が多かったのですが、
地元商店街との意見一致で久々の大型公共工事もあったのか、
賛成意見がマスコミなどで取り上げられて難なく実現。
ところが工事の始まった昨年度末あたりから、
目の前に見えているバス停に30分かかるという大変な状況になっています。
休日ともなれば四条界隈は閉鎖区域に事実上なってしまい、
介護で車を呼ばなければいけない家庭や、
通勤で通らざるを得ない人たちに大きな悪影響が出ているのだそうです。
ネットで検索すると炎上している様子がよくわかります。
さらに、客を呼び込もう!と大賛成だった四条の商店街ですが、
若い方々のブログなどを見ていますと、
四条は車混むから近寄りたくないので郊外の店に変えた!
とか、
有名店の系列が滋賀県にできたからそっちに車で行く!
といったものが多くみられるようになりました。
そりゃそうですよね。
若い家庭で、子供もいて、大きな買い物するって言う客は、
車ででも行かないと物買えません。
となると四条なんか行く客は、
見てるだけ~
とか
お年寄りの近所の買い物
などに集約されていってしまいますよ。
それよりせっかく乗客が増えて、
大阪市と違って増収になり始めている京都市バス。
この大渋滞の大遅延でまた客足が遠のきます。
循環系統では待機の予備車を増やしているとか云々・・・
排気ガス環境をと言いながら、
大渋滞で排気ガス満々の通りを歩くわけです。
京都市はいったい何を何年もリサーチして決めたのでしょうか!
市長もそろそろ変え時か?
この愚かな工事に
29億円の税金です。
もっと土木でやるべきことはいっぱいあるはず。
市内の幹線道路の白線は片っ端から消えています。
引き直しの予算が無いと土木事務所は回答しています。
交差点などで地名を示す、観光客らに必要な看板、
いずれも30年近くたって剥がれています。
無くなった物もそのままです。
交換する予算が無いと土木事務所は回答しています。
京都は保守的な時代遅れな街とよく言われているだけあって、
これまで市長選挙では
共産対非共産の構図でなんなく同じ系列の人がやってきました。
それだけに投票率は低く、当選と言っても相乗り非共産でありながら
共産候補者の得票と比べてみると事実上完全に負けてました。
何処の世界でもそうですが、
上に立つ者、ナアナアになるとダメってことですね。
1年ちょっとで市長選です。
今度はどうなるのか・・・
市長自ら着物着て旅行社ごっこはいいのですが、
地元住民がそこにいて、
お年寄りや体の不自由な方が
やむを得ず車を必要としている、
そんなことまでは考えなかったのでしょうか。
歩く街・・・と言いながら、せめてもの交通手段のバスさえ来ない。
この事業を大賛成でかなりの影響を持たせたという四条の某商店団体。
どう思っているのでしょうか。
若い人らはこの大渋滞で四条なんか避けて、
京都駅、桂川、滋賀方面へ購買先を変更しつつあります。
さらに搬入車も時間通りに到着できないとか。
自分で自分の首を絞める結果にならなければいいですがね。
大きな物事を考えるには様々な面から広い視野で判断する、
これ古人が伝えてきた日本道徳教育の基本です。
※一庶民の私見でありますのであしからず。
Posted at 2015/04/21 14:39:18 | |
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