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2015年08月26日 イイね!

初等、中等教育の課外教育


何やら難しいタイトルですけど、
要するに夏によく行ったりした山の家とか海の家研修です。

皆さんは小学校や中学校でどんな研修旅行がありました?


こちらの地元の公立小学校では、
三重県にある海の側の研修施設へ夏に行きます。

これ、実は私らの子供の時からずっと同じメニューで続いている行事なんですね。

親から離れて数日の研修旅行。


定番の近鉄特急で終点まで。
ガッコの友達とワイワイ行くわけです。

そして現地では磯観察だの山の中でのクイズ形式のラリー、
夜間はキャンプファイヤーだの野外自炊。

寝泊りは学校によっては屋内もあるようですが、
テントやバンガローを使う学校も。
私らはテントでした。


反省会を終えて就寝となり、各テントなどに別れて寝ますが、
そんなに簡単に寝るわけがない。

先生は定番で反省会の時に幽霊話をして怖がらせてサッサと寝させようとしますが、
ガキの世界ではならば見てやる!と懐中電灯もって肝試しです。


昼間散策した山道へ侵入して真っ暗な世界を見たり、
昼間磯観察した海岸が満潮で沈んでいる姿を月明かりの下で発見して、
自然の動きを体感したりというのが今でも記憶に残ります。

そして定番の担任の先生の抜き打ち就寝チェック。


一通り肝試ししたガキ集団が寝床に戻ると担任が仁王立ちして待ちかまえてますw


はよ寝ろ!の大声と共にテントに強制収容。
表で蚊の飛び交う中、表で番人やられます。


今から思えば先生って大変だったのねwwって。


とそういう思い出が、
30年以上たった今でも鮮明によみがえるほどの出来事だったのですが、
これって自分に限らず行った人の多くがいつまでも楽しめる想い出として持っていることが
この自然の家のSNSコミュニティなどで伺えます。

同じような思い出を書き綴っているんですね。


これってすごくいい教育だと思います。

都心育ちで自然を知らない小学生、中学生を親から話して自然いっぱいの中に放り出す。

そこで自然の動きを机上でなくて目の前で体感する。

ところ変わればでその地方の地理や山や海といった自然も体感できます。

一度体で感じたことは忘れません。

そこに日本と言う国のまだ知らないところがいっぱいあるなと。

さらに生活を共にして団体行動、役割などを自然に考えて
小さな組織集団を形成することの重要さを経験するのです。




しかし一方で、最近の私学教育では、
生徒獲得に必死なために研修旅行を観光的なものに置き換えるケースが増えています。

比較的金銭に余裕のある家庭が多くなる私学では、
研修旅行はほとんどが海外といったケースが多いようです。

しかもその海外研修は単にホームステイしてホテル泊まって観光して、
最後にショッピングモールでお買い物して帰る・・・


研修名目としては海外のカルチャーを体感してグローバル化を云々。


各学校、考えはあるのでしょうが、どうも勘違いしてる気がします。

本音は「目立つ行事を入れないと入学希望者の興味が湧かない」というものです。

頻繁に制服が変わる私学も同じような考えなんですが。


海外語学研修を積極的に取り入れている私学ほど、
口癖のように「グローバル教育」云々言います。


海外のカルチャーを見ることがグローバルと短絡的に考えすぎな気がします。


本当のグローバルの意味をどこまでわかっているのか。


海外のカルチャーを知ると言うのは自分たちの住む世界にまだまだ潜む他のカルチャー
それらを知ったうえで多方面な視野で見つめられる人間、
それが基本ではないかと思うんです。

住んでいる地元でも、同じ日本でも、まだまだ知らない世界がいっぱいあります。

先のよるオフでも離島のクルマ生活のネタで盛り上がりましたが、
ところ変わればいろんな価値観、考え、社会組織が存在します。

それらを柔軟に理解できる人間になって初めて
世界と言うさらに広い世界を知ることができるんではないかと。

まだ右も左もわからない児童、生徒にいきなり海外で楽しい思いさせること、
これがグローバル教育の一環とはとても思えず、
単なるツーリストでしかないのではないかと思うのですが。


本当のグローバルな教育者によって
グローバル教育の一環として海外研修を取り入れるなら、
今多くの学校で取り入れられているような海外研修はあり得ないと思うわけです。

逆に言えば、そういう学校ほど視野が狭いのではないかと。



彼らが「国際化」を語るときに出てくるのは、
語学に堪能でリーダーシップ云々そればかりです。

肝心な部分が抜けていることが多いのです。


それは「組織」です。


組織を構築するには多様な価値観に基づく視野や知識が要ります。

それが欠損していることが大変多く思います。


日本の教育機関の弱いところでもあるのではないかと思います。


というのも、教育に携わる人間が必ず出る大学、
この大学が日本と欧米では大きく違います。

日本の大学は研究して論文を書いてと言うことがメインですが、
欧米の大学研究室は一言で言って研究から金儲けに繋げます。
全てではないですが。

自分の研究を金にしたくても手間暇ノウハウが無いのでできない。
そのために自分の研究を使ってビジネス化してくれる人を探します。
一方でビジネス化したい人がいても財務もできなければ法務もできない、
なのでここで研究室と一体になります。
欧米の研究室では会計士や弁護士などを抱えています。
権利国家ですから法的な知識を持っていないとすぐ訴えられるため
大きな研究室には弁護士を抱えています。
それら、研究室の抱える専門家を起業家に使わせるのです。
こうやって教育組織自体が社会的な組織として構築されているわけで、
学術に携わる人間でも組織を自然に知るわけです。


日本のベンチャーは技術は優れていても会社として成り立つケースが少ないと言うのは
この辺りが原因だとされてます。


だからそもそもそういう学術環境で出てきた教育者が
そのまま学校運営を企画するわけなので組織に疎くても仕方ないんですね。

どれだけグローバル云々言っても
肝心な部分が欠如した見かけの理念になってくるわけです。



まもなく9月。

中学受験、高校受験などを控える家庭も多いかと思いますが、
子供の進学先、こういった視線で吟味してみるのも良いのではないでしょうか。
















俺の勤めていたガッコは海外研修カスやったww
JTBとかのツアーのほうがマシよ。


Posted at 2015/08/26 14:03:08 | コメント(2) | トラックバック(0) | ビジネス/学習

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