2016年11月02日
某古都のとある私立中高校。
ここの校長兼役員はこれまで事あるごとに、
「学園の名誉にかかわるようなことは絶対にあってはいけないのだ」
と密室叱責を繰り返し、
長年貢献してきた教員を次々と追い出すような行為を続けてきました。
しかし今、彼らは何と、教員らから団体訴訟を起こされ、
2年以上も法廷で被告人席に立つ
「大失態」
を自ら世間に晒しています。
ついに法廷闘争は裁判官が複数立つ規模の民事裁判に。
(通常は1名です)
原告の言い方で何の裁判かを言うと、
「管理職だけ優遇して給料を維持して他の教員の賃金を不当に引き下げた不利益変更訴訟」
被告側は財政が苦しいと反論しているそうですが、
この学校は生徒数がある理由から定員超過で満員御礼。
さらに部長、事務長、校長クラスでは年収が900万以上にもなる人件費を捻出しています。
数年前に理事長の知り合いとかいう部長職を採用した際は、
就業規程の特別理由を理事会で決めて、
40代でいきなり年収900万前後で採用したとか。
とても財政が苦しい法人とは思えない大盤振る舞いですね。
まあ、人件費をいくら出すとかは法人の勝手ですが、
我々一般納税者からすると、我々の税金が私学助成金や高校無償化などの資金として、
こういった学校法人にも流れているのが納得しがたい点です。
この学校では無償化にできるために奨学生を乱発してとにかく入学させて、
あとは国費から出る学費無償化によって通わせるというのです。
その他調べるといろいろな国庫金が注がれています。
学校法人の支出の大半は人件費です。
建物の維持管理もありますが、人件費率はひどい学校では全支出の6割にも。
この法人の人件費率はどれくらいかわかりませんが、
幹部職員の人件費だけで何千万になるんでしょうかね。
退職金は彼らの勤務年数では2000万から3000万とも言われています。
それだけの金がある組織なのに何故そんなに国費が注がれるのでしょうか。
一般企業では色々な節約が行われても、
それでも補助金なんてなかなか受けられません。
公立の学校なんか、給与はそこまで出てないのに過酷な労働です。
さらに教員を減らす方向に政府は進めています。
確かに教育を受ける環境整備は重要なのですが、
その費用が幹部教員らのギャラとして流れて行ってるとしたらどうでしょうか。
一方で、医療、福祉への補助はどんどん減らされてゆきます。
どんな人にもどんな時にでも重要な存在である医療機関。
ドクターでさえ最近は人件費削減の対象になり、
その他の医療従事者についていえば一般民が「え?」と思うほどの給与です。
難しい国家資格を取っていても貰える年収は彼ら学校法人管理職の1/3~1/2。
もちろん素晴らしい人材育成を行う素晴らしい学校経営に従事しているなら、
高額の給与を与えられても異議はないでしょう。
それは国家の繁栄にも貢献する行為であるからです。
しかし現状彼らは・・・
他人に厳しく強制してきた「恥ずべき行為」を
何とも惨めにも、
「自分たちが率先して大問題として引き起こして」
しかも
「短期で解決できずに長期間長引かせ」
まったく組織として管理できていない未熟な脇の甘い管理職として
「それに気づかず」
失態を晒し続けているのです。
偏差値は未だに一覧表の最下位層から脱出できず。
それでも彼らは「我々は学園の管理職だ」と自称して気づいていないとか。
もう少し貴重な税金の使い方、政府には考えてほしいと思いませんか?
意外に知られていない私学法人の裏の顔です。
※このような学校はごく一部であってほしいものです。
本当に給与も切り詰め、経費も切り詰め、それでも財政難の学校も多い現実です。
そういう学校のためにも国費の配布は丁寧にやってほしいものです。
現在政治関係にこの矛盾を訴えて活動中です。
Posted at 2016/11/02 21:42:27 | |
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