28日の夜、残されていたシビックEG4の部品が引き取られてゆきました。
そしてその翌日29日、EG4の静態留置されている
赤穂車両基地で作業が開始されました。
車体の軽量化や内装の上位化から着手です。
部品の調達などに時間を要するために現状で対応可能な部位から徐々にとのことで。
早速内装の一部が解体されていました。
図面だけではわからない部分も多く、実際に開けてみて見ながら検討という感じでしょうか。
死なせても死なないEG4、3度目の蘇り手術のスタートです。
※写真等については現場からの許可あり次第掲載して行こうと思います。
このEG4は平成11年に関東地区専用車として
京都府の亀岡市で
廃車になって積まれていたボロボロの車体を購入して再生。
これが
1回目の復活でした。
その後関西地区で運用されて19万5千キロで
平成18年12月に廃車。
家の敷地の片隅で
廃棄物倉庫として転用されていました。
しかし3年経った平成22年春に関西地区の
営業車両として再生され、
2回目の復活を果たしました。
1年限定での運用だったため、
平成23年春に周囲から惜しまれながらも、
さすがの老朽化を理由に
完全廃車とされました。
21万キロの老体のため、
解体工場で完全解体にと3段積みに積まれたものの、
廃棄物排出契約を解体工場が違反したために
解体工程がキャンセル。
何故か帰って来ましたw
2度の解体積みから戻ってきた車でありますww
そしてシビック繋がりの知人の持つ車両基地に移送されてそれから
5年半。
当初は動態保存であったものの故障で静態保存に。
運用計画も立っていないことからさすがに
今度こそ解体と計画していたところに・・・
3回目の復活が具体化しましたww
この世話になっていた車両基地の所有者に引き取られ、
彼の仕様に合わせた改造を受けて再び公道に出ることになったのです!
改造期間は最低1年?
部品調達や改造車検のための準備、その他諸々で長期かかります。
しかもハイスペックな車を改造するサーキット改造ではなく、
低グレードな車をどこにもない仕様に改造するマニアック改造。
お手本となる改造もどこにもないのでコンセプトを練り続けて、
随時検討しながらの改造になるために出口も全く見えませんw
希少グレードのために改造は勿体ないとの意見もありますが、
純正部品での再生が極めて困難になった現状と、
これまでの十分すぎる活躍から
異なった姿での再生も一つか?というところです。
ここではこれから続いてゆくEG4の3回目の復活の経過を、
みん友さん公開限定でお伝えしてゆく予定です。
~今回の現地報告~
これまでこのシビックを取り巻く歴史や状況も知らずに、
好き勝手に再生方法や状況を陰で評論する者がおりましたが、
この車の深い歴史はこの
車両基地の所有者と
車の所有者(まだ移転手続きしてない(;´・ω・))の2名しかわからないのです。
誰にも邪魔されることなく、静かな街にある赤穂車両基地で、
2人目の理解者の手により、
これから静かに改造を受けて
3度目の復活を目指します。
さらにこの再び復活されるEG4には、志半ばで解体されていった、
かつて一緒に走ったEGシビックらの「遺品」が多数装着されます。
Posted at 2016/12/30 14:10:13 | |
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EG4再生への道3 | クルマ