2018年08月18日
今年のお盆は、仏事で経を唱えることが多いお盆でした。
でもなかなか覚えられないねww
暗唱までは無理です。
仏教には宗派というのがあるので、各宗派によって唱えるお念仏も違います。
思想も異なります。
この辺を結構適当に扱うのが無宗教国ともいわれる日本人の特徴なのですが、こうやって一つの宗派でお題目を唱えるようになった以上は、他の宗派でのお参りはいろいろと気を使うことになります。
うちの先代は、弘法大師さまが開かれた「本来の」四国遍路道を幾十回も徒歩にて巡礼した、各地でもそれなりに有名な公認先達です。
今の時代、車で巡るだけのエセ遍路が増えている中、本来の遍路道を辿る公認先達もかなり減っているだけに、現地ではそれなりに知られていたようです。
観光や趣味的に広がってしまっている四国遍路の旅、寺の中にも権力争いでトラブル三昧の札所や、観光客相手に本来の巡礼者を粗末に扱う札所など様々です。
そのために、本来の遍路巡礼者はこういう点も熟知して巡っています。
巡礼するにも色々とマナーがあり、遍路道を辿るにも色々あります。
本来の遍路道は野犬などが出てくるような荒れ道もまだ多くあります。
整備されてきた今でも危険な区間、何か霊の気を感じる区間など多数です。
しかし、そういう本来の道を辿り修行することで本来の巡礼を達せるというのが本来の姿だといわれます。
実は、その先代の巡礼した回数、最後の1回だけ体調悪化で車での巡礼となったのでした。
その回は30回目。
その30回目の「徒歩」での巡礼ができていないことから、なんとま、自分にそれを託されているのです。
同じ経路を辿るべきと考え、その時が来たら徒歩で同じ経路を辿って、本来の姿で終えていない30回を達成する予定なのですが、どういう経路で、どういうステータスで辿っていたのか、
まったく何も教えてもらうことなくあの世へ・・・orz
今、当時の関係した方々へ話を聞きながら、どういう行程であったのかを検証していますが、何分1か月以上の行程でそれを正しくトレースするのは至難の業。
ま、先代が残した修行なのでしょうか・・・
しかしここで問題。
四国巡礼は高野山。
宗派が違うんですね。
なので巡礼時のお参りに一部制限が出ます。
何かと検討事項の多い四国遍路になりそうなだけに、今は体力づくりと先代の巡礼当時の検証で準備しています。
ひとまず近いうちに、97年に先代と四国回ったAE111を持ち込んで、沿線の寺や民宿に取材して回る予定です。
まだまだAE111は活躍してもらわねば。
目標は5-10年後。さてどうなるやら。
Posted at 2018/08/18 19:11:41 | |
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