2022年12月23日
未明にちょっとだけ降った雪。
雨の後。
こういうのが最悪。
案の定、路面はスケートリンク状態。
朝の仕事終えて帰宅してもまだつるつるで2輪がコケまくってる。
危険なので、車載の誘導棒(通称ニンジン)持ち出して凍結部分を示しながら徐行誘導。
無視した車は結構ケツ降ったりしてましたが。
太陽が出ていたのでもう大丈夫と飛ばして来る車両が多い。
でも誘導で徐行させてクリアしていたのだけど、この凍結、日陰の3か所がひどかった。
数十メートル離れたところで大きな音。
バイクが転倒。
別の近所の人が観察していたのでとりあえず誘導場所を誘導し続けていたけど、近所の人が去ってもまだバイクの人路上に座り込んでいる。
様子見に行くと「さっきまで立てたのだけど痛くて立ち上がれない」と。
病院勤務時代に救急受入れなどやっていたので、色々傷む場所とか体調を聞いていると、「救急車は呼ばなくてもいい、職場の人に連れて行ってもらうから」というので、とりあえず観察していた。
しかし痛みが増してきていて、出血もしている。
そうしているうちに職場の方がこられたけど、車に乗って自律歩行でとても行ける状態ではない。
救急搬送を奨めてこちらで救急手配。
「交通事故認知しました。原付の自損転倒事故です。場所は●●町、何通り何前、北行車線歩道、●歳女性、●腰部の痛みを訴えられており、自律歩行困難、手を負傷されており若干の出血が見られます。体調には不具合は今のところ訴えておられません。」
こういう定型文をいつも通報します。
これは救急隊が指令から無線指示する際に流す文面そのものです。
通報種別、詳細、場所、負傷者の状態、負傷者の自己申告の状態(意識清明、問いかけに朦朧など)を簡潔に通報することで指令からの受電がスムーズで、かつ病院手配が指令から先行できます。
場所は町名がわかれば町名、わからなければ携帯のGPS、機能させていなければ近くの電柱の上のほうに貼られている電柱番号を伝えます。
通り名や近くの施設があればそれも添えます。
例えば「●通り●前から北へ50m」など。
もしも大通りから入り組んだ場所なら「●通り●前交差西入●m」などと伝えられるとわかりやすいです。
そういう場面に遭遇した場合は参考にしてください。
いつものように指令から聞かれました(;'∀')
「通報者、警察か病院の方ですか?」
俺「いえ、通りすがりの近所の者です」
そして負傷者へ伝えるために出動隊を聞きます。
俺「対応は●救急ですか?」
指令「いえ、今出動中ですので、●特設隊です」
ということで、現着まで10分ほどと思われるので、負傷者に「10分ほどで救急来ますのでもう少し頑張ってください」と声をかけて。
職場の方を待たれて寒い中かなり待っておられたので、救急隊が来るまでの時間を伝えることで安心されます。
とりあえずバイクに付いていた風よけを外して傷む場所を少しでも温めるために体に巻く。
これは最初にやっておくべきだったけど現場離れて時間経つもんで暖を取るものがあることに気づきませんでした。
そうしていると、さっきまで誘導していた場所で大きな音。
また原付が転倒。
最初の現場を他の方に任せて駆けつける。
こちらは両足と両手を打ったという。
手は紫になっていたので、救急を向こうで呼んだので具合悪ければ一緒にと促す。
少し気分が悪いというので歩道脇の暖かいところに座って休んでもらう。
そうしているうちに119から連絡を受けた交番パトが2台。
(交通事案になった場合は必ず110通報も消防指令から入ります)
警察官に別件自損事故発生を報告に1番目の現場に。
2件目を警察に任せて到着した救急隊に状況報告。
2件目の方はその後大丈夫ということで救急搬送辞退されたので、あとから痛みが増したりしたらすぐに病院で診察を受けるように話して、1件目を見送って、警察からの簡単な聴取を受けて終わり。
2時間半の出来事でした。
本当に事故の多い場所で、雪が降ると必ずのように事故があります。
何度も壁に車つっこまれているお宅の奥さん、
「またそれ(ニンジン)の出番やったね...」
うちの車には各車に紫の緊急回転灯と誘導棒を装備していますが、外出在宅問わずここまで出番が多いと...
週末も天候悪化とのことですのでみなさんもご注意ください。
Posted at 2022/12/23 12:39:59 | |
トラックバック(0) |
日記 出来事 | 日記