昨日のエリック クラプトンライブレポートに続き、今日は4月15日に名古屋市公会堂で行われたジェフ ベックのライブレポートを…勿論、私が勝手に感じたことです。
ジェフ ベックは私の最も好きなミュージシャンです。
彼の出す音は芸術だと思いますねぇ。
クラプトンのライブ開催日近くにはデレク トラックス、ジェフ ベックのライブ開催日近くには、まさかまさか!!また来るの!!!連続来日のジョニー ウィンターが! (12日ボトムライン)
あれだけ来なかったジョニー ウィンターがこれだけ頻繁に来日するとは…。
予算の都合でデレク トラックス、ジョニー ウィンターはパスしましたが、ジョニー ウィンターは去年に続き観ておくべきだったか と。
クラプトンの時は出発が遅れたのですが、今回は予定時刻に出発。
基本出歩かない人なんで、滅多に行かない名古屋の街、ベンツをよく見かけ…BMWやアウディを見かけなかったから余計多く感じ。
対向車線で右折車線から直進車線にジャンプアップする伝説(日常茶飯事?)の走法(名古屋走り?)を目撃し(笑)
予定時刻に会場に着き、ジェフ ベックのライブ会場で見かける機材運搬トラックを見て、やっぱり今回もこの運送屋さんか、と。
古くに建てられ、歴史ある名古屋市公会堂のたたずまいに感銘を受け。
既にグッズ先行販売の列が出来かかり、さっさと買ってのんびりすることに。
ジェフ ベック直筆サイン入りパンフレットなるものがあり(勿論限定)、通常パンフレット(2500円)の倍額で高いなぁー! と思うも買ってしまい…巧みに心理を突いてきます。
購入を終え、一服つけようかと見回しても灰皿はなく、のろしも見えず(笑)、近くのコンビニへ。
チケットは完売、当日券はなく、ジェフ ベックを観に行った中では当日券販売があり、どうしちゃったんだ?と。
戻るとグッズ先行販売の列は続き、人は増え…開場時間が近付くと先行販売は終わり、先行販売の列が入場列になり並ぶことに。
二階指定席に着き、ステージを見るとわりと近く、ほぼ真ん中で、こりゃ良いや と。
今回のバンドメンバーは、ドラム Jonathan Joseph、ベース Rhonda Smith ギター Nicolas Meier バイオリン Lizzie Ball
ベースのロンダ スミス嬢は前回来日から、あとは新顔です。
ギターのサポートメンバーはちょっと驚き(私の中では初、初めて観に行った2006年のアンコールでたまたま来日していたジェニファー バトンが出てきたのはありましたが)。
それぞれのテクニシャン達が最後の調整、ギターテクニシャンがテレキャスターを持ってウロウロして、ありゃ?ストラトキャスターは?と。
暗くなり、いよいよ開演。
ジェフ ベックは白いテレキャスターで! でも、ジェフ ベックはジェフ ベックの音ですねぇ。
二曲目からはお馴染みのストラトキャスターに持ちかえての演奏。
三曲目にはジミ ヘンドリックスのリトル ウィングをやり、最近特に、あーこの曲なんだっけか? ということが多くなり…。
観に行った中でやっていたジョン マクラフリン(枕不倫と変換しやがる(笑) John McLaughlin)、マハビシュヌ オーケストラ(Mahavishnu Orchestra)のEternity's Breathはやらず(前回来日のナラダ マイケル ウォルデンがドラム、は本物だったんだよなぁ)、代わりにYou Know,You Knowを(マハビシュヌ オーケストラのYou Know,You Knowの頃はビリー コブハムがドラム)。
ストレイタス(Stratus ビリー コブハム)はやらないのかな?と思っていたらやってくれて。
何曲目だったか、何て曲だか判りませんが、フリーのウォーリーのフレーズを聴き…その頃のフリーの曲はブルースが原曲だったりするのですが…。
ふと、私の勝手な推測で、今は亡きジミ ヘンドリックス、トミー ボーリン(ビリー コブハムのアルバムに参加、自身のバンドでYou Know,You Knowもやっていたり、確か亡くなった時はジェフ ベックの前座)、ポール コゾフ(フリー)への想いか? と…。
パンフレットのツアーメンバーにはバイオリンのリジー ボールが載っていて、いつ出てくるか?どんな感じにバンドとしてやるのか気になっていたものの一向に出てこず…どうしちゃったのだろうか? 結局最後まで出て来ず。
ギターのニコラス マイヤー、主に裏で、シンセサイザーみたいな音を出したり、アクセントを付け、なかなか面白く。
ベースのロンダ スミスは前回見た時より、安定感が増していたような…反面、少~し淡々としてしまっているような…ソロはカッコ良かった!
で、実は一番気になっていたドラムのジョナサン ジョセフ、素晴らしいドラマーだなぁ!!! と。
私がジェフ ベックを観た中では、好いたように?叩く(叩きすぎ?そこが面白い!)のヴィニー カリウタ、叩き出したら全開?(静かな曲でもちょっと強い、適当?) のナラダ マイケル ウォルデン です。
安定感、抑えの効いた感じは一番で、かといってつまらないわけではなく、非常にバランスが良いと感じました。
特にレッド ブーツ、ビッグ ブロックは素晴らしかった。
観た中で一番のドラマーにしたいところですが、隙あらば?何をしてくるか判らないヴィニー カリウタが一番好きで面白いかなぁ。
ヴィニー カリウタ、フランク ザッパをして最高のドラマーだ と。
肝心のジェフ ベックですが、前回観た時は丸くなったなぁ…と感じたのですが、今回はなんかそれ以前のようにキレていたように感じました。
キレと丸さの使い分け、バランスがまた一歩先へ進んだということか?
ジェフ ベックはこうでないとね!
自らの道をどこまで進むのか?
淡々と弾く印象を持っているのですが、客席を見渡したり、おどけた仕草をしたり、投げキスをしたりオチャメなところを… もうすぐ70には見えず。
上にも書きましたが、レッド ブーツ、ビッグ ブロックのバンドとしてのまとまりは圧巻でしたねぇ。
私が観た中では、ジェフ ベックが先走ったり、ドラムがもたついたりしてバラけたようになったりしてましたが、合わせるのにかなり気を遣っているようでバシッ、バシッと決まり、心地よかったですねぇ!
今まで観た中では一番のステージだったと思います。
でも、ジェフ ベック、ヴィニー カリウタが一緒にやっているのを再び観たいですけどね。
画像は名古屋市公会堂の重厚な佇まい。
左側に人が立っていたので切れてます。