
えー、先日、以前から構想していた、355を題材にした作品の撮影がなんとか終わりました。
撮影中、いや、結構以前から、ふと「何でこんなに写真撮影にハマってるんだろう?」と思うことがあり・・・今日は自分なりに思うこと、記しておこうかと思います
←以前YUUICHIさんがこっそり撮って下さった1枚。こういうの、結構貴重ですよね(^^;
まずは「カメラ」。これは機械式時計もそうですが、クルマ好きには単純に「機械」として魅力的ですよね。あるいはモノとして。ただ見ているだけで、所有しているだけで嬉しくなる感覚・・・男なら多かれ少なかれ持つ気持ちではないでしょうか。
そう、もう少しクルマに例えて表現するなら・・・
現代のデジカメは、電制満載の最新スポーツカー。性能は日々進化し、「ある程度」なら乗り手の=撮影者の未熟さや技術不足は補ってくれる。が、真の性能を引き出すにはやはり乗り手の「知識」「腕」「センス」が必要・・・
一方の「オールドライカ」を代表とする、昔のフィルムカメラに多くのファンがいることは、ヴィンテージカーが大好きなワタシにとっては素直に理解できる。(写真はM3)
機械としての性能は現代のそれに劣るものの、その質感、素晴らしいデザイン、形骸化したブランドではなく、そのメーカーの歴史そのものの存在。本物感。そして独特の写りの味わい。その時代のものにしかない、楽しみ方が確かにある。
街中のスナップやレストランで食べ物などを撮るなら、いちいち一眼振り回すよりスマートでお洒落でもある。
その流れで言えば、最近ワタシが欲しくて気になっているライカのX1や、、、
フジのX100、、、
これらは最新の技術を、クラシカルなデザインでまとっている。さながらBMWミニやニュービートル、といったところか・・・いや、もうちょっと高級かな?(^^; いずれにしても旧い「本家」の方を愛するオーナーには、「馬鹿にして見向きもしない」派と「両方の良い点を認めて楽しむ」派に分かれるのも似ているのかも・・・
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さて、そして「写真」。
思えば幼少の頃から絵を描くことが大好きだった。得意でもあった。そういった方面に興味が湧き、美術系に進学したいと思うようになるのは自然なことだった。高校1年くらいまで、というから割とずっと真剣に考えていた。結局はいろいろな思いや打算、しがらみなんかがあり、現在へと続く道を選んだわけだが・・・
大学へ入っても、暇な時はサラサラと落書き程度に描いていた。運動して気持ちいいのと同じで、普段あまり使わない右脳を使って創作することが気持ちよかった。本当の芸術家のように、無から完成度の高い何かを創造するクリエイティビティは、残念ながら持ち合わせていない。まあ、それを自覚したからその道へ進まなかった、と言ってもいい。
その点、写真はちょっと違う。「写す対象」が、そこにはある。それを見て、感じ、湧いてくるイメージに作品が近づくよう、撮る。風景の一部を切り取り、構図を決め、カメラの設定を考える。現代ならさらに、それを素材としてPCでレタッチし、仕上げていく。完成したとき、多くの場合、現場で漫然と眺めては、見えてこない世界を構築する。
この過程が、ワタシには楽しく、気持ちいいのだと思う。ゼロから何かを生み出すストレスやプレッシャーは無く、適度な創作性。結果を出すまでの時間も、絵画や彫刻などに比べ短い。それでいて、気に入った写真が撮れた(作れた)時の自己満足度は高い。冷静に自己分析してみると、自分にとっての写真の魅力はそんなところにありそうだ。
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なーんて、カッコつけて偉そうなことを言いつつ、まだまだ人マネから入る初心者です。そのうち突然飽きるかもしれません。とりあえず、楽しいと思えるうちは、趣味のひとつにしておこうと思います。
本格的にハマって以来、あれこれ撮影し、だんだんと「作品披露」みたいなブログが増えましたが、たまにはこんな独白じみた日記的内容も悪くないかなと、思ったこと暇にまかせて記してみました・・・長文にお付き合いいただきありがとうございます(^^;
あ、冒頭で書いたその「大作」の件ですが、ただいまフォトショで現像・仕上げに入りました。ちょっと時間がかかると思います(-_-;) こんな駄文を書かずにやるべきでした(爆
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Posted at
2011/07/07 19:21:52