
先週末には、笠間のイベント主催者であるYさんにお誘いいただき、日本でも有数のポルシェコレクターであり、こと356に関しては世界でもトップクラスと思われる森田氏のガレージを見学させていただいたので、簡単ですがレポートしたいと思います。
※森田氏はすでに色々なメディアでお名前とお顔を出されている有名人です(「ポルシェ」「森田」で検索するとズラっと画像や動画が出てきます)ので、お名前は伏せなくても良いかと・・・一応みんカラルールでナンバーは処理しています。
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まずはYさんの(贅沢すぎる「普段使いの趣味車」・笑)110と待ち合わせして、当日同行されたSさんのご自宅へ。
ウッディで温かみのある、画に描いたような素敵なガレージには渋い2台が。
壁面にはロードバイクやミニベロが。個人的にはRCバギーにも注目です。
最近Eタイプから乗り換えた、という66年式ベントレー・T1サルーン。「和久井モノ」です。
堂々のフルサイズセダン、6リッターV8OHV、車重は2.5t越えらしいです(汗
「せっかくなので」と、個別ではなく乗り合いで氏のガレージに向かうことに。ウォールナットのパネルとレザーの仕立てがいかにもブリティッシュヴィンテージ。しかもシトロエンのハイドロシステムを使ったサスは、同じハイドロのDSほどフワフワせず驚くほどフラットライドで乗り心地も素晴らしく、年式が信じられないほどでした。
しばらくして到着。ご一緒した方のお車がガレージ前の芝生に並び、それだけでイイ感じです。
まずは敷地内の「第1」ガレージを拝見します。ここはいわば「カレラの部屋」とのこと・・・
最初に注目したのは56年式356A・1500GSカレラGTスピードスター。たった36台しか生産されていない希少車です。
4カムエンジンは通常のOHVモデル比ほぼ倍のパワーを持つ「別物」。“カレラ”の名前を冠した最初のポルシェですね。
綺麗にレストアされていますが、ステアリング等はもちろんオリジナルでしょうね。
お隣は73カレラ。
一台でも十分スペシャルですが、言ってみればここではコレが「一番普通」のモデルです(^_^;)
そして904カレラGTS!レプリカじゃありませんよ~(笑)
説明不要のプロトタイプレーシングの名車です。しかもこの個体は・・・
あの伝説の第二回日本GPで、式場壮吉氏がドライブし、生沢徹氏のスカイラインとのバトルを経て、結果的にはブッチギリで優勝した個体そのものです!(@_@;)
当然内装はレーシングカーそのもの。ペダルやその取り付けがとても当時の車と思えないですね。
「ポルシェを抑えて1周だけ先行した」という有名なひとコマ。友人同士だった生沢氏から「ちょっとだけでも前を走らせてよ」というやり取りがあった事は当人同士も仰っていますし、904が周回遅れに足止めされたところをうまくスカイラインがパスしたらしいです。
そして色が上手く出ていませんが、クリームイエローにグリーンの内装がとてもお洒落な356B 2000GS「カレラ2」。
この時のカレラ”2”は“2リッター”の意味で、やはり普通の356とは別物。
この個体は、一時期あのポールフレール氏が所有していたとのこと。グローブボックスにサインが・・・
ちなみにオリジナルでこの内外装の組み合わせはこの1台のみ、とのことです。。。
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・・ということで、これでもすでに驚愕の4台。ため息の連続でしたが、何せ森田さんのコレクションは「
7つのガレージ」に「
37台(くらい?w)」あるそうで(汗 この日さらに「第2」「第3」ガレージも見学させていただいたんですが・・・その「恐るべきさらなるディープな世界」は次回後編でご紹介したいと思います(^_^;)
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ポルシェ | 日記
Posted at
2023/07/02 20:11:03