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ROSSO1970のブログ一覧

2020年04月26日 イイね!

Yes,This is it !

Yes,This is it !すでに先週になりますが・・・預けていたアバルトの修理が完了し、ほぼ一カ月ぶりに帰ってきました。なんだかんだで丸4週留守でした(汗 が、当初「キャブだけで一カ月以上かかるかも」と言われていたので、思ったよりは早かったです。乗らないにしても、ガレージにあるべき姿が見えないのは寂しいものですね・・・












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主治医の元へ入庫した際、もう一基のリフトにはカレラGTが!てっきり「闘牛」さんのお車かと思いましたが、別の方でした(^_^;)













主治医に言わせると「速いだけでつまんねえ車」だそうです(笑)が、珠玉のV10だけでも価値があると思います。

















そのすぐ隣に無造作に置かれた長大なヘッドは・・・カウンタックのモノ。これだけで見応えがありますね~。他にもブローしてピストンが溶けた(汗308QVのエンジンなど、色々同時進行で作業があり、お忙しそうでした。














いつも代車が出ないのが唯一の不満なんですが(このご時世なので尚更電車は避けたいです・汗)・・・主治医の愛車・てんとう虫で駅まで送っていただきました。初めて乗りましたが、絶好調の様子で走りは軽快そのもの♪「コレが乗っていて一番楽しい」とおっしゃっていました(笑)














購入後、モヤモヤしていたアイドリング~3000までの吹けの悪さ。キャブのセッティングの見直しが必要と思いましたが、開けてみればあれこれ(詳しい方にはどの部品かおわかりだと思いますが)ひん曲がっていたり、歪んでいたり・・・こんな状態では当然燃調が取れるはずもなく、セッティング以前の問題です(-_-;)















主治医から、さらにキャブレターのプロに依頼して必要な部品を作り直すなど、結局はほぼ新品になるほどのOHとなりました。(後ろのビニール袋内が交換した部品)















ちなみにスロットルバルブの不具合(削れたり歪んで全閉しない)に関しては、主治医は試乗に乗りだしてすぐに分かったそうです。流石です。内径を修正後、バルブを造り直してピッタリに♪
















購入前の試乗時から「絶対おかしい」と感じていた、アクセルペダルの異常な硬さ。アクセルコントロールが効かず大いに不満でした。ペダル自体も曲がってしまっていましたが、予想通りリンケージも不良な状態で、ワイヤーは一部干渉していたのか?伸びて切れそうに(汗 「こんなもんか」なんて呑気に乗っていたらいずれアウトでしたね。













エキマニ横のブローバイは折れているのを接着剤で誤魔化してあったそうです(~_~;) が、それもしっかり直してもらいました。これも吹け上がりやレスポンスに影響していたかもしれませんね。















デスビの中もこんな感じで要OHだったり、ダイナモへのベルトにかかるプーリーも当たりが悪くスリップしていたり(こちらはクルマの構造上簡単にプーリーを外せないため、根本的な改善は保留となりました)・・・気づかなかった不具合をいくつも発見・修理していただけました(汗
















さらに他にもウインカーレバーが左折時にオートリターンしなかったり、バッテリー収納部の蓋の固定ネジが、やはり「インチキ修理」してあってダメダメだったり?自分で気になっていた部分をすっかり直して頂きました♪






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「とりあえず気持ち良く走れるようになったよ。アバルトはチューニングカーと一緒。常に上までガンガン回して乗ってね!べらぼうに速いね~。免許に気を付けて(笑)」と修理完了の連絡を受け、引き取りに。















果たして、乗りだしてすぐにアクセルペダルが軽くなってコントロールしやすいのを確認。街中を移動しても下でグズグスすることもなくなりました。高速へ続く幹線道路に入り、温まったのを見計らって回しましたが、今までと全然違う!「コレだよ、コレ~♪( ≧▽≦)」と思わず膝を打つ仕上がり。















全域に渡ってトルクも明確にアップ。下から上まで一気に吹け上がり、これぞ小排気量ツインカムの醍醐味♪アクセル操作に対するレスポンスも向上し、ペダルの改善とも相まってシフトダウンも気持ち良くなりました。
















回すと喧しいのは相変わらずですが(笑)、それさえ耐えれば高速でも十分流れに乗れます。もちろん絶対的なスピードは大したことはありませんが、「60年以上前の750cc」と考えれば驚異的なパフォーマンスだと思います。正にアバルトマジック!




元々見た目はピカピカでしたが、中身も含め新品同様になったキャブ。「インシュレータを噛ませるのはアバルティスタの間では邪道」と聞いてはいますが、そんなことより熱害が減って気持ち良く走れる方が大切。主治医に従いました。















さらに点火系を安定させるために、OHと同時にフルトラにしてもらいました。見た目を損なわないよう、アンプは見えない所に設置してあります。「走ってナンボ」のアバルトです。BBと違って「オリジナル原理主義」ということではなく、とにかく安心してガンガン走れるようにはしたいので・・・











こうして、購入前に抱いていたイメージ通り、小さくて見た目は可愛い、でも実態は猛毒を持ったサソリとなりました☆ 一か月ぶりにガレージに納まり、再びツーショットを眺めてはニヤニヤの日々です(笑)











・・・それにしても、このクルマの真髄に触れることなく手離してしまった前オーナーはお気の毒だなあ、と思った次第です(^_^;) アルファにしてもそうですが、完調の個体を知らないと、ずっと「こんなもんかな」で過ぎてしまいますからね・・・改めて、信頼できる腕の良い主治医がいる、というのはヴィンテージカーを楽しむ大切な条件だと痛感しました。


このご時世、ほとんどの春のクルマ関係のイベントは中止、もしくは延期になりましたが、秋にはなんとか収束して、改めてアバルトでもいずれかに参加して楽しみたいなと希望しています!


Posted at 2020/04/26 20:47:04 | コメント(11) | トラックバック(0) | アバルト | 日記
2020年03月22日 イイね!

ショップで出会ったクルマ達

ショップで出会ったクルマ達暖冬の影響で桜の開花も進んでいるようですね。今日の昼間、移動途中でとある神社に参拝しがてら家族でプチ花見をしました。このご時世ですから今年は控えめに楽しむ方が多いでしょうね・・・

今回はアバルト購入の際、お世話になったショップ「コーギーズ」さんに訪問した際に拝見したクルマ達をご紹介します。







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こちらは昨年、まだ暑さが残る頃・・・現車と「初対面」の際。以前アップした、最初に販売された時の画像しか見ていませんでしたが、期待した以上のコンディションに驚き、その魅力にドキドキしました♪












この後助手席体験~試乗、となりましたが、その場で即答しなかったものの、すでに心は決まっていた気がします(^^ゞ













その時展示されていた魅力的な1台♪「モレッティ」の750Sビアルベーロ。何とも素敵なバルケッタです(^O^)











スタンゲリーニ、OSCAほどメジャーではありませんが、個人的にはその他の「何それ?」みたいな聞いたことないメイクスの「小さすぎる」マイナー車より、ずっと好みなスタイルです。











コクピットはシンプルの極み。














いかにも50年代のレースカー、といったフェンダーライン。ワイヤーホイール+スピンナーもイイ感じですね~。後付けと思われるウインカーは某イタリアンの流用かな??
















お値段はBBでも手離さない限り到底手が出ないレベルですし、そこまでの思い入れもありませんからもちろん眺めるだけですが・・・やはり虫、あるいはバルケッタの世界は自分にとっては足を踏み込めない領域かもしれません(^_^;)














もう1台はアルファの1750GTAm。「風」のモディファイ車は時々ありますが、こちらはもちろん本物!・・・といっても、アルフィスタでないとピンとこないかもしれませんが(^_^;) 超希少車です。リベット留めのオーバーフェンダーが迫力ですね~












正真正銘、アウトデルタ謹製・・・やはりオーラがハンパないです(汗 自分にはとても乗りこなせる訳も無いですが、オーナーさんにはやはりサーキットで思い切り走らせてあげて欲しいですね~。











コーギーズさんに初めてお邪魔したのは、もう20年くらい前、デュエットに乗り始めた頃でした。やはりアルファのGTAがある、と聞き、見せてもらいにいったのですが・・・

















その時は常連さん?らしき人たちが談笑する中、全く相手にしてもらえず・・・とっとと退散し、ぶっちゃけお店に良いイメージはありませんでした(^_^;)












お友達も何人かお世話になり、「店長さん良い人ですよ~」と言われていましたが、今回購入に至るまでしっかり対応していただき、なるほど確かにと納得しました(^-^)















そしてこちらは再訪時拝見した、長年のレストアを終えて仕上がったという1000ビアルベーロ。もちろん新車以上の綺麗さです☆












この年代になると、デザインはアバルト自社・ボディは「カロッツェリア・ベッカリス」製となります。ザガート時代とはやはりラインが違います。













[ABARTH]の四角は熱対策で開き、効果はかなりあるとか。白く平べったい1本出しののマフラーも、この年代のアバルトらしい迫力です。











お約束のカンパ。やっぱりコレもカッコイイですね♪レタリングは塗装です。やはり比べるとカッティングシートより質感・厚み・丸み等、ベターですね~














ウインドウはアクリルの横引きなので、ドアにはサッシュが付きます。開いても10cmくらいかな?風が抜けず暑そうですね(^_^;)











レコモンはフロントに固定されるスペアタイヤはリヤに移動。確かにこのスペースはとても広いです(笑)











内装はレコモンと同じような感じですが、やや広いです。開口されたドア内側がレーシーですね。














フロントラジエーターになり、E/Gルームの画が大きく変わりました。独特のキャブのマウント法が目をひきます(@_@)
















しばらく世代の違う2台を見比べていました。ひいき目ですが、クルマの価値は別として、デザインは少なくとも自分はやっぱりレコモンの方が好きです(*^_^*)












先日、走りに関する不満を改善すべく、BBでいつもお世話になっている主治医の元へ預けました。早速アレコレ細かい不良点を見つけ出していただき、作業が進んでいます。

「やっぱり!ソコはおかしいはずだと思ったよ」と思うところもありましたが、まさかそんなところがそんなことに?という点もあり・・・妥協して様子を見ずに早速預けて良かったな〜と思いました。ホントに頼もしい限りです♩モヤモヤが解消し、気持ち良く走れるようになってくれることを期待しています!(^O^)


・・・・あっと、トップ画像の差し替えの用意を忘れてた(汗 次回には〜(^_^;)
Posted at 2020/03/22 20:39:12 | コメント(7) | トラックバック(0) | アバルト | 日記
2020年03月01日 イイね!

"POISON"③〜The History〜

"POISON"③〜The History〜さて、購入したアバルトのご紹介ですが・・・第3弾・最終回である今回はそのヒストリーと、納車時にちょっと色気を足した現在の姿をお披露目したいと思います。

まずは最初に販売された当時、コーギーズさんの車両紹介のページで記載されていた説明文をお借りして、購入前に資料を調べていた際に見つけた往時の写真と共にそのまま添付します。





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” Record car、750GTをはじめとする数々のアバルトコンペティションモデルのベースとなってきたFIAT600OHVエンジンは、アルファロメオ、フェラーリ、マセラティで辣腕を振るった名技師、ジョアッキーノ・コロンボの手を借りて1957年、Bialbero(DOHC)エンジンへと進化していきます。この新しい”Tipo 221 750 Bialberoエンジン(61mm×64mm=747.772cc)”を搭載した”Record Monza(レコルト・モンツァ)”は特筆すべき速さを見せ、瞬く間にヨーロッパGTカテゴリーの頂点に立ちました。














その後アバルトは、アメリカという新たなステージを求め、ルーズベルトアメリカ合衆国元大統領の第3子”フランクリン・ルーズベルト・ジュニア”と協力体制を結び、フィアット・アバルトのアメリカ東海岸代理店契約とともに、今後開催されるアメリカの数々のレースに、ルーズベルトチームはレコルトモンツァで出走するという、魅力的な契約を締結します。















こうして、アメリカに進出する足がかりができたアバルトは、4台のワークス750ビアルベロと7人のフルチームを率いて、偉大なる1959年のSebring12時間レースに”Team Roosevelt”から参戦、クラス上位4位までを独占という華々しいデビューを飾りました。











アメリカのアバルトエンスージャストが長い年月をかけてレストアしたこの個体は、”Team Roosevelt”に在籍した経緯をもつ由緒正しい一台で、Sebring12時間、4時間レースをはじめ、SCCAのレースで活躍したレースヒストリーが知られています。















見事なまでにオリジナリティを忠実に再現したレストアは、Pebble Beach Concours d’Eleganceの常連、”Nino Epifani”の仕事。アバルトを知り尽くした彼のレストアへの執念は細部にまで及び、完璧なまでの完成度を誇っています。











750ビアルベロだけに見られるエンジンルーム内の特徴パーツ、イグニッションコイルマウント、ロングネックラジエター、FISPAガラスレギュレター下の受け皿は、オリジナルのまま綺麗にレストアされ、シリンダーヘッドナンバーが入るIDプレートも奇跡的に残っています。










唯一、Allemano製オイルテンプゲージがダッシュボードに見られないのは残念ですが、インテリアも抜かりはなく完璧にレストアされており、NARDIフラットリムが華を添えています。 ”






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・・・とのことです。つまりこのクルマは、フェラーリでいうNART(ルイジキネッティにより率いられた、全米代理店から作られたセミワークスチーム)に相当する「Team Roosevelt」の1台として、アメリカのレースで活躍した由緒ある個体、ということです。




これらは全て納車時に引き継いだ資料です。レストアの記録はもちろん、これまでの歴史が分かる、やりとりされた書簡や売買の記録・領収証、メモ書きやメールなど些細な物まで含めた膨大な資料のファイルに、歴代オーナーの想いが伝わります。










オリジナルの色はTeam Rooseveltで唯一のジアッロだったそうです。












この時代に、セブリング始めSCCAのレースで活躍しました。21、29など数種類のゼッケンでの写真が見受けられました。














その後一旦メキシコに渡り、1度目のレストアを受けました。この時の明細は手元にありませんが、本格的にレストアしたようです。













この時は赤に塗られました。アバルトの赤とはちょっとイメージが違う色ですが・・・













バンパーにフォグを付け、コンペティティブな感じ。この仕様もイイですね。











オーナーの名前はゼペタさん。どちらか分かりませんが(笑)、嬉しそうな表情から黄色の方がそうだと勝手に想像しています(^_^;)













そして再びアメリカに戻って前述の「エピファーニ」でペブルビーチ出品レベルの二度目のレストアを受けました。内外装から機関まで、4年半もの歳月をかけての、細部にわたるコンクールレベルでの正真正銘のフルレストアです。














各工程の写真も多く残され、使用したパーツひとつひとつまで分かる膨大な明細がしっかり保管されています。













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ところで、レコモンの後に登場したアバルトの人気モデル「1000ビアルベーロ」、その中でも間違いなく最も価値がある個体、と思われるのが、あのブルースマクラーレンがドライブして‘61年のセブリング3時間で優勝したS/N 1128948 。白にブルーのストライプがいかにも北米のレーシングカーといった佇まいの1台。










この個体はその後、ある熱狂的なアバルティスタの元で、我が個体と同じくエピファーニでレストアを受け、当時ペブルビーチでクラス優勝。購入時に拝見したファイルにあった資料の中に、ツーショットの写真が添付された、レストア途中にやり取りされたメールがあり、今回購入したレコモンも、そのオーナーのコレクションの1台だったかもしれないとのこと。(残念ながら1000BAのオーナー氏の履歴が調べられず、はっきりとは分かりませんでした)筋金入りのアバルティスタが「1000BAはコレ、レコモンはコレ」とチョイスした、となると、さらに素性の良さを確信するところです。









こちらはセブリングでのショット。その2台は往時には同じレースにも出走したようです。(斜め後ろの29番が現車)













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・・・ということで、今回購入するに当たり、そのヒストリーを元にちょっとレーシーな雰囲気にしてみることにしました。元からカラーが銀/黒なので、ちょっと地味過ぎるなあとも思いまして(^_^;)


こちらが納車後の、現在の姿です!







(※生憎曇り空でコントラストがなく画が微妙ですが・汗)





塗装するのは気が引けるので、気軽にカッティングシートですが・・・
(※ドアハンドル下の「FP」は、当時のレースにおけるクラス分け表示)













資料を見ると、ゼッケンサークルはもっと大きく、ドアをはみ出してサイドシルに至るのですが、途中で切ると剥がれやすくなったりしておススメできない、ということでちょっと小ぶりに。本来だとリアにもやや右寄りに貼るのですが、くどくなるので3枚に留めました。













肝の「Team Roosevelt」のロゴは、当時手書きで一台一台バラバラでしたが、一番良い感じの画像をトレースしてコピーして作りました。厳密には、塗装の質感や厚み・丸みのある角の感じ(シートだと断端がシャープ過ぎるんですよね)がベターですが・・・












そして海外のショップで見つけたヴィンテージのステッカー(コピーですが・汗)を吟味してプラス。左サイドにはセブリング耐久レースのモノとザガート。














反対側には、出走していたSCCA(スポーツカークラブ・オブ・アメリカ)とモンツァサーキットのモノを。真ん中に寄せ過ぎ?(汗 でも離れ過ぎると散漫ですし、難しいです(~_~;)











リアウインドウにはコチラ。イエローベースのタイプが主流ですし華やかなんですが、北米など英語圏に輸出された個体には、TORINOの英語表記であるTURINの透明なモノが貼られていたそうなのでそちらをチョイス。












そしてレアなボラーニのホイールにはこれ。同デザインのシルバーもありますが、地の色になじむ透明タイプのモノを選びました。
















こんな感じで、全体として、この個体がアメリカで活躍した事をリスペクトした感じにしました。サークルとロゴの色は迷いましたが、光によっては意外とシルバーともコントラストがつきますし、目立ち過ぎず上品で白にして正解だったと思っています。













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「オリジナリティが高いのにレーシーな仕立ては矛盾するのでは?」というご意見もあると思いますが、そうでもありません。例えばグレー/赤がイイ感じのS/N677208、2006年のペブルビーチでは、バンパーまで付けた完全なオリジナルなスタイルでしたが・・・









バンパーはそのままで、チームルーズベルトで付けていたゼッケン87をまとった姿の写真も。個体のヒストリーをリスペクトしつつ、「純オリジナル」と「やり過ぎないレーシングモディファイ」のバランスを取った、このセンスに沿った雰囲気にしてみたつもりです(^^ゞ











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運転しての感想はまたおいおい・・・不満や気になる点もあり、後日改善したいのですがそれはむしろ「楽しみ」にするとして(笑)











BBとのツーショット、特に夜のガレージで並ぶ姿が予想以上に超絶素敵なんですが( ≧▽≦) そちらはまた次回アップしようと思います~
Posted at 2020/03/01 20:58:52 | コメント(11) | トラックバック(0) | アバルト | 日記
2020年02月24日 イイね!

"POISON"②〜destiny〜

"POISON"②〜destiny〜えー、先日、予定通り無事に納車が済みましたので、改めて購入したアバルトをご紹介したいと思います。

ただし、今回「中編」としてアップするのはあくまで「納車前」の画像ばかりで、実際にはちょっと一味変えて、若干の「色づけ」をしていただきました。その姿は、次回第三弾で改めて披露したいと思います(^^ゞ


また、クルマのコンディションもさることながら、個体についてはそのヒストリーも重要なんですが、それに関しても長くなりますので次回に後述するとして、今回は車両の状態についてのみご紹介いたします。






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アバルトと聞くと、現行の500ベースのモノと生産終了が決まった124スパイダーくらいしか知らない方が多いと思いますが、50年代から70年代までの黄金期には、レースで主に1000cc以下のクラスを席巻した、コンパクトで魅力的なコルサやストラダーレが数多くありました。













その中でまずは車種選択なんですが・・・昔、著名なコレクターK氏の秘密基地で拝見して以来ずっと好きだった「アバルト・シムカ」は(この時の2000はもちろん、1300も含め)タマ数も無く、あってもとても高価、かつあまりにレーシーで、サーキットならまだしも一般道ではキツイとのことで断念。







(※20年前、初めて見た超辛口のアバルトシムカ2000)






1000ビアルベーロにしても同様。見た目は可愛らしいですが、イベントや街乗りで使うには相当大変みたいです(汗














そしてデザイン的には、むしろそれ以前のザガートが手掛けたモデル、具体的には750GT(所謂ダブルバブル)と、今回手に入れた「レコモン」が一番好きでした。いずれも夏ごろ個人売買のお話をいただき車両を拝見しましたが、個体について思う所あっていずれもスルー。







(※ダブルバブルもキュート♪こちらの個体は本文とは無関係です)






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そして、それとほぼ同時に、この個体との縁がありました。想定よりずっと早い展開に戸惑いつつ、その完璧なまでのコンディション、そして素晴らしいヒストリーに惹かれ、購入を決意。車種はシルバーのレコルトモンツァです!(^O^) 正式名称は、「フィアット アバルト 750レコルトモンツァ ビアルベーロ」。














当初アバルトでシルバー、というのはワタシのイメージにありませんでしたが、現車の素晴らしさに惚れ込み、手に入れようと決めました。(見慣れてくると、シルバーという色も気に入ってきました。)まずはあえてワタシが購入する以前、ショップ「コーギーズ」さんで最初に販売された時の写真も利用させていただき、転載して紹介します。












購入に当たって、夏ごろに「(あくまで未定ですが)もしかするとこの個体が売りに出るかも」という段階で、まずはこれらの写真が掲載されている過去の販売車両のページを紹介されたんですが、すっかりそのコンデョションの良さに惹かれるとともに、(写真、奥に写り込んでいるように)なんとも偶然にも、最初に販売された当時、お店では365BBの売り物と一緒に展示されていた、という事実に、「ご縁」、「運命」を感じてしまいました(笑)












それであえてそこから写真を転載しております。こうして同じ画角に写っていると、2台がガレージに並ぶ風景が、ありありと想像できてテンション上がりました(笑)それもあって、その後、実際に売りに出ることになった、と聞いてから、購入決定までそれほど悩むことはありませんでした。












機関・内外装含め、アメリカの著名なレストアラーによってフルレストアされています。後に実車を見ても、こんなに綺麗なアバルトのヴィンテージモデルは初めてでした。







(※この外での写真2枚は「売りに出た」と聞いた後、試乗時のもの)




リア、この角度からのスタイルが一番好きです。特徴的なエンジンフードは甲虫のようでちょっとユーモラスでしょうか(笑)











エンブレムは時代によって何度か変わりましたが、この年代はサソリが簡素化されるも”&C.“が付くタイプ。上のfiatを外してしまう方もおられますが、あった方が良いと思います~















レコモンならではのお気に入りポイント。3枚に分かれたスクリーンがアルファのTZを彷彿とさせる、いかにもザガートの作品といったデザイン。















写真ではわかりにくいですが、サイド部分はこのように内側に凹んでいてベンチレーションの役目をします。












サイドのエンブレム。アップで見ると分かりますが、ボディは「塗り」も素晴らしいレベルです。ピカピカのクリア層の下にフレークが立ったシルバーは深みがあり、アルファなどの旧車でありがちな艶感のないベタっとしたそれとは別物です。













ホイールはやはりアバルトパターンのカンパニョーロが定番ですが、このボラーニの14穴ツーピースは激レアで、探してもまず入手不可能なモノとのこと。マグと違って耐久性も十分らしいです。とても貴重なので、もしかすると後日カンパのアルミ等に替えて、こちらは温存するかもしれません。ちなみにタイヤはXZXの新品です。BBが履くXWX等と並んで、ヴィンテージではお約束の銘柄です。















数年後登場する、850以降のビアルベーロに見られるヘッドライトリングがついてボディから出っ張るタイプより、カバーが付く方が断然好みです。













イタ車というとキャレロ、と思いがちですが、こちらはマーシャル。レンズカットも表情もずいぶん違います。












ザガートのドアハンドルといえばコレですね。ボタンを押すとレバーがポップアップするタイプ。質感も高いです。













エンジンルームも新車以上に綺麗です。非常にオリジナリティが高く(こちらも後日後述)、やはりツインカムヘッドが誇らしく輝き、OHVモデルとの違いを主張しています。













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車両の選択に当たっては、この個体がBi(2つの)albero(カムシャフト)・つまりツインカムエンジンという点も大きなポイントでした。“レコモン”には、旧来のOHVのモノアルベーロを積んだモノと新しいDOHCヘッドのモノがあるんですが、あのジョアッキーノ・コロンボが開発を手掛けたツインカムヘッドを搭載したレコードカーが、モンツァサーキットで速度記録を達成、それを記念したのが車名の由来ですので、やはり乗るならツインカムじゃないと、と。









(※そのレコードブレーカー。一時期、カルロアバルトは速度記録達成に熱心でした。)








購入に際し調べて知ったのですが、実はビアルベーロを搭載するレコルトモンツァは3割程度の台数らしく、それだけで貴重。エンジン単体で売りに出ると、5万€は下らない(!)そうです。





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内装も完璧。一般的に外がシルバーならワインレッドが似合いますが、黒の内張りにグレーのマットで落ち着いた雰囲気。















やはりザガートと言えばこのシート!です。シートベルトは・・・ありません(笑)












ステアリングは黒のエボナイトが多いですが、ナルディのウッドもオリジナルであるそうです。OP的に選択できたのかもしれませんね。
















内張り、天井、すべて抜かりなくバッチリです。手掛けたレストアラーについても、次回解説いたします。














トランクルーム(といってもスペースはありませんが・笑)にガソリンタンクが。容量は30リッターくらいだったかな?でも排気量が小さいので燃費は良さそうです。












・・・といった感じですが、いかがでしょうか。ザッと各部を紹介しましたが、ヴィンテージを見慣れていない方にもそのコンデョションの良さはご理解いただけるレベルではないかと思っています(^-^)






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「小さくて軽い」って、どれくらい?とお思いかもしれませんが、寸法はたったの3450×1350、車高は1050(車検証上)、車重わずかに600kg(カタログ上540)!


600kgというと、例えばポルシェからデビューしたEV「タイカン」、その“バッテリー”より軽いです(笑)し、かつての愛車デュエットなどジュリア系が約1000kgですから、それに比べても半分くらいしかありません。この軽さはもはやヴィンテージでしかありえないモノで、コンパクトさ含め走らせた感覚はもちろん独特です。






(※助手席体験時。レッグスペースの狭さと脚の近さにご注目・笑)







パワーはベースのフィアット600に比べれば大幅にアップしているとはいえ、わずかに57hpに過ぎず、どんなに頑張っても現代の軽自動車より遅いです(^_^;) でも非力なパワーを振り絞って、軽いボディを全開で走らせるのは本当に楽しいですし、一般道でも十分「やってる」感を楽しめます(笑)



まだ納車したばかりで慣れていませんし、転がすだけで緊張しますが・・・今後その魅力に取りつかれていくのか?手こずって結局は「やっぱ無理!」となるのか?まだ分かりませんが、この小さな辛口レーシングカーの世界に、蠍の毒に、しばらくはシビれてみたいと思います♪










ということで、次回は個体のヒストリーをご紹介するとともに、いよいよ納車された後の、愛車の現在の姿もお披露目したいと思います~(^^ゞ
Posted at 2020/02/24 20:52:20 | コメント(12) | トラックバック(0) | アバルト | 日記
2020年02月09日 イイね!

"POISON"①〜Prologue〜

"POISON"①〜Prologue〜すっかりサボっているうちに早2月も半ばに(汗 暖冬といいつつ、立春を過ぎてから冷え込みが厳しいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

えー、昨年「決断の秋」として予告した件ですが・・・「すわ、BBを手離すのか!?」と早とちりされた方もいらっしゃり、お騒がせいたしました(^_^;) もちろんそうではありません。







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予定が延び延びになり、ご報告が遅れておりました(汗 すでにお忘れの方多数かと思いますが(笑)、ここへきて目処が立ったので、まずは今回は思い入れのある、BB購入の際のブログに倣って「プロローグ」として発表いたします。







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その出会いは、夢中になっていたあの「ブーム」のさなか・・・毎週見ていたTV番組だったと思う。



繰り出される問題に次々と答えて行く中、出題された「このエンブレムは何というメーカーのものでしょうか」という、単純で通常なら簡単なはずの問題。しかし、それは見覚えが無いモノ・・・「こんなのあったっけ?」としばし考えても思い出せなかった。





(※ウチの「お茶の間」のテレビも正にこんな感じでした・笑)





当時の本・雑誌やカードには、載っていなかったように思うし、今現在考えても、それは「スーパーカー」という定義に(拡大解釈したとしても)まず入らない部類のメイクスだと思う。もし、載っていたとしても、当時の自分には記憶に残らないほど印象の薄いクルマだったのだろう。







(※画像は拾いモノです)




「知らない」ということを家族にバレたくなくて、「あれだね、あれあれ・・」と呟くも、もちろんそんなことは見透かした父親が、ニヤニヤしながら「答えないと正解にならないぞ」と意地悪に突っ込んできて、バツが悪そうに苦笑いした・・・恥ずかしさと悔しさからだろうか、そんな記憶がずっと消えずにいた。



やがて成長し、再び出会う頃にはそのメーカーの栄光はとっくに過去のモノ。もはや「名ばかり」となり、フィアットの単なるちょっとスポーティーなバリエーションモデル、という位置づけに成り下がっていた。ブランドは消滅直前で、すでに旧いアルファロメオに夢中になりつつあった彼にとってすら、興味の対象になりえなかった。当時現役で走っていた車種であれば雑誌等で知っているものの、それよりずっと旧い、輝かしい時代のモデルは数台知っている程度、だったと思う。



初めて実際に魅力的な旧いモデルを(しかも完璧なコンディションのそれを)目の当たりにしたのは、当時山中湖畔に出来た、小坂氏の珠玉のコレクションを収めた自動車美術館。











が、その時もお目当てはあの至高の33ストラダーレであったり、2台の素晴らしい250LMだったりして、そのメイクスはザッと目にして「たくさん置いてあるな~」くらいにしか思わなかった。



初めて一目置くようになったのは、それと同じ頃だろうか、今より参加台数が多かった「コッパ・ディ・小海」に見学に行った際、ヒルクライムで数台が次々と快音を発しながら元気よく走る姿を見た時だった。













「なんだなんだ、あんなに速いの?」排気量も小さく、非力なはずの車達がガンガンコースを攻めている姿に驚いた。正直、それまでは「所詮フィアットの“改造車”でしょ」と、アルファより格下、と見下していたところがあったが、その佇まいや可愛いスタイリングと、似合わないほどの走りの迫力に魅力を感じ、多いに見直した。



長らく夢中で乗っていた、アルファ時代。1300のエンジンを全開にして走る気持ちよさ。たとえ遅くても、小さくて軽いクルマを走らせる楽しさは、どんなにパワーがあって速いクルマとも、比較できない、何ものにも代えがたい魅力があることは、その頃十分理解した。スペックや性能ではなく、動かすだけで得られる快感。軽量なスニーカーを履いて走り出したような。








(※雑誌Tipo取材時)





もちろん、ヴィンテージカーのデザイン、匂い、すべてがダイレクトな走りの味わい、機械としての魅力、それらは現代の車ではもはや求められないものばかりで、それどころか自分が重要視しつづける「エンジンの気持ちよさ」にいたっては、もはや存在そのものが消滅寸前。どんどん現れる新型には食指が動かなくなる一方・・・。





それでも、趣味車がヴィンテージだけ、というのはちょっと勇気がいるもので、「もっと気軽に乗れるもう一台を」と思い、BB購入後、ほどなくして相棒として迎えた「セカンド趣味車」は、一方でずっと乗ってみたい思いはあったポルシェの、新しめのボクスターだった。














987Sは期待通り素晴らしいクルマで、十分な走行性能とオープンの気持ちよさ、楽しさを備え、信頼性も高くトラブルも無く、とても気に入っていた。さらに数年後には、幸いなことに希少な後継・かつ最上位モデルとなる981ボクスタースパイダーに乗り継ぐこととなった。正に文句のつけようがないそれは車であり、BBとのタッグは自分にとって絶妙なバランスだった。












が、そんな中でも、自分の中で燻りつつけるヴィンテージへの嗜好と、アルファ時代より「もっと小さくて、もっと軽い」モデルに乗ってみたい、という想いはずっと消えることはなかった。「もっと小さいヤツ」・・・「もっと軽いヤツ」・・・高騰するヴィンテージの中から、現実的な値段で手に入れられる、「魅力を感じる」モデルは・・・もちろんアルファへの回帰もずっと考えていた。が、ジュリエッタは昔からずっと見ていて今更、と思ってしまうし、すでにお友達が数人乗っている。大きさや重さもデュエットと大きく変わらない。とはいえキュートなSZは今や手の届かない価格帯、ましてや憧れの、究極のジュリアともいえるTZはもはや遥か雲の上の存在に。








(※一昨年のAMCでの個体)






OSCA、スタンゲリーニ、バンディーニ等の、所謂バルケッタにも大いに興味はあるし、魅力的だが、それら有名なブランドは言うまでも無く、聞いたことも無いようなメイクスのモデルでさえ信じがたいような値付け。正直、思い入れも無く、誰も知らないようなクルマに大枚はたいて乗る気はしない・・・長らく思案しつづけた。そして昨年の春ごろ、急激にそのメイクスへの想いが盛り上がった。








(※「虫」たち。この世界もイイんですけど、ね~・・・)





ボクスパの車検も通し、「次の車検くらいには・・・?」くらいの余裕を持って、ちょっとずつ動き始めた夏。予想通り、世界的にもすぐにどうこう言えるタマは無く、頼りになるショップで「動きがあったら声かけて下さい」という感じ。何しろBBの時は期待通りのコンディションの個体が出るまで数年待ち続けた経験もあったし、長く待つ心構えは出来ていた。が、思いがけずすぐにいくつかのお話をいただけた。






「コレはダメそうだな~」「こっちはコンディションは上々でも、オリジナリティが・・・」とスルーする中、最後に残ったその個体は完璧なまでの1台だった。あまりに早い展開だったこともあり、戸惑いもありつつも、今までの経験同様、「自分とのご縁」を感じ、結局は購入を決心した。





そのメイクスとは、そう・・・・

































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アバルト、です!予想通り、でしたでしょうか?(^_^;) 実はすでに一部お友達には秋ごろから報告済みではありました。アルファの下側の~MILANO~同様、"& C."がキモですよ~(^-^)




実は12月半ばには惜しみつつ泣く泣くサヨナラを済ませ、以来ガレージはすでに1ヶ月以上こんな寂しい感じになっています( ´Д⊂











・・・が、諸々順調にいけば今月下旬には?納まる予定です。ニューカマーも、ボクスパ同様後ろ姿も素敵なモデルなので、書斎からの眺めが楽しみです♪



詳細はその後にゆっくりとご紹介いたします~(^O^)
Posted at 2020/02/09 20:38:59 | コメント(6) | トラックバック(0) | アバルト | 日記

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