
どうもこんばんは~。関東地方は、台風の影響も思ったほどではないでしょうか?
あっという間に9月も終わってしまった気がします・・・やっと残暑も落ち着いてきましたね。
このところの長雨に合わせるかのように、入庫していましたBB。メンテが終わり、本日帰ってきました♪
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きっかけはエアコンガスチャージ、だったんですが・・・リフトアップしてみると、あれこれ気になる点がチェックされ・・・
今回は主に
・エアクリーナー交換
・ブレーキオイル交換&エア抜き
~どちらも真っ黒だったとのこと・・・納車整備時にはスルーだったようです(-_-;)
・ドラシャブーツ(イン側)交換
~355同様、いや、レイアウト上、それ以上の熱害による変形・亀裂。お約束です。
・デフサイドカバーシール交換 ~若干の漏れあり
・ブレーキパッド交換
・エンジン調整
こんなメニューでした。しかしこうしてリフトアップされていても、カッコいいなあ~w
作業中、タイヤを外してあったので、ついでに入庫中に交換してもらいました。
タイヤ交換はディノさんのすぐご近所、
BMの時お世話になった“餅屋”の「タイヤラボ」さん。納車時からオリジナルサイズがついてはいましたが、古くてカチカチ・・・気になってました。
前回お邪魔した際に、在庫を調べてもらったところ、ミシュランジャパンに「5本だけある」とのことで、実はその場で速攻で押さえてもらっていました(^_^;)
BBのタイヤは「XWX」。当時のスーパーカー皆これですね。ストレートグルーブのない、ヴィンテージなデザインです。
履いているクルマが多いので、常に世界中でニーズがあります。ミシュランではそれに応え、今でも5~6年ごとくらいに、スポット再生産してくれています。素晴らしいですよね。
たまたま在庫がありましたが、次はいつ新品が出るか分からないので、喜んでゲットしました♪
見えますか?ミシュランの遊び心ですね(笑)
以下は交換してくださった、タイヤラボ社長さんからのコメントです。(交換作業風景のお写真も社長のご好意で送っていただきました)
「
クロモドラ製のマグネシウム純正ホイールには目立った傷、歪み等が見られず、当時の物としては
非常に素晴らしい状態と思います。
ホイールの刻印は74,2(1974年、2月製造)で、驚くことに4枚全てマッチングしております。
実はフェラーリ社ではこのマグホイールを1985年位まで製造しておりますが、不思議な事に
年代別に表面デザイン及び表の刻印(フォント)が変わります。
今までに多くのBBを手掛けましたが、これほどまでに当時の状態に近い物素晴らしい物はごく僅かと思います。」
いやー、なんとも嬉しいですね!そして経験豊富な社長さん、頼もしいです!
そしてクルマについても、試乗した切替社長曰く「お世辞抜きにイイ個体」とのお言葉・・・辛口の社長からの感想なので、こちらも嬉しかったですね。 「現状80点だな」・・・「100点」にするにはいくらかかるのかは考えたくありません(^^;
ちなみにこちらが社長の365BB。走行距離が信じられないくらいのコンディション・・・512ルックにされていますが、オリジナルにはいつでも戻せるようにパーツは全て保管されているとのことでした。
ご好意で、社長のBBの助手席体験もさせていただきました。ブレブレですが(^^;
吹けあがりも軽く、クアンタムに替えているという足まわりもしなやかでしたね。ちょっとだけ動画も撮りました。i Phoneなので音も画も迫力が伝わりませんが・・・・(-_-;)
さらに実際に作業にあたっていただいた、ご子息の優太さんにも「エンジンはしっかり組んであるのが分かります」と・・・「レストア」と言っても、レベルはピンキリですからね。さしあたり「心臓」には不安がないと分かりホッとしました。
・・・が、BB~テスタ~TRへ至るまでの、鬼門中の鬼門、「デフ」はちょっと怪しいとのこと(-_-;)
365BBだけは形式が独特で、まあ~まず部品が無いんですよね。あってももちろん高価ですし・・・
そのうち余裕があれば探して、見つかったら購入しといたほうがいいかも?異音が出てから探しても、1年待つか2年かかるのか・・って感じでしょうからw
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本日午前中はこれから台風が来るとは思えないくらいの好天♪ 朝一で引き取りに行きました。メンテに出したクルマを迎えに行くのって、いつもワクワク楽しみですよね~♪
で、帰り道での印象は・・・
納車後一番気になっていた、中回転域でのアクセルに対するレスポンスが確実にリニアになり、グズる感じが減少しました。これでシフトダウンも快適です♪ まだ完璧ではありませんが、これ以上はキャブの完全OHが必要とのことでした。
エアコンは「とりあえず」復活しました。BBは完調ならギンギンに冷えるという噂です。そこまでではありませんが・・・まあ、今日ぐらいなら汗をかかないくらいです。数か月くらいもつなら、とりあえず春にチャージして夏場をしのぐ、でいいかもしれません(笑) すぐに漏れるようなら特定して修理、ですが・・・ドツボだとかなりの金額でしょうね~(-_-;) まあ、走りに関する部分ではないので、優先順位は後回しです。
ブレーキも恐ろしいほど効きが甘かったんですが、こちらもかなり改善しました。速い、遅い以前に不安で踏めませんからねー。
指摘を受けた、ステアリングの中立付近でのガタ、というか、切り始めの遊びの大きいのは、ステアリングボックス、あるいはユニバーサルジョイントか?という予想でしたが、こちらは調整でほぼOKな程度になりました。
タイヤも新品になり、バランスも完璧。乗り心地は当然向上です。当たりが柔らかくなりました。後日アライメントを取り直せばバッチリでしょうね。
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今回は予定外のメンテとなりましたが、他にも亀裂の入っていた左右ガソリンタンク間のパイプをジョイントするゴム部品等、下からチェックしないと気付かない点も早期交換できたので良かったです。
アルファの時もそうでしたが、「いきなりの故障→修理」ではなく、「点検→予防整備」という時は、「壊れちゃって手がかかる」という感覚ではなく、「当然だよね」 「これでより良い状態になった」と、むしろ嬉しく思う・・・というのは立派な病気でしょうか(笑)
あとはBBの泣き所は水回り(フロントラジエターからアルミパイプでリアに引いています)、位でしょうか。一部に滲み程度に漏れがあるので、いずれジャジャ漏れするようなら一気にリフレッシュが必要な感じです。ちょこちょこやってもイタチごっこになっちゃうんですよね、漏れ関係って。
まあでも、納車時は機関系はどの程度の状態かがわからず、漠然と不安でしたが、こうして今後の課題がクリアになるとむしろ精神衛生上よろしいかと(笑)・・・え?その感覚もおかしいよ、ですか?(爆
ともかく、どうやら機関は期待通り上々の様子。自分としては長期的なメンテのおおまかな計画がたち、またコンディションも(今回も良くなりましたが)さらに良くなることが分かったので、これからの楽しみが増えました。定期的に手を入れて、さらに完璧を目指したいと思います。
ガレージの「飾り」にするつもりはありませんからっ!(^^)v