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ROSSO1970のブログ一覧

2020年02月09日 イイね!

"POISON"①〜Prologue〜

"POISON"①〜Prologue〜すっかりサボっているうちに早2月も半ばに(汗 暖冬といいつつ、立春を過ぎてから冷え込みが厳しいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

えー、昨年「決断の秋」として予告した件ですが・・・「すわ、BBを手離すのか!?」と早とちりされた方もいらっしゃり、お騒がせいたしました(^_^;) もちろんそうではありません。







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予定が延び延びになり、ご報告が遅れておりました(汗 すでにお忘れの方多数かと思いますが(笑)、ここへきて目処が立ったので、まずは今回は思い入れのある、BB購入の際のブログに倣って「プロローグ」として発表いたします。







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その出会いは、夢中になっていたあの「ブーム」のさなか・・・毎週見ていたTV番組だったと思う。



繰り出される問題に次々と答えて行く中、出題された「このエンブレムは何というメーカーのものでしょうか」という、単純で通常なら簡単なはずの問題。しかし、それは見覚えが無いモノ・・・「こんなのあったっけ?」としばし考えても思い出せなかった。





(※ウチの「お茶の間」のテレビも正にこんな感じでした・笑)





当時の本・雑誌やカードには、載っていなかったように思うし、今現在考えても、それは「スーパーカー」という定義に(拡大解釈したとしても)まず入らない部類のメイクスだと思う。もし、載っていたとしても、当時の自分には記憶に残らないほど印象の薄いクルマだったのだろう。







(※画像は拾いモノです)




「知らない」ということを家族にバレたくなくて、「あれだね、あれあれ・・」と呟くも、もちろんそんなことは見透かした父親が、ニヤニヤしながら「答えないと正解にならないぞ」と意地悪に突っ込んできて、バツが悪そうに苦笑いした・・・恥ずかしさと悔しさからだろうか、そんな記憶がずっと消えずにいた。



やがて成長し、再び出会う頃にはそのメーカーの栄光はとっくに過去のモノ。もはや「名ばかり」となり、フィアットの単なるちょっとスポーティーなバリエーションモデル、という位置づけに成り下がっていた。ブランドは消滅直前で、すでに旧いアルファロメオに夢中になりつつあった彼にとってすら、興味の対象になりえなかった。当時現役で走っていた車種であれば雑誌等で知っているものの、それよりずっと旧い、輝かしい時代のモデルは数台知っている程度、だったと思う。



初めて実際に魅力的な旧いモデルを(しかも完璧なコンディションのそれを)目の当たりにしたのは、当時山中湖畔に出来た、小坂氏の珠玉のコレクションを収めた自動車美術館。











が、その時もお目当てはあの至高の33ストラダーレであったり、2台の素晴らしい250LMだったりして、そのメイクスはザッと目にして「たくさん置いてあるな~」くらいにしか思わなかった。



初めて一目置くようになったのは、それと同じ頃だろうか、今より参加台数が多かった「コッパ・ディ・小海」に見学に行った際、ヒルクライムで数台が次々と快音を発しながら元気よく走る姿を見た時だった。













「なんだなんだ、あんなに速いの?」排気量も小さく、非力なはずの車達がガンガンコースを攻めている姿に驚いた。正直、それまでは「所詮フィアットの“改造車”でしょ」と、アルファより格下、と見下していたところがあったが、その佇まいや可愛いスタイリングと、似合わないほどの走りの迫力に魅力を感じ、多いに見直した。



長らく夢中で乗っていた、アルファ時代。1300のエンジンを全開にして走る気持ちよさ。たとえ遅くても、小さくて軽いクルマを走らせる楽しさは、どんなにパワーがあって速いクルマとも、比較できない、何ものにも代えがたい魅力があることは、その頃十分理解した。スペックや性能ではなく、動かすだけで得られる快感。軽量なスニーカーを履いて走り出したような。








(※雑誌Tipo取材時)





もちろん、ヴィンテージカーのデザイン、匂い、すべてがダイレクトな走りの味わい、機械としての魅力、それらは現代の車ではもはや求められないものばかりで、それどころか自分が重要視しつづける「エンジンの気持ちよさ」にいたっては、もはや存在そのものが消滅寸前。どんどん現れる新型には食指が動かなくなる一方・・・。





それでも、趣味車がヴィンテージだけ、というのはちょっと勇気がいるもので、「もっと気軽に乗れるもう一台を」と思い、BB購入後、ほどなくして相棒として迎えた「セカンド趣味車」は、一方でずっと乗ってみたい思いはあったポルシェの、新しめのボクスターだった。














987Sは期待通り素晴らしいクルマで、十分な走行性能とオープンの気持ちよさ、楽しさを備え、信頼性も高くトラブルも無く、とても気に入っていた。さらに数年後には、幸いなことに希少な後継・かつ最上位モデルとなる981ボクスタースパイダーに乗り継ぐこととなった。正に文句のつけようがないそれは車であり、BBとのタッグは自分にとって絶妙なバランスだった。












が、そんな中でも、自分の中で燻りつつけるヴィンテージへの嗜好と、アルファ時代より「もっと小さくて、もっと軽い」モデルに乗ってみたい、という想いはずっと消えることはなかった。「もっと小さいヤツ」・・・「もっと軽いヤツ」・・・高騰するヴィンテージの中から、現実的な値段で手に入れられる、「魅力を感じる」モデルは・・・もちろんアルファへの回帰もずっと考えていた。が、ジュリエッタは昔からずっと見ていて今更、と思ってしまうし、すでにお友達が数人乗っている。大きさや重さもデュエットと大きく変わらない。とはいえキュートなSZは今や手の届かない価格帯、ましてや憧れの、究極のジュリアともいえるTZはもはや遥か雲の上の存在に。








(※一昨年のAMCでの個体)






OSCA、スタンゲリーニ、バンディーニ等の、所謂バルケッタにも大いに興味はあるし、魅力的だが、それら有名なブランドは言うまでも無く、聞いたことも無いようなメイクスのモデルでさえ信じがたいような値付け。正直、思い入れも無く、誰も知らないようなクルマに大枚はたいて乗る気はしない・・・長らく思案しつづけた。そして昨年の春ごろ、急激にそのメイクスへの想いが盛り上がった。








(※「虫」たち。この世界もイイんですけど、ね~・・・)





ボクスパの車検も通し、「次の車検くらいには・・・?」くらいの余裕を持って、ちょっとずつ動き始めた夏。予想通り、世界的にもすぐにどうこう言えるタマは無く、頼りになるショップで「動きがあったら声かけて下さい」という感じ。何しろBBの時は期待通りのコンディションの個体が出るまで数年待ち続けた経験もあったし、長く待つ心構えは出来ていた。が、思いがけずすぐにいくつかのお話をいただけた。






「コレはダメそうだな~」「こっちはコンディションは上々でも、オリジナリティが・・・」とスルーする中、最後に残ったその個体は完璧なまでの1台だった。あまりに早い展開だったこともあり、戸惑いもありつつも、今までの経験同様、「自分とのご縁」を感じ、結局は購入を決心した。





そのメイクスとは、そう・・・・

































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アバルト、です!予想通り、でしたでしょうか?(^_^;) 実はすでに一部お友達には秋ごろから報告済みではありました。アルファの下側の~MILANO~同様、"& C."がキモですよ~(^-^)




実は12月半ばには惜しみつつ泣く泣くサヨナラを済ませ、以来ガレージはすでに1ヶ月以上こんな寂しい感じになっています( ´Д⊂











・・・が、諸々順調にいけば今月下旬には?納まる予定です。ニューカマーも、ボクスパ同様後ろ姿も素敵なモデルなので、書斎からの眺めが楽しみです♪



詳細はその後にゆっくりとご紹介いたします~(^O^)
Posted at 2020/02/09 20:38:59 | コメント(6) | トラックバック(0) | アバルト | 日記

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