
この週末は関東ではポカポカ陽気、この後寒の戻りもあるそうですが、春本番も近づいているようですね。
かなり寒かった24日の祝日、赤坂アークヒルズにてフェラーリジャパン主催のイベント「A Ferrari Day Classiche」が開催され、参加してきたのでレポートします。
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参加条件として「会場入りは自走で」とのことでしたが、前回書いた通り、大黒へ行った日から突然のエンストという症状が出始めたため、大事をとって陸送を手配し、イベントやオフ会で良く利用する芝公園の東京プリンスホテルで降ろしていただきました。
一旦ホテルの駐車場に停めて、一息ついて入り時間に合わせて出発。距離にしてわずか2km程度なので大丈夫だろうと思いきや、あと残り数百メートル、というところでエンスト(汗 しかもしばらく時間をおいてもかかりません。
「とにかく移動させないと」と思い、電話して待機場所からすぐに現場まで来ていただき、どうやって載せようか思案しましたが(牽引するウインチはありますがフロントには掛けられるフックがなく、リア方向へは引っ張れますが道路状況からローダーを後ろ向きに寄せることもできず)妙案は浮かばす・・・ダメ元でキーを捻ったところ復活。急いで積みなおし、会場のすぐ近くまで移動してからまた降ろしてもらい、時間ギリギリでどうにか到着しました。(※さすがにこの間ブログ用に写真を撮っている余裕はありませんでした・汗)
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すでにほとんどのお車が入場を済ませていました。会場の「カラヤン広場」にはアーチ形の開閉式の屋根があり、雨に濡らしたくないこうしたイベントにはもってこいのスペースです。
参加台数はほぼ予想した通り24台。特に注目を浴びていたお車を中心にご紹介します。
まず目を引いたのはやはりこちらの212インター。
1951年式とのこと。以前拝見した166インターと並んで、国内で走行可能なフェラーリでは最古の部類ですね。
みんな大好きスペチアーレ。エンツォももうクラシケ対象なんですね。
40はライトウェイトバージョンでした。
相場もうなぎ上りの50
そしてGTO。人気投票でトップでした。
地元のコレクター、Tさんが最近手に入れたディノ。ちなみに40は手放し(惜)、「一台はエアコンが利く車が欲しい」とのことで?なんとエンツォもご購入されました(^^;)
308から年式順にV8モデルが並びます。
前週、大黒でお友達になった「ある」さんのチャレスト。とても綺麗です。ワタシの数号後、スクーデリアで表紙を飾りました。
16Mスパイダーももう対象の年式なんですね~・・・赤は初めて見ました。
対面して12気筒の並び。以前コッパ・ディ・東京にも参加していた365GTC/4
デイトナ
そしてBBは、なんと365がワタシ含めて3台(汗 写真一番手前の個体もなかなか綺麗でした。
黒も日本に数台いるみたいですね。
写真だと違いがわかりにくいと思いますが、こちらが愛車です
さらに512が1台。
テスタ系は少なくて、TRが1台。これは限定モデルでしたっけ。
最新のモデルも展示してありました。296GTS。
気になっていた12チリンドリ。フロントは想像通りでした。最近のモデルにしては、Fフードの天地が薄くてカッコいいです。
リアは評価がわかれるところでしょうね。「コブ」二つになるスパイダーも見てみたいですね。
ランチ会場は隣接する「アークヒルズカフェ」。パネルや貴重な資料が壁に飾ってありました。
会場の名前にちなんで、あのカラヤンが275を注文した時のオーダーシート。
エンジンやシャーシの図面なども。
ちなみに参加者はこんな感じのランチが無料(^^)ラザニア(写真)かビーフか選択。なかなか美味しかったです。
西川淳さんを交えたトークセッション。カフェ内でのクラシケについての解説と、各車を前にしてのフリートークがありました。
会場は風が通り朝からずっと寒かったですが、現地で合流したフランクさんや以前からのお知り合い、また並んだBBの中でも愛車を特に気に入って下さり、熱心に質問やお声かけいただいたコレクターのYさんなどと楽しくお話しているうちに、あっという間に終了の時間になりました。
皆さんに見送られ颯爽と退場・・といきたかったところ、会場出口でまたもやエンスト(汗 惰性でスペイン坂を下り、しばらくしてエンジンがかかったところですぐ近くで待機していたローダーに積み込み、どうにか無事帰宅できました。
・・・さて今回、参加されたT氏および会場にいらした担当者の方含め数名の方に、イベントについて(開催にあたっての流れや募集時のことなど)色々と事情を聞くことができました。その中には、当初なぜワタシの愛車が外されたか、その理由も含まれており、全て納得することができました。(ここでは書きませんが、少なくともワタシの想像は邪推でしかありませんでした。)
あえて削除はしませんが、不満をぶつけるような内容の自分勝手なブログを上げてしまったり、自分を納得させたいがためにご迷惑をおかけしてしまったことを反省しております。また思いの外たくさんの方がこちらをご覧になっていることを改めて感じ、今後は気をつけないと、と思いました。
(※おそらくはこれもお読みになっていらっしゃると思います。その節は申し訳ありませんでした。)

※このナンバー隠し、カッコイイのでもらって帰ろうと思いましたが、予定時間になったら速やかに回収されてしまいました(^_^;)
イベント当日、寝る前にガレージで休む愛車の姿を眺めて、ふとクルマが「調子が悪いよ、もう動けないよ」と言っているのにも関わらず、自分がイベントに参加したいが為に「お前ならできる!」と肩を叩き、無理をさせてしまったな、と申し訳ない思いでいっぱいになりました。偶然運よく事故になったり他車の迷惑にならずにすみましたが、やはり安全を考えても、不調を理由に断るべきだったと思います。
件のCDIユニットは、元々付いていたオリジナルの方を本日某メカニックさんにお渡し、早速明日から点検に入ります。状態の確認後実際に修理〜オリジナルを維持となるか、予算等の都合で今回はやむを得ずMSD等の社外システムで対応するかはまだ未定ですが、なにしろ今回は数度の立ち往生で懲りましたし、「飾り」ではなく動的コンディションでも常に完璧を目指したいので、自分が納得できるようであれば後者を選択するかも知れません。まあ、パーツさえあれば時間と経済的余裕がある際に「いつでも戻せる」という気持ちでいられますし。
イベント自体は「こうしてほしい」という点はあれど、まずはジャパンが主催する公式なクラシケのイベントが初めて開催された、というだけで素晴らしいと思います。
セキュリティなど難しい点はあると思いますが、できれば
(一度お誘いがあった・笑)本国で開催されている「カヴァルケード・クラシケ」のように、ツーリングや宿泊を絡めた形であれば素敵だと思います。
いずれにしてもぜひ今後も定期的に、より魅力的なイベントとして継続していって欲しいなと願っています。