CX-5 ベーシックモデルの実力　Mazda/CX-5 20S Smart Edition[FF] ‘21

走行性能に関しては、まずパワー面では同じCX-5の2.2Lディーゼルや2.5Lガソリンと比較すると、やや不足している感は否めないのは確かです。
しかしながら、市街地などのストップ＆ゴーの多いところや、割と中低速で走行している限りは、むしろこの2Lガソリンの方がクルマの軽快さがあって動きが素直印象があります。
40〜50km/hでの速度域でのフィーリング面では20Sが個人的には一番乗りやすく、そういう意味で星4つを付けます。

乗り心地面では、クルマの軽さが少し仇になっている印象です。大きめの段差をいなすとき、軽いが故にボディを地面に押し付けきれずに、跳ね上がってしまっているような印象です。
特にリア側がもう少し落ち着いて欲しい感じがします。
とはいえ、自分の2018モデルのCX-5に比べると改善されている感じはします。
リアがもう少し重ければ、跳ね上がりが抑えられそうなので、可能であればリアの重量が増すAWDモデルで乗りたいところです。

高速道路と一般道を走行して、13km/L程度をキープするので、車格の割に良い方だと思います。

装備と車格を考えれば、20S Smart Editionで約270万円は、コスパ的には良いと思います。
ただし、より上位グレードとなるProactiveやL-Packageと比較すると、簡素な感じがしてしまうので、CX-5というクルマの世界観を考えれば、可能であればもう少し出資して、Proactiveくらいのグレードは欲しいと個人的には思います。
Smart Editionは、とにかく価格を抑えたい、安全・快適装備にそこまで拘りが無いという方には十分オススメなグレードです。