先日、家でスケッチの練習方法をググっていたところ「ピカソのスケッチはすごい」という記事があり、その話をハモン様にしたところ
「あの人は生涯で作風が何度も変わってるよね。いろんな絵が描けるし、絵以外にも彫刻とかもやってるし、ホント、天才だよね」
という言葉が、さも普通な感じで返ってきました。
ちょっと前に
ボストン美術館に行ったときにも思いましたが、ハモン様の絵画リテラシーは予想以上に高いようです。
と思ってふと調べてみると、ちょうど愛知県美術館でピカソ展が開催中!
これは行くしかない。
ということで、行ってきました♪
午前10時の開館直後に到着したのですが、会場内は既にすごい人、人、人。
やはりビッグネームの展覧会は違いますね~。
チェックゲートを過ぎるとこんな看板が。
なんと!
私はスルーしてしまいましたが、あの声で解説されるとちょっとテンション上がっちゃうかもしれません(≧▽≦)
展示されていたのは「青の時代」から「キュビスム」までの作品群。
ピカソが概ね40代だった頃までの作品でした。
ピカソは91歳まで生きていますが、晩年の作品、特にゲルニカなどは飾られていなかったのが少し残念でした。
とはいえ、やはり超一流画家の作品はどれも素晴らしいものばかり。
年代とともに少しずつ作風に厚みが加わり、キュビスムで一気に花開く、そうした流れがしっかりと伝わってくる展示でした。
ただ、後半のキュビスムはやはりなかなか馴染みづらいですね。
特に私もハモン様もどちらかというとリアルな描写を好む傾向があるので、抽象的な描きぶりは体に入ってきづらい感覚でした(^_^;)
ここでピカソについて若干。
展示では「青の時代」「バラの時代」そして「キュビスム」といった流れを追っていました。
当然ながらピカソを巡る環境が作風にどう影響を与えたかなどを背景に見ながら、個々の作品を解説していくという展開です。
しかし、私が感じたのはゴッホやセザンヌから受けた影響よりも、「女」。
ピカソは生涯で、はっきり分かっているだけで9人の女性と関係を持っているそうです。
当然そうしたことは彼の作風に影響を与えずにいません。
私が見る限り、「青の時代」と「キュビスム」を除いて、ことごとく女性の影が見られました。
青の時代の陰鬱な心を乗り越え、彼女ができるとバラの時代に突入しています。
その後彼は40歳で初めての子供を授かっていますが、その前後はふくよかな裸婦像を多く描いています。
その他の作品も含め、キュビスムに至るまでには、女性が変わるごとに作風が変わるような印象を受けました。
展示は晩年の反戦的な作品がなく、情熱的な作品が中心とされていたため、余計にそのような印象になったのかもしれません。
あくまでも私の個人的な印象に過ぎませんが。
閑話休題。
約1時間かけて展示を見終わった先には、お約束のミュージアムショップ。
ピカソの作品が描かれた絵葉書やクリアファイル、写真集などがそれはそれはたくさん販売されていました。
その数があまりにも多岐に亘っていたため、本体の展示よりも多くの作品を鑑賞できたほどです(笑)
そしてぼちぼちお昼。
今日のランチは「そじ坊」のそば定食ww
そして、カフェ・ド・クリエでティータイム。
そじ坊はピカソ展の半券を提示すると10%OFF、カフェはドーナツ1個サービスです♪
おいしく食べながらピカソの会話で盛り上がる。
また楽しからずや。
その後、近くにあるハンズで建築模型用の1/150フィギュアを探すも「置いておりません」と言われ、すごすご帰ってきましたorz
さて、次回は再びボストン美術館の予定。
今月下旬から始まる「ルノワール展」に行こうと思っています♪
ブログ一覧 |
家族 | 暮らし/家族
Posted at
2016/03/06 18:24:19