今日はハモン様と美術館デート。
行き先は名古屋市にあるボストン美術館と小牧市にあるメナード美術館。
ダブルヘッダーです。
まず午前中にボストン美術館「ボストン美術館の至宝展」へ。
古代エジプトに始まり、中国、日本、フランス、アメリカ、版画・写真、そして現代美術に至るまで、たくさんの作品が展示されていました。
館内には午前中にもかかわらず多くのお客さんがいて、人気の程を伺わせました。
その中で私が気になった作品を少しだけ。
※画像はいずれもミュージアムショップで買った絵葉書です。

陳容「九龍図巻」
画像は一部分だけで、実物はもっと横長でストーリー仕立てになっています。
龍が一匹生まれ出て、老いた龍に教えを頂き、そして天に昇っていくという流れ。
↑の画像は老いた龍(左側)に教えをもらっている場面です。
いかにも中国らしいという印象を持ちました。

クロード・モネ 「くぼ地のヒナゲシ畑」
印象派を代表する画家モネの作品。
印象派と言うと日本国内ではルノワールのほうがメジャーだと思いますが、「人物のルノワール、風景のモネ」という感じだと思っています。
館内にはモネの作品がいくつか飾られていましたが、そのうちこの1枚に私は強く惹かれました。
まるで絵の奥の方へ引きずり込まれるような錯覚に陥ったのです。
素晴らしい絵でした。
様々な作品群の最後に現代美術がありましたが、どうにも馴染めません。
少なくとも国内では印象派に代表される写実的な絵が好まれる傾向にあると思いますが現代美術は抽象的すぎてさっぱり伝わってこないのです。
職場の先輩同僚や家族友達にそういう話をすると「そうそう!」と返ってきます。
果たして彼らは何を伝えたいのか。
そして多くの日本人に伝わらないという状況について、彼らはどう感じているのか。
描きたいものを描いているから、評価など気にしていない、ということなのでしょうか。
さて、ボストン美術館での鑑賞を終え、近くでお昼。
今日は駅前のとある喫茶店。
私は鉄板インディアンスパ。
熱々の鉄板の上に目玉焼きとスパゲティをのせブラジルのカレーをかけたもの。
ハモン様はミックスサンドイッチをオーダーしてました。
いずれも美味い!
写真を取り忘れたのが残念でした(*^^*)
そしてメナード美術館「開館30周年記念企画展 ひと」へ。
こちらは同美術館が所蔵する作品のうち、「人」に焦点を当てたものです。
この美術館には何度も足を運んでいるため、見たことのある絵が多かったですが、中には初公開のものも。
その一つがこちら。

藤原興風像(佐竹本三十六歌仙切)
元は上下2巻から成る巻物で、秋田藩主・佐竹家に伝来したもの。数ある三十六歌仙絵のうち「佐竹本」は最古のものなのだそうです。
1,000年以上前に描かれたこの絵。
その後姿からは、時代を超えた何かが伝わってくるような気がしました。
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Posted at
2018/04/01 18:33:19