今回の一人旅は静岡県の遠州灘周辺です。
まず訪れたのは小山城。
立派な天守が建てられていますが、これは近年の創作です。
この城の1つ目の見どころは丸馬出しです。
三日月型に掘られた堀が魅力的!
そしてもう1つの見どころは三重堀↓
写真では少し確認しづらいかもしれませんが、直線的な堀が三本連続で作られています。
この城は武田氏が領有した時代があるので、こうしたダイナミックな土木工事が行われています。やっぱ城作りは武田だなーと実感。
次に訪れたのは秋葉公園と隣接するかりんぽの里。こちらは紫陽花がたくさん植わっているとのことなので、いい写真が撮れるかもという期待でのチョイスです。
が。
かりんぽの里には紫陽花はほとんどなく、秋葉公園は駐車場がいっぱいでしたorz
漸く撮ったのがこの1枚のみ↓
寂しい…。
気を取り直して、次に行ったのは御前崎のなぶら館。
こちらは数年前に行われた「海の模型コンテスト」の作品が展示されている場所…のはずですが、行ってみると何も無し。
私の作品が残っていたら回収してキットを再利用しようという目論見でしたが、見事に外されました(苦笑)
再度気を取り直して行ったのは、御前崎から西の海岸線沿いにあったという東京第一陸軍造兵廠遠江射場跡。
太平洋戦争開戦少し前に作られたこの施設は旧日本陸軍の大砲、高射砲、機銃の発射試験を行う場所で、火薬の量などを調整しながら弾丸の飛距離などを観測していました。
こちらにはこんな遺構がいくつか点在しています。
それぞれの説明はフォトアルバムに譲りますが、戦争という名の破壊のために用地を民間から奪い取ってまでこうした施設が作られたという歴史的事実。そうした行為への反省のためにも、遺構は大切に保存されるとよいと思います。
その後はキャンプ場へ。
今回は浜松市天竜区にある小川の里オートキャンプ場。既に常連ですw
都会から遠く離れた奥地で、川のせせらぎや鳥の鳴き声などを聴きながら、ゆったりとした気分で飲む1杯の紅茶のなんと美味いこと。
至福の時間です。
夜は少し雲が出ていたので満天の星空までは見られませんでしたが、私以外に1組しか利用がない中、ルールやマナーの範囲でありのままの自分が思い切り自由に過ごせるキャンプは、いつもより少し多めにビールを楽しめるほど十分に満足できるものでした。
そうそう、最近はクーラーボックスを羽毛布団で包んでトランクに入れますが、こうすると炎天下に車を置きっぱなしにしてもクーラーボックスの中身はキンキンに冷えてました。これならアイスクリームも持って行けるかな(笑)
さて翌日は二俣町観光。
決して大規模ではない鳥羽山城の本丸に枯山水庭園があったのには驚きました。
城山の麓には鳥羽山洞門があります。
約120年の経過により劣化が進んでいますが、壁面全てがレンガということは、これら全てを手作りで築造したということでしょう。恐るべき作業量。
そのすぐ近くにある田代家。
説明板によると、二俣城や鳥羽山城のあった頃、脇を流れる天竜川で筏問屋をしていたのが田代家。武田から城を奪い取る過程で田代家は徳川に協力したので、徳川は田代家に朱印状を出しました。これによって天竜川渡船の権利を掌握し、上流から良質の木材を運ぶことなどで財をなしたという歴史です。
まるで武家屋敷のような門構えから、その奥には豪勢な佇まいのお屋敷が建っており、その隆盛の程が感じられました。
この敷地のすぐ隣には渡船客が泊まったであろう宿も残されています。
重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)のように歴史的な建物が面的に残されている訳ではありませんが、こうした施設が幾つか残されているとその土地に愛着を感じることができる気がします。
帰宅時点での距離計と燃費表示はこちら↓
かなり伸びるようになりました。
ご褒美にしっかり洗車してあげました。
あ、ぼちぼちエンジンオイル交換の時期かな。あとタイヤの山も減ってきたし、しっかりメンテしてあげないとね。
そしたらまた走りに行くぞ、イフリートカスタム!
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Posted at
2022/06/29 21:10:05