甲板上の細かい艤装品を装着していきます。
フェアリーダーは0.5mmプラバンから作ります。0.75mmの間を開けて0.4mmの穴を開けて、その二つの穴が繋がるようにナイフで削ります。
次にその穴の周囲がフェアリーダーの外形となるようにナイフで削ると出来上がり。これを6個作ります。けっこうめんどくさい…。
フェアリーダーの位置ですが、総ざらい図面では波除けの端部に設置されていることになっています。

しかし先ほどの実艦写真では、波除けは甲板のへりまで続いていて、その直後にフェアリーダーが設置されているようで、高雄等でもそうなっています。よってそのように設置することにしました。
ファッションプレートは0.5mmプラバンをゆっくりと曲げて作ります。
鳥海の識別点として、菊花紋章の設置個所とその両側のフェアリーダーの頂部は上端が一直線になっているので、そのように再現しました。
錨鎖は鳥海製作のためにフラッグシップさん取り扱いの超超極細チェーンを購入。
しかし実際に設置してみると重巡クラスではかなりオーバースケールと判明…。戦艦や空母クラスでしか使えそうにありませんorz
さてどうするか。
3Dプリンター製品はバカ高いのでボンビーモデラーには手が出せません。
やはり自作しかない…。ということで0.2mm金属ワイヤー2本をねじって…

これをペンチで挟んでつぶすと小さな輪が1直線状に並ぶので、これを錨鎖に見立てます。
さらに錨鎖庫入り口となるボンネットも自作。
2mm丸棒をやすりで半球型に整形し、ピンバイスで穴を開けてからカットします。
これらを甲板上に設置してみると…錨鎖が甲板の凹凸になじみません。どうやら金属が硬すぎるようです。慌てて0.2mm銅線を発注し作り直しました。
錨鎖甲板のボラードは太いものと少し細いものの2種類あります。太いものは0.8mm柱に1.0mmフタ、細いものは0.5mm柱に0.8mmフタで製作。
3本のキノコ型通風筒は0.4mm柱に0.6mm頭部としました。
空中線支柱を三脚型で再現しつつ、旗竿は取り外した状態で再現しました。旗竿格納位置は冒頭にあげた鳥海艦首の写真を参考に、中心線から少し左舷側にオフセットしたものとしています。実艦ではその位置に固定するための器具があったものと思われます。
これらの工作を行ったのがこちら。

スーパーモデラーさんたちはチェーンストッパーも再現すると思いますが、私の技術ではリアルに再現できそうにないので、見送りました。
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Posted at
2025/07/05 16:25:07