• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ザクとは違うのブログ一覧

2023年12月10日 イイね!

1/2000戦艦陸奥(艦橋の製作その1)

1/2000陸奥の製作報告は、前回が11月11日。
1ヶ月も間が空いてしまいましたが、この間、ほとんど進んでいません(爆)
とはいえ少しずつ進捗させていたので、今回はその報告をします。

船体はほぼ工作を終えていましたが、航空機作業甲板の後部両側は箱状ではなくデッキになっているので、キットを削り込んでプラバンで甲板を追加しました。


また最後にジオラマ化することを考慮し、船底板を1mmプラ板で追加しました。


さらに副砲基部を1mm丸棒の輪切りで付けました。


さていよいよ今回の本題である艦橋。
大和型を除く戦艦の多くはトップに主砲方位盤があり、その支柱が何本もあるという構造となっています。その後近代化改装の際、その途中に甲板を何層も追加しているので、これをどう再現するかがテーマとなります。
キットの艦橋は左右貼り合わせ式ながら長門型の艦橋をよく再現しています。しかしプラの特性上、少々精密感に欠ける印象なので、あえてフルスクラッチに挑みます。
では下から順に…










いやー疲れました。
この大変さを以前に作った1/2000榛名で経験しているので、作業を始めるまでにものすごく気が重かったのですが、いざ手を動かし始めると1日あたり2層くらいずつ進み、あれよあれよという間に最上階まで行きました。
ここから更にディテールを追加するといよいよ艦橋の完成となります。
それはまた次回。
Posted at 2023/12/10 14:59:25 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2023年11月26日 イイね!

小学生の自分とコラボ

ペースが遅いとはいえ少しずつ模型作品が増えていき、飾っておく場所に困るようになってきました。
これまでは古い作品を壊して場所を作ってきましたが、なんとか再利用できないかとも考えるようになりました。特に艦船模型。
んー、だけど一つ一つの作品にそれぞれの思い出があったりするし…。
そんな中で比較的処分しやすいと思ったのが、小学生の頃に作った二等輸送艦。
当時の私は、基本的にはストレートに組みつつも、艦橋前の機銃座を増設したり、前後のマストを伸ばしランナーに変え、その中段に逆探も付けていました。
ん~、なかなか頑張ってたなw

今回は当時の作りは極力残しつつ、最低限の手を加えてジオラマ化します。
手を入れたのは↓のとおり。
・舷側に薄くラッカーパテを塗ってからペーパー掛けして面出し
・艦首下部のゲタを追加
・機銃をヤマシタホビー製に交換
・上甲板から艦外につながる傾斜路にティッシュを敷いて滑り止めの筵を表現
・艦全体に墨入れ塗料でウェザリング


さらに
・艦首扉を自作し、上げ下ろし用チェーンを追加
・アンカー用ワイヤーを艦尾後方へ展開

ジオラマベースは100均の小さなディスプレイケースを使います。
舞台の1/3程度に陸地を作り、輸送艦を埋めるための穴を開けます。


このあと針金とコースターフで樹木も作りました。
海面はアルミホイルで製作。今までは石粉粘土を使っていましたが、初めての試みです。
さらに場面の緊迫感を出すために脱脂綿で水柱も追加。
戦車の走ったあとには轍も表現しました。
そして完成!






制作期間は5日程度でしたが、小学生の私とコラボし、当時の作りを極力活かしつつ、現在の技術も織り込んだ作品となりました。
んー、シンプルですが意外といい作品になったかも。
さて、誰かこれをもらってくれませんかね~(笑)
Posted at 2023/11/26 20:59:39 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2023年11月11日 イイね!

1/2000戦艦陸奥(準備&製作開始)

10月は過去に例がないほど多くの模型完成を報告しました。二等輸送艦第140号のジオラマ、プラネタリウム投影機2台、そしてYMS-14ギャンです。その後、MS整備場製作を始めましたがイマイチ気が乗らなかったので、また後日。
そして結局艦船模型に戻ります(笑)
でもあまりがっつり作るのは大変だし、最近視力もガタ落ちなので、少し気軽に作れるものとしてタカラトミーアーツ「洋上模型 連合艦隊コレクション」の1/2000陸奥を作ることにします。

まずは資料集めから。

学研本などもあるとよいのですが、入手も困難なので見送り。
メインは図面としつつ、あとはネットで拾える実艦画像で補強します。

キットのチェック。

全長全幅、各構造物の位置や高さなどもざっと確認しましたが、かなり正確です。
ディテールについても艦橋背面の信号ヤードや副砲・高角砲の砲身が省略されている他は、かなり正確に再現しています。
ただ艦橋や煙突の両側に増設機銃座があったり、水上機運搬軌条前端が外側に向いているなど、長門を意識した作りになっていました。
他で気になるのは木甲板表現が凹モールドになっている点です。WLなどは大概凸なので珍しいですね。

そしていよいよ工作開始。
まずは艦橋、煙突などを艦体から切り離します。

同じ1/2000でもエフトイズ製品では主要構造物は別パーツを組み付けるようになっていますが、このキットは主砲4基と後楼のみ別で、艦橋や煙突は接着済みとなっています。しかもかなりガッチリ着けてあるので引っこ抜くことも出来ず、やむなくエッチングソーで切断しました。

次に3分割された船体を接続し、木甲板モールドを消すため全面パテ埋め&やすりんぐ。



この状態で各甲板室の形状やサイズを改めて確認しましたが、やはり良好なので特に手を入れる必要性を感じませんでした。

錨鎖導板は「写真日本の軍艦」のイラストを1/2000で印刷したプラペーパーを貼り付けました。

舷側には汚水捨管(?)を付け、舷窓を開口します。
舷窓は数がハンパなく多いので、位置の特定とともに大変な作業でした。右舷は写真が比較的多く図面もあるので位置を確認しやすいですが、左舷は写真も乏しく図面もないので、右舷と同じ箇所にしました。
最終時だと一部の舷窓は閉鎖されているはずですが、その状態の分かる資料がないため、伊勢型を参考にして下二段を閉鎖したものとしました。


錨鎖は0.1mmワイヤーをよじったもので誤魔化します(笑)


今回はここまで。
先は長いです…。
Posted at 2023/11/11 15:15:43 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味
2023年10月11日 イイね!

第7次多号作戦 全艦勢揃い

2020年1月から駆逐艦竹の製作を始め、その後、駆逐艦桑、第9号輸送艦、第159号輸送艦、夜間戦闘機月光、そして第140号輸送艦をいずれもジオラマとして完成させました。
その間、約3年8ヶ月。
これがその6作品です。


テーマとして第7次多号作戦を採用したのは、手始めは小型艦がよいだろうと考えたこと、久方ぶりのウォーターラインシリーズ製作を再開するにあたり、小中学生の頃の作品と今の自分を単純比較したいという思いがあったこと、93式酸素魚雷により最後に敵艦を撃沈した作戦であることでした。

製作の過程では図面や写真、各種文献などを出来る限り精査し、それでも不明な点は極力合理的に推測したつもりです。
またジオラマでは「戦争の悲惨さ」や「生きるための戦い」をテーマとし、戦記に書かれたことなどを参考に、艦の傾斜角や輸送する物資の種類などを再現しました。

ここで改めて6作品を振り返ってみたいと思います。
まず駆逐艦竹。

ハセガワの旧キット・松を使用。
右回頭中に魚雷を発射した瞬間です。
学研本と実艦写真を軸にして徹底考証を行い、自身初のエッチングパーツも使いました。水柱はLEDが点滅します。

次に駆逐艦桑。

ヤマシタホビーの竹を使用。
竹製作の実績を活用しつつ、エンガノ岬沖海戦の実艦写真も参考にして考証精度を高めました。また揺らめくLEDで火災を、脱脂綿で黒煙を作り、艦上には死亡した水兵も配置することで、沈没直前の断末魔を表現しました。
プロモデラーのチョートクさんやオオゴシさんにテーマ性を激賞されたのは良い思い出です。

第9号輸送艦です。

タミヤのキットを使用。
戦争という破壊行為の中で、輸送という生産的な行為をテーマにした作品です。
戦闘でなく輸送を主目的とする補助艦は初めて作りましたが、知らない装備品を調べながら作るのは発見なども多くて楽しかったです。
この辺りからTwitterを使い始め、フォロワーさんから様々な資料やご意見を頂けるようになり、更に深めることが出来ました。

第159号輸送艦。

タミヤのキットを使用。
僅か7分で撃沈された桑の乗組員をカッターで救助したというエピソードを再現しました。主役は輸送艦ではなくカッターです。
第9号同様に地味な作品ですが、あまり研究されていない二等輸送艦に深く切り込んだという点で価値のある作品だと思っています。
なお後マストは前に直立した主柱、その後ろに2本の支柱というのが正しいと思われます。

夜間戦闘機月光のビネット。

タカラトミーの「ガチャプラモ」を使用。駆逐艦クーパーはスクラッチです。
休憩がてら短期間で製作しました。
月光は第7次多号作戦時に制空権を取って米駆逐艦を空襲し、その成果もあって竹が魚雷を当てることが出来たようです。キットは1/300スケールで、月光特有の斜め銃などを再現しました。
1/3000米駆逐艦製作はその設計思想を日本艦と比較することが出来て楽しかったです。

そして最後に140号輸送艦。

二等輸送艦と言えば揚陸場面ですが、あえて戦車等ではなく海軍と陸軍の士官が出会う場面とし、輸送する側と受け取る側の心情の表現を試みています。


僅か5隻の小さな小さな艦隊ですが、輸送という戦略目的を完遂しつつ、敵艦撃沈という戦術的勝利も収めるという、この時期の日本軍としては珍しい大勝利と言えるでしょう。
しかし兵器は勇ましいとかカッコいいというだけでなく、人殺しの道具でもあります。
今回の製作テーマ「戦争の悲惨さ」「生きるための戦い」は今後も続けていきたいと考えます。
そしてこのブログを次の言葉で締めくくりたいと思います。

もし平和が戦争の経験の後にしか来ないならば、平和は常にあまりに来かたが遅すぎる。
平和は常に死者の上に築かれるのか。

フランス哲学者アラン(エミール=オーギュスト・シャルティエ)
Posted at 2023/10/11 21:45:16 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2023年10月01日 イイね!

揚陸準備(第140号輸送艦)

揚陸準備(第140号輸送艦)2月中旬から製作を開始した2隻の二等輸送艦。
1隻は159号として少し前にジオラマ化しましたが、残る1隻は140号としてジオラマ化するため作業を続けていました。そしてようやく完成。
作品をご覧頂く前に少々うんちく。

場所はフィリピン・オルモック湾。
レイテ島へ上陸したアメリカ軍を迎撃するため、同地の陸軍への海上輸送を行うことになった。これが多号作戦である。
時は昭和19年12月2日から3日にかけての深夜。第7次輸送に参加したのは一等輸送艦・第9号、二等輸送艦・第140号と第159号である。第7次ではそれまでの重火器等の輸送から弾薬や糧食等の物資輸送に切り替えられた。


といった状況の中、第140号輸送艦による物資揚陸場面をジオラマ化しました。
では作品を御覧ください。




二等輸送艦のジオラマはその多くが揚陸場面です。私の知る限りその全てが戦車を揚陸しています。
しかし今回のジオラマに戦車は出てきません。
代わりに輸送艦から降りてきた海軍士官と、物資を受け取るため建物から出てきた陸軍士官が出会う場面を再現しました。



太平洋戦争の日本軍はどこでも物資不足で泣いているので、輸送を受けるのは陸軍の兵たちには非常に喜ばしい瞬間だったはず。
このジオラマで少しでもそうした雰囲気が伝わればと思いますし、これこそがこの作品のメインテーマでもあります。

こうした状況表現を補強するため、艦首付近では水兵たちが慌ただしく動いている様子を再現しました。

艦首扉はアンカー後方にあるウインチで上下させますが、その間のワイヤーを引き回してその周囲に水兵を立ててあります。
また上甲板から艦首扉へ向かうための通路を塞いでいる木製蓋を取り外している様子も再現しています。
これらの様子はうまく表現できたと自己満足しています。

艦本体は残された実艦写真や同人誌などを参考に徹底的な考証を行いました。あくまでも自己評価ですが、二等輸送艦にかかる過去最高の考証が出来たのではないかと思っています。
特に、未解明な部分の多かった戦車庫内部の構造の正確な再現(車路両側が3階建てになっていて1階が倉庫、その上が兵員室であること、1室だけ士官室のため畳が敷かれていたことなど)が出来たこと、実現はしなかったものの艦橋前の艙口とデリックを確認し模型化使用としたことは、恐らく過去に例がないのではないでしょうか。

前述のように戦車は登場させない方針でしたが、せっかくなので上甲板を取り外し可能とし、95式軽戦車1両と97式中戦車2両を載せておきました。

この他にも、煙突前後の通風筒について深めたり、防空指揮所ブルワークの作りや後マストの立て方などにバリエーションがあることを分析出来たのは考証の成果だと思います。
また中発に消音器を設置するなどの作り込みも行ったり、8cm高角砲をスクラッチしたのも楽しかったです。
ウォーターラインモデルでありながら艦首下部のゲタを作った事例も多くはないと思いますが、Twitterフォロワーさんから正面線図の情報を得て自分なりの形にできたのも良かったです。

キットの箱絵(TAMIYA・ピットロード)で二等輸送艦の揚陸場面が描かれていますが、ゲタが描かれていません。つまりゲタは浜に埋もれています。



しかしこの状態だとゲタが浜に深く埋まっているので、二度と海に戻ることは出来ません。実際は↓のようにゲタが見える状態となります。

ジオラマでこのように表現できたのも満足度が高いです。

脇役として大発2隻も登場させました。

小さな船が大波に揺られている様子が伝わるでしょうか。

また地上の建物なども作りました。

大きな建物は南方の基地にありそうなものをイメージしながら作りました。
またヤシの木は南方感を演出する格好のアイテムなので、頑張って2本作りました。

製作は7ヶ月半というかなりの長期間に渡ってしまいましたが、資料の乏しい輸送艦の考証はなかなか大変だったことに加え、以前に比べて気力が続かなくなってきたため、作業がなかなか進みませんでした。
やり残しが無いわけではありませんが、自分なりのテーマで自分なりの精一杯の表現が出来たのではないかと感じており、お気に入りの作品の一つに数えても良いだろうと思っています。

それにしても長かったー(笑)


↑に掲げた以外の完成写真は以下のフォトギャラに収めました。
第140号輸送艦揚陸場面ジオラマ・その1
第140号輸送艦揚陸場面ジオラマ・その2

備忘録を兼ねて、これまで綴ってきた製作記を以下に掲げておきます。
二等輸送艦製作記(資料の確認・キットのチェック)
二等輸送艦製作記(船体の工作続き)
二等輸送艦製作記(船体の工作さらに続き)
二等輸送艦製作記(船体の工作まだまだ続き)
二等輸送艦製作記(船体の工作・最終回)
二等輸送艦製作記(煙突周辺の工作)
二等輸送艦製作記(滑り止め甲板と艦橋の工作)
二等輸送艦製作記(各部艤装・ジオラマベースの制作その1)
二等輸送艦製作記(各部艤装・ジオラマベースの制作その2)
二等輸送艦製作記(各部艤装・ジオラマベースの制作その3)
二等輸送艦製作記(各部艤装・ジオラマベースの製作その4)
ジオラマ「今、助けてやるぞ!」
二等輸送艦製作記(ジオラマベースの製作その5)
二等輸送艦製作記(艦首付近のディテールアップなど)
二等輸送艦製作記(ジオラマ小物類製作など)
Posted at 2023/10/01 20:07:25 | コメント(3) | 艦船模型 | 趣味

プロフィール

「戦後80年に寄せて http://cvw.jp/b/488285/48601981/
何シテル?   08/15 20:44
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3 456789
1011121314 1516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

エアコンパイプの断熱 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/09/22 18:04:47
耐熱ホースカバー取付(冷却効果UP) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/09/22 18:02:04

愛車一覧

ホンダ シャトルハイブリッド イフリート (ホンダ シャトルハイブリッド)
イフリート初号機です。 前車・プレマシーに比べ排気量が△500CCなので、若干の非力さは ...
その他 キャンプ その他 キャンプ
我が家の行ったキャンプ場をまとめておく場所です。
その他 その他作業記録 その他 その他作業記録
1/700を中心とした艦船模型についてのまとめです。
その他 その他作業記録 その他 その他作業記録
ガンプラ製作の記録です。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation