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ザクとは違うのブログ一覧

2021年05月02日 イイね!

軽巡洋艦龍田改二の建造(船体修正その4・ジオラマベース作成)

週刊「龍田改二」、今回はあまり進んでいません。
このところ日祝の出勤が何度かあったり、平日夜もなんとなくモチベーションが上がらなかったりで、作業時間が取れていないのです…。

まずはご報告から。
先日、燕雀さんから↓の画像の存在を紹介していただきました。

これは補充兵太郎という方のTwitter(
https://twitter.com/batahojyu/status/1180599443613085697)に上がっている画像で、UP主によれば龍田の8cm高角砲の装填演習中の写真とのこと。またこの写真ではリノリウムの横目地(赤の横ライン)が確認できることから、龍田も天龍同様、リノリウムは横敷きだったのではないかとのことです。
ただ、燕雀さんは左から二番目の水兵さんの足元に縦目地が確認できるので、これをもって横敷きだとは断言できないのではとおっしゃっています。
確かに燕雀さんご指摘の縦目地は横目地を止める形になっているので、リノリウムは縦敷きであると考えるほうが自然な気がします。
よって今回の改二の製作では縦敷きで作り続けようと思います。

いずれにせよ龍田は2番艦であることなどから写真が非常に少なく、特にディテールの分かる写真はごく限定されています。これが龍田の写真だとしたら、このあたりのディテールがかなり詳細に分かるので、大変貴重な情報ということになります。
補充兵太郎さん、燕雀さん、誠にありがとうございましたm(__)m

前回のブログで艦首の鉄甲板とリノリウム甲板の境目を検証しましたが、さらにその写真をよく見ると鉄甲板部に艦首-艦尾と並行にラインが入っていることなどが確認できます。

これを再現しつつ、アンカー関係設備(ホースパイプ、キャプスタン等)の位置決めを行いました。


先程の天龍の写真からは、艦首鉄甲板には滑り止め鋲が打たれていないことが分かります。ハセガワのキットでもそのようにモールドされています。

舳先の形状をスプーンバウから直線形に変更しているので、その改造に合わせて滑り止め鋲を打ったとしてもよかったのですが、作業が大変なので見送りました(笑)

次に艦尾付近の甲板です。
実艦では全面リノリウムですが、今回製作する改二では爆雷兵装てんこ盛りにするので、一部を鉄甲板とします。

ここは流石に滑り止め鋲を打つつもりでしたが、諸般の事情(超めんどくさいw)により取りやめました。

なお、リノリウムから鉄甲板に変更したのは、駆逐艦や海防艦も爆雷投射機周辺は鉄甲板になっていることによります。(↓世界の艦船320号より)

今回の製作では、概ねこのイラストのような姿にしたいと考えています。

改二の主砲は8cm連装高角砲3基6門で、艦橋前に1基、後部構造物付近に背負式で2基という配置とします。
1番3番は甲板に直置きするので、それぞれブルワークを作りました。

実艦の1番主砲は、他艦に比べて舳先からの距離が短く、しかも波除けがなかった(天龍は訓令工事で装着したらしい)ので、ブルワーク兼波除けということになります。

まだ艦橋を作っていませんが、船体への基本的な工作が終わりつつあるので、ここでリノリウム甲板の塗装を行いました。


3本ある煙突の制作です。
実艦はでは以下のように排煙が分けられていました。
 ・1番煙突:混焼缶2基と小型専焼缶2基
 ・2番煙突:大型専焼缶4基
 ・3番煙突:大型専焼缶2基
改二では混焼缶2基と小型専焼缶2基が大型専焼缶2基に換装されたという設定にするので、煙突の太さも1番と3番を同じとします。

燕雀さんのブログによれば、3番煙突は1/700で4mm、2番煙突は同じく6mmだそうなので、1・3番は4mm丸棒から作り、2番は2mmプラ棒の前後に4mm丸棒を半円で切断したものを接着して作りました。
龍田のジャッキステーは↓の写真で確認できます。

画像が粗いので分かりづらいですが、煙突頂部の黒帯より下に3本の横線が確認でき、それらは甲板とほぼ並行に走っています。


↑は2番煙突に極細伸ばしランナーでジャッキステーをつけている途中です。
あまりにも細いので、力加減を誤るとすぐに切れてしまいますorz

艦橋の製作です。
燕雀さんのブログには龍田の艦橋は図面もディテール写真も無いので、平面は天龍と同じにしたとあり、そのサイズもアップされています。
今回はこれを全面的に活用させていただき、まずは羅針艦橋床面を切り出します。

羅針艦橋下部前面にある司令塔は、燕雀さんのブログでは直径3.5mmの円形とされていますが、前回ブログで検討したことを具現化しようとすると4mmにするほうがよいと思われたので、そのように製作する予定です。
燕雀さん、ごめんなさいm(__)m

ジオラマベースの製作も始めます。
ダイソーの300円ディスプレイケースを活用しつつ、ベース部の周囲に0.4mm透明プラバンで枠を作ります。

その枠は、先日製作した戦艦榛名のジオラマの時と同様、内側からブルーを塗っておきました。
こうすると表面は透明で、その奥にブルーが透けて見えるという形になり、「海」らしさが演出されるかなと思っています。

枠が固定されたら、その内側に石粉粘土で海面を作ります。

枠の強度が低いので、石粉粘土はセリア製品よりも柔らかいダイソー製品を使用しました。

GWももう2日終わってしまいます。
5連休も残り3日。
さて、どこまで進むかな…。
Posted at 2021/05/02 21:22:49 | コメント(1) | 艦船模型 | 趣味
2021年04月24日 イイね!

軽巡洋艦龍田改二の建造(船体の修正その3)

地味な船体工作はもう少し続きます。
今回はまず舷窓の施工。
龍田の舷窓位置は明確にわかる写真や図面などがないため、天龍と同じ状態とするしかありません。幸いその位置図は燕雀洞に掲載されています。

今回は戦争後半を再現するので、舷窓の大半は閉塞された状態とします。
史実ではS18年2月の舞鶴入渠時に中甲板以下を閉塞していますが、さらにその上の一部も閉塞されたものとして作ります。

その表現としてドリルで開けた穴にプラ棒を刺し、0.1mmプラペーパーを左右に置いて切断することでわずかな凸を作ります。


この試作でうまくいったので、龍田船体へ施工しました。


舷窓の大きさは「軍艦メカニズム図鑑・日本の巡洋艦」によれば350mm(倉庫等は200~250mm)なので、1/700で0.5mmです。
盲蓋は舷窓より少し大きいので、0.7nnの穴に0.6mmのプラ棒を刺すのがよいでしょうが、なんとなく大きすぎる印象だったので、0.5mmプラ棒にしました。
これをひたすら繰り返して前後左右に開いた舷窓と閉塞された舷窓を施工します。その結果がこちら↓

直線的に並んだ舷窓の姿を見ると、苦労して施工した甲斐があったと思います(^^)

さらに舷外電路を施工します。
燕雀洞によれば電路の幅は0.4mmくらいだそうなので、そのようにプラペーパーを切り出して貼り付けました。

電路は甲板のヘリと舷窓の間に設置されていますが、舷窓の開口位置が甲板に近すぎたので電路設置場所に余裕がなくなってしまいましたorz

次は艦首の甲板。
鉄甲板とリノリウム甲板の境目の形状は、キットでは後ろ向きの凸のようになっていますが、以下に示す天龍の画像からはもう一段角が作られている(赤ライン部)ようです。


なおこの画像から分かるように、艦首鉄甲板には滑り止め鋲が設置されていないようです。
艦首が切り裂いた波をモロにかぶる場所ですが、無くてもいいのでしょうか??
今回の製作では舳先を、凌波性向上のためスプーンバウから直線的なラインに改装したこととしているので、これに併せて滑り止め鋲を設置したとしてもよいのですが、後述するように鋲の設置はなかなか大変なので躊躇します(^^;)
ということでとりあえず鉄とリノリウムの境目を施工。


船首楼甲板後端には小さな凸部があります。
キットでは後ろ向きの台形ですが、学研「真実の艦艇史2」に掲載された写真からは後端が円弧を描いていることが分かるので、そのような形状としました。


ちなみに↑の実艦写真では左端のハンドレールが途切れた右側に、その下の甲板に降りるための階段が設置されていると考えられます。この施工はまた後日。

天龍型の上甲板は全面リノリウムだったようですが、今回は艦尾付近に大量の爆雷投射機を設置する予定なので、その部分を鉄甲板にします。
そのスペースの投射機や投下軌条が設置される場所以外には滑り止め鋲を施工します。
鋲は長さ200mm、600~650mm間隔で斜めの互い違いに設置され、その角度は100°だったようです。(軍艦メカニズム図鑑・日本の巡洋艦より)
よってまずはそのラインをプラペーパーに描きます。

このあと超極細伸ばしランナーを貼り付ける作業に移ります。
駆逐艦竹でも同様の施工をしましたが、一部の方から「狂気の沙汰」とお褒めの言葉をいただきました(爆)。
施工範囲は限られるものの、地味な作業を根気よく続けることになります。
頑張れ、オレ!

とりあえず今回の製作報告はここまで。
このあとは艦橋や煙突を作っていくことになりますが、艦橋にかかる検討を行ったのでその報告をしておこうと思います。

燕雀洞の以下の記事では、龍田の艦橋前面についての検証が行われています。
「スカイウェーブジャーナルNo.6」の「天龍型」の記事を検証する – 1/700で天龍型軽巡をつくる: 15

スカイウェーブジャーナルには畑中省吾氏の「天龍と龍田の識別点の一つとして羅針艦橋前端が平坦でやや前傾しているのが天龍、半円で垂直に立っているのが龍田」という意見が掲載されているそうです。

これについて燕雀洞読者の篠崎敏彦氏の「天龍と比較した結果、龍田羅針艦橋前面は少し丸みを帯びているのでは」との意見があると紹介されています。


これについて燕雀さんは、龍田の写真2枚↓から天龍同様角ばった前端で、司令塔と同ラインでないかと推定しています。

(↑の2つの画像はいずれも燕雀洞より転載しました。)

当時の写真がどれも不鮮明なので、どの意見も一理あるように思います。
そこで自分なりの検討を行ってみました。
まずはS13年頃の龍田の写真↓

前マスト三脚部の後ろ2本が重なっていないので、完全な真横から撮影したものでないと思われます。
ただ、舳先が左右どちらに振った状態なのかまではわかりません。

次にS16年夏頃の龍田の写真↓

これも真横でなく、少し斜め前からの撮影。
小さな青ラインで示したように羅針艦橋天蓋前面が濃い直線状になっており、その後ろとの色の境目も割と明確なことから、少なくとも羅針艦橋前面は円形や丸みを帯びた台形などではなく、角のある台形でないかと見ました。
また羅針艦橋下の影の位置は艦橋真正面の中央あたりに落ちているように見えます。

↓は竣工時の天龍艦橋の図面(アジ歴より)です。

天龍の艦橋は羅針艦橋前面が少しすぼまったような形状になっていますが、これをそのままに垂直に落とした作りとしたのが龍田の艦橋だったのではないでしょうか。
ただしこの場合、S13の龍田の写真の説明がつかなくなります。
あくまでも私見の域を出ませんが、この写真は逆光気味のため背景の空と艦とのコントラストが強めになっています。海面の照り返し方を見ると写真中央少し右上方に太陽があると思われ、そうであるならば特に艦橋周辺はさらにコントラストが強くなっている可能性があるのではないかと。
そのコントラストの強さに当時の撮影機材等の表現力が追いつかず、細かいディテールが潰れてしまったのではないでしょうか。

ん~しかし若干我田引水な気もしなくもないですね…。
まぁ、明確に正解が判明している部分ではないので、あまり泥沼にはまりこまないようにしつつ「自分なりの龍田改二」を作っていこうと思います(笑)
Posted at 2021/04/24 15:07:01 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2021年04月17日 イイね!

軽巡洋艦龍田改二の建造(船体の修正その2)

既に「何シテル」で報告しましたが、前回ブログで紹介した春園燕雀さんに「天龍龍田製作記事で掲載されている画像を、燕雀さんのブログから持ってきたことを表示することを前提に、拙ブログに転載させていただけませんか」とお尋ねしたところ、ご快諾を頂くことができました。
また氏からは、今回の製作に際して資料面でのご協力も頂けるとの有難いお言葉まで頂戴しました。
ザク違「こんなに嬉しいことはない!」
燕雀さん、誠にありがとうございますm(_ _)m

これ以上無いほど強力な援軍を得ることができ、モチベーションも大きく上がると同時に、「こりゃ、あんまり下手なものは作れんぞ」という思いも持ちました。
よしっ、精一杯頑張るぞ。

さて製作進行状況です。
前回の艦首艦尾の形状修正に続き、船体中央付近にある煙突基部の甲板室を削ります。

キットの甲板室は型抜きの都合で上に向かってすぼまっていますし、何より第一第二煙突基部と第三煙突基部が途切れており、以前から違和感を感じていました。
燕雀さんもここに疑問を持ったようですが、両者が繋がっているという決定的な証拠までは見つからず、状況証拠から繋がっていると推定しています
今回は燕雀説を採用したいと思います。

旧海軍軽巡の甲板は滑り止め付きの鉄甲板とリノリウム甲板で構成されます。このうちリノリウムは材を横長(艦首ー艦尾のラインと垂直に交わる格好)に貼っているのが一般的ですが、一部の艦は縦敷きだったそうで、燕雀さんによれば龍田は縦敷きだったのではないかと。
その後ハセガワが出したリニューアル版龍田のキットでも縦敷きでモールドされています。
よって今回の製作でも縦敷きを採用しました。


龍田の艦首形状はいわゆるスプーンバウと呼ばれる円弧状をしています。これは連携機雷(2個の機雷をチェーンで繋いだもの)を乗り切るための工夫ですが、一方で凌波性はよくありません。
今回は改二への改装に併せて冬月(秋月改型)に似た形状に改めたということにしました。

同時にアンカーの格納場所もベルマウス型からレセス型に改めたものとしています。これらの仕様変更によって、より近代化された龍田が演出できるのではないかと思っています。

次に舷側の外板継ぎ目を表現します。
図面から継ぎ目のピッチを割り出し、そのサイズにマスキングテープを切り出して船体に貼り付け、その上からサフを何度か重ねて吹き、テープを剥がします。
駆逐艦竹製作時にも同様の作業を行っていますが、どのくらい吹けばどの程度の厚み(段差)になるのかイマイチよく分かっていません。
なので剥がす時はちょっとドキドキ…。


こうした作業を経て艦首は概成しました。

喫水線部は図面通りの数値で削ったものの、フレアの具合はヤマカンでやっているので、図面の数値通りにはなっていないと思います。
それでもキットのようなフレア無しの状態からは大きく進化した気がして、自己満足に浸れます(笑)
なおテープを剥がした跡は未処理なので、後ほど1000番くらいの耐水ペーパーで軽くなでて落ち着かせる予定です。

外板の継ぎ目を天龍と龍田の写真で確認していると、カギ型の継ぎ目を発見しました。



5500t級も同様の形状が見られます。







調べてみると垂直防御として施された装甲板だと分かりました(丸スペシャル軽巡球磨型Ⅰ「球磨型の防御について」より)。
改めて図面をチェックすると、確かにそのような表記があります。

ひょっとしてと思ってハセガワのリニューアル版天龍型を見ると、やはり装甲板がモールドされていました。

丸スペシャルの記事によれば装甲板の厚みは1.5インチ(約38mm)だそうで、これを1/700にすると0.05mmとなります。また図面から割り出すと約0.15mmでした。

丸スペベースだと薄すぎると思ったのと、外板継ぎ目の段差が思ったより大きかったので、装甲板は0.2mmとしました。



サイズは84×5mmで両側に2.2×1.5mmの切り欠きを作り、14mm置きに0.6×2の短冊(装甲板固定金具?)を設置しました。

このあとは鉄甲板を貼り舷窓を開口し舷外電路を設置すれば、船体の基本的な工作は終了。
このうち滑り止め甲板の製作は地獄の工程なので、気合を入れないと…。
Posted at 2021/04/17 16:46:27 | コメント(4) | 艦船模型 | 趣味
2021年04月05日 イイね!

軽巡洋艦龍田改二の建造(船体の修正)

軽巡洋艦龍田改二の建造(船体の修正)露天風呂に入る旧ザク隊長を完成させ、息つく暇もなく次の制作に取り掛かります。
今回のキットは天龍型軽巡洋艦。
史実の天龍型は1番艦・天龍と2番艦・龍田の2隻が建造されました。
どちらで作るか考えましたが、天龍はネームシップであることや第一次ソロモン海戦に参加したことなどから、写真も多く比較的活躍したイメージであるのに対し、龍田は写真も少なく派手な活躍場面もほとんどありません。
マイナー指向で判官贔屓のザクとは違うとしては、やはり龍田に陽の光を浴びさせてやりたいと思ってしまいます。

ということで、龍田建造に決定!

旧海軍艦船というと未だに根強い人気を誇るブラゲー「艦これ」がありますが、そのゲームの中での龍田は「死にたい人はどこかしらぁ?」に代表されるちょっと怖いキャラ付けがされています。
天龍龍田は太平洋戦争に参戦した軽巡では最古参となりますが、ゲーム中では二度の改装を経ると対空火力と対潜能力が飛躍的に向上するので、第一線でも十分活躍できるようになります。
今回はその状態を立体化しましょう。

実際、天龍型は史実においても防空巡洋艦改造案が検討されました。
それがこちら↓

画像上の「巡洋艦物語」掲載イラストではAB2案が検討されたとあり、B案では艦橋や前後マストの位置を変えるという大幅な改造となっています。
また米軍資料と思われるものでは3本煙突から1本の集合煙突となっています。主砲は12.7cm高角砲と思われます。

「巡洋艦物語」では天龍型を改造しても速力や航続力の関係から艦隊随伴はできず沿岸防御程度となるので、コスパが悪いという趣旨の検討結果だったと記されていますが、今回は日本海軍が第一次世界大戦でのUボートによる通商破壊の戦訓と航空機の能力向上に着目し、南方資源輸送船団の旗艦に改造されたと設定します。

主砲は重量軽減のため長8cm連装高角砲3基6門、対空兵装として25mm3連装機銃6基、25mm単装機銃10基、対潜兵装は三式爆雷投射機(K砲)20基、爆雷投下軌条1本を装備。この他、電探、逆探、ソナー、94式高射装置を増設し、さらに主機は石炭混焼缶を重油専焼缶に交換するとともにシフト配置とし、2本煙突(2軸スクリュー)に変更します。

今回の製作では、尊敬するモデラーの一人・春園燕雀さん天龍型製作記事を全面的に参考にします。

同氏の記事によれば、東京大学の平賀譲デジタルアーカイブで天龍型の所要部断面図などが入手でき、それを点つなぎの要領でラインを繋いでいけば、船体の外周ラインが出せるとのこと。

早速その方法を試したのが画像上。
さらに軍艦メカ図鑑・日本の駆逐艦に載っていた秋月型駆逐艦の正面線図から割り出したラインが画像下です。
いずれも以前に作った駆逐艦竹のライン構成によく似ていることが分かりました。

さらに同様の作業をフレームNoごとに行い、船体の外周ラインを出していきます。それを平面図に落とし込んで印刷し、切り取った型紙を艦底パーツに貼り付けてみました。

これは相当削り込む必要がありそうです…。

キットの舳先の平面形は割と鋭角的なラインを構成していますが、戦争末期に建造された橘型駆逐艦以外は、緩いカーブを描いた形状が一般的です。
よってキットの舳先を切り取り5mmプラ棒に付け替えて整形します。

また図面から割り出したラインをキットの底(喫水線部)にケガき、これを目標に両舷を削り込みます。


画像左側の上下が艦首フレアの整形状況です。施工前後を比べると、甲板の影の付き方が異なることが見て取れると思います。
画像右側では艦尾の削り込み状態を示します。
最大で1mm程度削り、図面通りのラインがバッチリ出せたので自己満足度は高いですが、施工前後を見比べてもその違いが分かりづらいかもしれません。
ま、このあたりはあくまでも自己満足ということでw

この後は大きく削り込んだ艦首フレア部に溶きパテを塗っては削るという地味な作業が待っています。
めんどくさいですが、ここで頑張ればきっと美しい船体が出来上がるはず!
そう思って作業を続けます…。
Posted at 2021/04/05 22:02:52 | コメント(2) | 艦船模型 | 趣味
2021年02月25日 イイね!

ジオラマ「平和への道程」

ジオラマ「平和への道程」昨年11月から製作を開始して以来、約4ヶ月。
漸くの完成です。
今回のジオラマの場面はこちら←を再現します。

舞台は江田島小用港。
呉周辺に疎開係留された戦艦榛名は樹木や迷彩で偽装するも、1945年7月28日、大量の米軍機に蹂躙されます。
その際に米軍機が撮影したのが冒頭の写真。
それでは作品をご覧ください。





榛名はエフトイズの1/2000キットですが、船体と主砲以外は全てスクラッチです。
戦後を中心に残された写真や、図面・各種資料を丹念に調べて作りましたが、こんなに小さなスケールでもここまで作り込めるのかという感想を持ちました。
「意外とできるじゃん、オレ」みたいなw
また製作に先立つ考証ではどの資料にも見られない3番主砲両脇の機銃座を発見したり、1番煙突周囲の小煙突位置を新たに推定したり、第2煙突から後部艦橋にかけての機銃配置を解明したりできたので、これらは今回の成果だと思っています。
艦の各所には偽装用の樹木を配置しました。当時米軍飛行機乗りからは「木が枯れてきたので、取り替えてはどうですか」などと書かれたビラを撒かれたとの逸話もあるので、一部を茶色に着色しています。
また艦橋トップの防空指揮所からはたくさんのロープ(?)が垂らされていたので、極細伸ばしランナーで再現しました。

陸地部分も複数の写真から地形や建物の位置を特定または推定し、極力その通りに作りました。


小船舶用船台周辺には資材を置き、街並みには電柱や空襲警報用スピーカー塔を立ててみました。井戸や防火水槽、物干し台&竿なども作りたいと思いましたが、さすがにこのスケールでは…^_^;
完璧には程遠いですし当時を知る人が見れば叱られそうなレベルですが、場の雰囲気は伝わるかなと思います。

ベース後半部には透明板で空を表現し、弾幕をエアブラシで描くとともに、墜落中のB24(1/2000スクラッチ)も配置しました。


榛名は空襲時、主砲で2機のB24を撃墜したとされるので、その1機です。

2本の水柱は1秒間隔で交互に点滅します。↓でご確認ください。


艦尾側の水柱は芯になる部分の綿にスミ入れ塗料で着色し、その上から薄く綿を重ねたもので、なかなかいい雰囲気になったかなと満足しています。
また、ベース壁面の透明プラ板は裏面から塗装してあるので、見た目「海」感が出ていて気に入ってます。海面も石粉粘土の上に木工ボンドを塗るだけの簡単おチープ製作ですが、「ぽく」はなったかなと(^^)

作品タイトル「平和への道程」は、(決して戦争指導者たちのためではなく)家族や友のために文字通り必死に戦う戦士たちと、同じ意識を共有しながら彼らを支える町の人々の血のにじむような努力が、戦後の江田島、呉、そして日本の平和へ繋がっていったという思いを込めて付けたものです。

改めて作品を眺めると相変わらず「1.5流の考証を行い、3流の工作で終わる」という作風だと感じますが、小さな小さなキットで非常に密度濃く楽しめたのは大きな収穫でした。
満足度の高い作品がまた一つ、我が家の棚に並びました。
Posted at 2021/02/26 21:19:18 | コメント(4) | 艦船模型 | 趣味

プロフィール

「重巡鳥海の製作(煙突の工作その1) http://cvw.jp/b/488285/48625038/
何シテル?   08/29 07:11
模型工作とキャンプが大好きなヘタレをやぢです。 私がフォローする方には2種類あります。 一つは「以前からのみん友さん」 もう一つは「ちょっと興味を持っ...
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