2017年04月01日
昨日は3月31日。
28年度の最終日でした。
私の職場でも人事異動があり、3名が他の職場に移っていくことになりました。
昨日は終業時間近くに夕礼があり、その人たちから挨拶がありました。
こうした儀式は今までの職場でも見られた光景ですが、今回は様子が違いました。
3名のうち2名が挨拶の途中で声を詰まらせ、言葉が続けられなくなったのです。
確かにそのうちの1名はこの職場に長くいたので、いろいろな想いが去来したのだろうと思います。
もう1名は職場で中心的に動いていた人ですが、高い志を半ばにして去らなければならない無念さが強く伝わってきました。
そうした言葉を聴いている人たちからもすすり泣きが…。
こんなに切ない3月31日は今まで経験がありません。
一緒にやってきた仲間との別れは確かに寂しい。
しかし組織の中で人が入れ替わるのは当たり前のこと。
今まではそう割り切ってきましたし、だからこそ過度の感傷に浸ることもありませんでした。
ましてや大の大人(いずれも男性)が人前で涙を隠しきれず、言葉を続けることすらできなくなるような状況など、見たことも聞いたこともありません。
でも今の職場はそれが特に不自然と思えないほど、素晴らしいチームワークが形成されていたのだと思います。
日々の仕事はかなり大変で、質も求められますし、量も多いです。
最近は家に帰ると午前0時を回っていることもざらです。
しかし私が職場を離れる時にも、まだ何人もの人が残っていたりします。
そんな苛酷な環境であってもなお、「この職場を去るのが辛い」と思える。
ある意味、「天国に一番近い職場」なのかもしれません。
そして今日は4月1日。
29年度の始まりです。
また過酷な日々が待っています。
そして新しい出会いも待っています。
行く人にも来る人にも、全ての人に幸多かれ。
Posted at 2017/04/01 23:22:34 | |
仕事 | 日記