2019年02月17日
私は普段、あまりテレビを見ません。
というのも、自由時間があると模型工作に勤しむ日々。それくらいしないと罪滅ぼしができないからです(爆)
そんな中で先日たまたま見た番組がNHK「ドキュメント72時間」。
どこか一箇所を舞台にして、72時間の間にそこに集まる人々に取材を続けるという番組です。
その日の舞台は神戸市三宮。
そして時間は1月17日の前後72時間。
三宮駅前には通称「パイ山」と言われるオブジェがあり、そこは待ち合わせの名所になっています。
そこには世代、性別、国籍を問わず様々な人が集まります。
私が注目したのは20代の若者。
彼らは小学校に上がるか上がらないかであの震災を経験しています。
そのうち一人はいかにもチャラ男。
失礼ながら、とてもまともな仕事をしているとは思われない風情でした。
しかし。
彼は語ります。
俺の両親はすごく仲が悪かった。
でも震災で俺が下敷きになって死にそうだった時、両親は一致団結して俺を助けてくれた。
俺の命は拾った命だ。
だから絶対に無駄にはしない。
そんな趣旨のことを語っていました。
先日来、私は空母天城を題材にジオラマを作っています。
知っての通り、天城は先の戦争で使われた兵器。
そして知っての通り、日本はその戦争で敗北しました。
大震災に見舞われた神戸も、戦争に負けた日本も、その後ものすごいパワーで復旧復興しています。
そして東北も熊本もその他大災害に遭った地域も。
戦争はよくないことです。あってはならないことです。
大災害も起こってはほしくないことです。
でもそうした生死の境をさまようような、人生のどん底を味わうような大事件を経験すると、人はここまで強くなれるのかと。
番組に出てきた彼の真剣な眼差しで語る姿を見て、私は彼の芯の強さのようなものを感じました。
戦争を経験した人はどんどん少なくなっていますが、私はその方々から「強さ」をずっと感じ続けてきました。
なぜここまで強いのか。
なぜここまで辛抱できるのか。
そしてなぜここまで人を思い遣れるのか。
その答えは…。
そして自分は…。
なんだか中途半端なブログになってしまいました。
Posted at 2019/02/17 21:01:19 | |
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