例年、11月の第2土日は、名古屋港ガーデン埠頭で「フレンドリーポート」というイベントが開催されます。
このイベントでは様々な企画が催されますが、目玉のひとつに練習帆船の寄港があります。
今年は海王丸。
12日(土)にはセイルドリルが、13日(日)には船内の一般公開が行なわれました。
実は私、以前に海王丸の船内見学を蒲郡港で経験済みです。
なので今回はセイルドリル狙い。
全部で36枚もある大きな帆をどのようにしてどんな作業で張っていくのか楽しみです♪
そして現場。
海王丸には4本のマストがあります。
前からフォアマスト、メインマスト、ミズンマスト、ジガーマストの順です。
まずは前から3本について、下から2番目の帆を降ろします。
作業を始めるごとに船尾から指示が飛び、マストごとに順にそれを復唱して、作業が始められます。
そして各マストに実習生が登って並び、帆を縛ってある紐をほどき、少しずつ降ろしていきます。
これを下から順に繰り返します。
実習生には何名か女性も含まれていましたが、全員素足で作業を行なっていました。
途中、下から3番目のヤード(横桁)を少し上に上げる作業を挟みますが、これが実は人力。
ヤードから滑車を通してロープが甲板まで下がり、それを乗組員数十人で「わっしょい!わっしょい!」の掛け声とともに引き上げるのです。
この作業はマスト1本につき2回ありますが、ヤードは1本あたり約1トンくらいあるそうなので、ものすごい重さを引き上げることになります。
こうして少しずつ帆が張られていきます。
全ての展帆作業にかかったのは約1時間。
その30分後には再び畳む作業を行ないます。

この際も広げる作業と同じように、実習生は大きな声を出しながら作業を進めます。

当然ながら高所作業となるので、安全帯はしっかりとつけて作業していました。
そして再び帆のしまわれた状態に。
実は今日は、これだけに終わりません。
日が沈むと電飾とライトアップが行われることになっているのです。
こちらがその画像↓
この日は晴天に恵まれ、風もほとんどなく、夜にはほぼ満月を臨むこともでき、絶好の帆船日和でした。
実は来年のフレンドリーポートは日本丸と海王丸が2隻同時に名古屋へ寄港するという噂も…。
来年も来なきゃ!!!
Posted at 2016/11/13 23:29:32 | |
もろもろ | 日記